【インド】狂犬病が怖い!ノラ犬と牛がさまようバンガロールを走ってきた
2016年11月、出張でインドのバンガロールを訪れました。ブリゲードゲートウェイ(Brigade Gateway)という、富裕層・外国人向けのゲーテッドコミュニティ内に滞在したのですが、リアルなインドの様子が知りたくて柵の外をランニングしてきました。

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目次と内容
ブリゲードゲートウェイ
バンガロール(Bangalore)は、インド南部にある大都市。ハイテク産業の中心地であり、海外からのビジネスパーソンが多く訪れる街でもあります。
今回滞在したブリゲード ゲートウェイ(Brigade Gateway)はバンガロール北西部に位置し、高い柵で囲まれた敷地内には多国籍企業が入るオフィスビルや外資系ホテル、高級マンションやショッピングモールがあります。
ブリゲード ゲートウェイは高い塀に囲まれ、セキュリティがしっかりしているので、外国人観光客やビジネスパーソンでも安心して過ごすことができます。日本の江戸時代でいえば、長崎に来た外国人が滞在する「出島」のようなところでしょうか。

こちらは世界貿易センタービル(Word Trade Centre)。日系企業や多国籍企業が数多く入居しています。セキュリティチェックが厳しく、入館するたびに手荷物検査が必要です。

世界貿易センタービルの隣には大型のショッピングモールがあり、マクドナルドやZARAなど、外国資本のチェーンがテナントとして入っています。こちらも入場の際には手荷物検査があります。

敷地内には富裕層向けの高級マンションもありました。
前回訪れた時は、敷地内のホテルとオフィスビルを行き来しただけでした。今回はせっかくなので敷地の外を散策してみます。
聖なる牛がいる公園
ブリゲード ゲートウェイから徒歩5分のところにナダプレイブー・ケンペゴウダ・スタジアム(Nadaprabhu Kempegowda Stadium)と呼ばれる公園があります。園内には陸上競技場があり、ほとんどの人がウォーキングを楽しんでいました。
走っているだけでも珍しいのに、しかもアジア人は自分ひとりだけ。たぶん珍しいのでしょう。ジロジロ見られました。

公園の入口には牛が二頭いました。日本の感覚では衛生的にどうなんだろうと思いますが、インドでは聖なる生き物として崇められています。これぞ、自分がイメージする「ザ・インド」ですね。
ガンジーが見守る公園

ナダプレイブー・ケンペゴウダ・スタジアムの近くのミルク・コロニー・パーク(Milk Colony Park)と呼ばれる公園には、1周300mの遊歩道が整備されています。こちらも早朝から大勢の人が散歩していました。

公園の一角には、ヨガで瞑想に耽る人たちがいます。

公園の隅に、インド独立の父、マハトマ・ガンジーの金の銅像を発見。散歩している人の中には、前を通る旅に、ガンジーの銅像にお辞儀をする人もいました。

公園といえども、園内は高い柵で囲まれており、入口には警備員が入場者をチェックしています。
ノラ犬と狂犬病に注意

ブリゲードゲートウェイや公園の中は安心して走れますが、柵の外に出る時は注意が必要です。こちらの歩道では大規模な工事が行われていましたが、日本とは違って立入禁止の柵はなく、警備員もいません。転落して怪我でもしたらすべて自己責任です。

工事現場を通り抜けると、広い空き地に出ました。辺り一面ゴミだらけ。手に見える世界貿易センターと高級マンションとのコントラストが何とも言えないですね……。

ノラ犬もいました。後で調べたら、狂犬病のリスクもあるので絶対に近いてはいけません。しかし柵の外で見かけた犬はどれもオドオドしていて、こちらが近づくと逃げていきました。

ブリゲード ゲートウェイ周辺の住宅街は比較的きれいに整備されていました。

こちらは住宅街の一角で野菜を売るおじさん。昔ながらの方法で量り売りをしており、ジャガイモや玉ねぎなど、見当のつく野菜が半分くらい。残りの半分は見たことがない品種でしたよく。じっと見ていたらおじさんに「どれが欲しいんだ?」と聞かれました。

住宅街でもノラ犬を多く見かけました。家の前に座り込んでいるので、首輪をつけていなくても飼い犬なのかもしれないですね。

こちらは子連れの犬。
ランニングコースまとめ
というわけで今回は、ブリゲードゲートウェイというゲーテッドコミュニティの外をランニングしてきました。といっても、狂犬病が怖いので3kmぐらいしか走っていませんが。