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【ランニングで捻挫】1週間後のフルマラソンは走れる?
本命レースを1週間後に控えたジョギングで、右の足首をグキっと捻挫してしまいました…。
安全祈願の直後に捻挫
「さいたま国際マラソン2018」のちょうど1週間前、レースの安全祈願を兼ねて埼玉県有数のパワースポットとして知られる大宮氷川神社へ走りに出かけました。
大宮氷川神社で #さいたま国際マラソン の安全「完走」祈願。ケガせず楽しんで走れますように🙏 pic.twitter.com/cL2DXwyvYq
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年12月2日
神社でお参りを済ませて参道を走り始めた矢先に、突然「ビリッ」という鈍い音が…。着地の際に右足が内転し、華麗に捻挫していまいました。転倒は免れたものの、右の足首に激痛が走りました。すぐにランニングを中断して、最寄りの大宮駅まで歩き、電車で帰宅しました。
マラソンの安全祈願の帰り道に捻挫したなんて、ギャグでしかないですよね。
歩くだけで激痛…
帰宅後はシャワーだけ浴びてお風呂には浸からず、患部に湿布を貼ってひと晩様子を見ることにしました。後日、こういう時は湿布を貼る前にアイシングをすべきだったと、接骨院の先生が後日教えてくれました。
翌朝、ベッドから起き上がった瞬間に右足首に激痛が走りました。真っ先に思い浮かんだのは「来週末のレースは無理だな」ということ。とりあえず痛みを堪えて職場へ向かいましたが、捻挫した足で片道1時間の通勤は拷問でした。特に駅の階段の上り下りが。
ちょうどこの日は来客の予定があり、フォーマルシューズを履いていきましたが、捻挫した時はリラックスできるシューズを履くべきだと、これも接骨院の先生が後日教えてくれました。
捻挫による前距腓靭帯の損傷
その日は仕事を少し早めに切り上げて、自宅近所の接骨院で受診しました。結果は、捻挫による前距腓靭帯の損傷。この時点で痛みはずいぶん和らいでおり、損傷も「軽度」と診断されました。
早速、一番気になる質問を直球で投げてみました。「1週間後にレースがあるんですが、さすがに無理ですよね?」すると意外な答えが返ってきました。「あなたはどうしたいの?走りたいの?順調に治れば、走れると思いますよ」と。
ただしレースまでの運動は控えて、1週間後にぶっつけ本番。レースはテーピングで足を固定して挑むことになるそうです。意外な回答に逆に不安になりましたが、とりあえず出来ることは全てやろうと決意しました。
電気治療器と超音波治療でリハビリ
ここからはリハビリの様子を紹介します。
捻挫から2日目
診察の後は電気治療器で電流を流して炎症を抑えます。パッドの上からアイシングをしてバンドで固定。10分経つと右足首の腫れが治りました。それから患部に超音波治療器を当て、3分間じっと待ちます。
最後にテーピングと包帯で右足を90度の角度に固定します。
その他、以下の点に注意するように言われました。
- シャワーで包帯が濡れたらドライヤーで乾かす
- 毎朝、包帯を巻き直す
- 足が常に固定しておく
- 痛みを感じたら歩幅を狭くする
- リラックスできるシューズを履く(革靴はNG)
捻挫から3日目
朝5時半に目が覚め、6時起床。起き上がっても痛みは感じず、とても良い感じでした。革靴はNGなので、安定感のあるトレランシューズを履いて職場へ。前日は辛かった駅階段の上り下りも難なく乗り越えられました。
帰宅後、包帯をスーパーのビニール袋で密閉して、右足を外に出しながらお風呂に浸かりました。シャワーの時は座りながら右足を上に置き、水で濡れないように注意します。
捻挫から4日目
朝6時半起床。ベッドから起き上がり、最初の一歩を踏み出しても痛みは感じません。昨日同様にトレランシューズを履いて職場へ。仕事が終わってから2日ぶりに接骨院を訪れました。経過は「順調」とのこと。患部の周りが黄ばんでいるのは内出血が起きている証拠で、順調に回復しているサインらしいです。
この日から包帯を外してお風呂に入ります。その際に、お湯で温めて冷水で冷やす「温冷交代浴」を5回繰り返すようにアドバイスいただきました。お風呂に入った後は、ドライヤーでテーピングを乾かす。
そして棉のパッドを当てて、包帯でグルグル巻いていく。足の角度がちょうど90度になるように。
なんとか完成。自分でやると、なんかちょっと頼りないですね。
捻挫から5日目
階段を上り下りしたり、信号で小走りしたり、足首をグルグル動かしたりしても痛みを感じません。捻挫した直後は「週末のフルマラソンは無理だろうな…」という気持ちが強かったですが、4日目にして「もしかしたら走れるかも」と希望が湧いてきました。
捻挫から6日目
朝の通勤途中に、ちょっとだけ小走りしてみましたが、痛みは感じませんでした。仕事が終わってから接骨院へ。まずは超音波温浴療法→超音波治療→電気治療を受けます。
次に、右足首の状態を診てもらいます。初診の時に比べると、腫れがずいぶん引いているとのこと。それから、直立→つま先立ち→屈伸運動→ジャンプ→ケンケンと、右足首を使ったいろんな動作を試して、痛みがないかをチェック。どれも痛みは感じません
先生の見立てでは、週末のフルマラソンは走れるだろうとのこと。明日、また来院してレース用のテーピングをしてもらうことにしました。包帯はもう外して良いとのことなので、お風呂に浸かった後は、包帯は巻かずに、テーピングのままで過ごしました。
1週間後にフルマラソンは走れる?
捻挫をしてから7日目。調子はあいかわらず良好。「さいたま国際マラソン」の前日の親子ファンランに娘と参加しました。1.5kmなので復帰ランで様子を見るのにちょうど良い距離した。
#さいたま国際マラソン のファンランの部「親子ラン」に参加🏃
昨年よりも30秒遅いタイムだけど、「苦しまずに走れた!」と達成感に満ちあふれた娘✴️ 僕は右足首捻挫してから7日目の復帰ラン。痛みは感じず無事完走しました🙏 pic.twitter.com/ClmW5N6ymk — とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年12月8日
そして午後は接骨院へ。超音波温浴療法→超音波治療→電気治療を行った後、皮下と筋膜を「はがす」ためにの吸引治療を行ないます。皮膚の上から吸引し、内出血で癒着してしまった皮下と筋膜を「はがす」ことで、足首の動きを良くなるそうです。最後に、明日のレースに向けてテーピングをしてもらいました。
あとはレースに参加するかどうかは自分次第です!
あえて「DNS」した理由
レース当日は朝5時起床。もう一度、今日のフルマラソンを「走るべき理由」と「やめるべき理由」を並べて、最終的な判断を下します。結論は、DNS(Do Not Start)。スタートラインに立たず、参加を取りやめました。
この状態であればフルマラソンはなんとか走り切れたと思います。接骨院の先生も「途中で痛くなるかもしれないけど大丈夫でしょう」と言ってくれました。
しかし治療が長期化すると今後のレースにも影響が出ます。年末には2泊3日の旅ランの予定がありますし、翌月は「勝田全国マラソン2019」に参加します。というわけで今回は走りたい気持ちをグッと堪えて、応援役に徹することにしました。
その後「勝田全国マラソン2019」は無事に完走し、自己ベストを2分半も更新することができました。あの時のDNSの判断は正しかったと確認しました。
#勝田全国マラソン をネットタイム3時間5分0秒で完走🏃PBを約2分半更新🎉やったー!
— tomo. (@tomorunblog) January 27, 2019
30kmまではPBペースの4'25をキープ。ラスト10kmでペースアップを試みるも、アップダウンと強風がキツかった…。ラスト2kmは気合いでフィニッシュ
本日走られたみなさん、お疲れ様でした! pic.twitter.com/th2Ar1MYWs
自宅で電気治療にハマる
その後、1ヶ月ほど通院して無事に完治することができました。余談ですが、リハビリ中に体験した電気治療が良くて、自宅でも出来るようにオムロンの低周波治療器を購入しました。15分ほど治療すると血流が良くなり、むくみや腫れがスッキリします(※あくまでも個人的な感想です)。
ひと昔の有線の低周波治療器と違い、無線で使えるので、治療中も動き回ることができます。運動で身体を酷使している方や、身体の疲れや痛みがなかなか取れない方は、自宅に導入してみてはいかがでしょう。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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