【ソニー WF-1000XM5 レビュー】ランニングでは使えない
ソニーのワイヤレスイヤフォンのフラグシップモデル「WF-1000XM5」が発売されたので購入しました。価格は41,800円。世界最高峰のノイズキャンセリングと行動を検出する機能がウリですが、実際には世界最高峰とは言い難く、ランニングでも風切り音が気になるので、その辺りも含めて詳しくレビューしていきます。
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Sony WF-1000XM5
この記事の目次
- 【結論】ランニングでは使えない
- 6マイク搭載・最大8時間再生
- Web会議の通話が秀逸
- ノイズキャンセリングも優秀
- でもiPhoneだとハイレゾ音質を生かせない
- 「行動を検出」する機能はイマイチ
- ランニングで使うならShokz
【結論】ランニングでは使えない
「WF-1000XM5」は、移動時のノイズキャンセリング、Web会議の通話、音楽鑑賞をバランスよくこなしたい人におすすめのイヤフォン。「WF-1000XM」シリーズはソニーの完全ワイヤレスイヤフォンの中でも最上位に位置付けられており、性能も価格も最高峰です。
IPX4相当の防滴仕様で、行動を検出して最適なモードに切り替えてくれる機能も備わり、ランニングでの使用を期待していましたが、実際には使い物になりませんでした。
6マイク搭載・最大8時間再生
「WF-1000XM5」のスペックは次のとおり。
- 発売:2023年9月
- 定価:41,800円
- タイプ:完全ワイヤレスイヤフォン
- ノイズキャンセリング:世界最高峰レベル
- マイク:片耳3つ・計6つ(骨伝導センサー併用)
- 連続再生:最大8時間(NC使用時)
- コーデック:LDAC対応(ハイレゾ相当)、DSEE Extreme
- 充電:USB-C・ワイヤレス(Qi)、クイック充電(3分で60分再生)
- 接続:2台同時マルチポイント
- 防滴:IPX4相当
- 重量:イヤフォン片方5.9g、充電ケース39g
パッケージにはプラスチック不使用のリサイクル紙を採用。同梱物はイヤフォン本体、充電ケース、イヤーピース(4サイズ)、USB-Cケーブル、取扱説明書です。イヤフォンは充電済みで、開封してそのまま使えました。
充電ケースは非常にコンパクトで、重さは39g(公式値)。給電は有線(USB-C)と無線(Qi)の両方に対応します。3分の充電で60分再生できるクイック充電にも対応しており、使おうと思ったときに電池がなくても安心です。
イヤフォン本体の重さは5.9g(公式値)。トップはマット加工で高級感があり、側面は指紋が付きやすいプラスチック感が強めです。片耳3つずつ、計6つのノイズキャンセリングマイクを搭載しています。
Web会議の通話が秀逸
「WF-1000XM5」の最大の魅力は、Web会議での通話のクリアさです。私はワイヤレスイヤフォンを選ぶ際、音を聞くだけでなく音を拾う機能も重視しています。「WF-1000XM5」は高精度のボイスピックアップテクノロジーを搭載し、雑音を除去したクリアな声を抽出。さらに骨伝導センサーが頭蓋骨の振動で伝わる声も捉えてくれます。
実際にWeb会議で使ったところ、社員同士が話している大部屋でも相手の声が聞き取りやすく、自分の声もクリアに伝わっているとのこと。このあたりのチューニングは見事です。
ノイズキャンセリングも優秀
また、「WF-1000XM5」は、ノイズキャンセリングも優秀です。公式サイトでは「世界最高のノイキャン」とうたっており、さすがにそれは言い過ぎかと思いますが、実際に通勤電車や新幹線で使うとノイズ除去の性能は非常に優秀。ただし、静粛性の高さでは「AirPods Pro 2」に若干劣ると感じました。それでも十分に合格点で、移動中のリスニングを快適にしてくれます。
でもiPhoneだとハイレゾ音質を生かせない
一方で「WF-1000XM5」は、iPhoneだとハイレゾ音質を生かせないという欠点もあります。「WF-1000XM5」は完全ワイヤレスでLDACコーデックに対応し、有線でなくてもハイレゾ音源(最大転送速度990kbps)が楽しめます。さらにハイレゾ音源でなくても「DSEE Extreme」でハイレゾ相当にアップスケールできます。ところが、iPhoneはハイレゾ音源のワイヤレス再生に未対応のため、iPhoneユーザーだとこのポテンシャルを生かしきれません。
「行動を検出」する機能はイマイチ
「WF-1000XM5」の面白い機能に「アダプティブサウンドコントロール」があります。止まっている・歩いている・走っている・乗り物に乗っている、といった行動を自動で検出し、適切な設定に切り替えてくれるというもの。モードごとにノイズキャンセリングや外音取り込みをカスタマイズでき、たとえば止まっている時はノイキャン、走っている時は外音取り込み、といった設定も可能です(いずれも専用アプリとの連携が必要)。
ただし実際に使うと切り替えがスムーズではなく、「走っている時」に外音取り込みを有効にしても風切り音がザザーッと入って気になります。結局、私はこの機能を無効にして使っています。
ランニングで使うならShokz
「WF-1000XM5」には、装着したまま外部の音を取り込める外音取り込み機能があり、オンにすればランニング中も車や自転車の音に気づけます。防滴性能もIPX4相当で、普通にランニングで使う分には問題ありません。それでも、やはり風切り音が気になり、長時間のランニングには耐えられないというのが正直なところです。
ランニングで音楽を聴くなら、風切り音の影響を受けない骨伝導ヘッドフォンが最強です。中でもShokz(ショックス)は装着感も音質も優れており、マラソン大会でレース中に音楽を聴いているランナーのほとんどはショックスを使っています。
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