フルマラソン1週間前に脱臼した。。【肩関節脱臼】
フルマラソンの1週間前にスキーで転倒し、左肩を脱臼してしまいました。出走予定だった、びわ湖マラソンはさすがにDNS(Do Not Start)となりましたが、6週間後のボストンマラソンは万全の状態で走りたい。果たしてリハビリは間に合うのでしょうか?
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目次と内容
スキー滑走中に肩を脱臼
2023年の冬、軽井沢でスキーを楽しんでいる最中に、バランスを崩して転倒してしまいました。起き上がると、左腕に力が入らずダランとなり「あ、これは脱臼したな。。」と直感で分かりました。スキー場のスタッフの方が応急処置をしてくださり、ダンボールを脇腹に挟んで三角巾で左腕を固定します。
整形外科で整復してもらう
すぐに最寄りの整形外科で受診して、まずは左肩のレントゲン写真を撮りました。素人が見ても腕の骨が完全に外れているのが分かります。骨折していなかったのが、不幸中の幸いでした。
次に関節を「整復」します。ベッドにうつ伏せになり、腕に重しをつけて揺らします。そして先生がタイミングを見計らって関節を元の位置に戻します。力技になるのかと思いきや、驚くほど簡単で痛みもまったくありません。整復後に再度レントゲン写真を撮ると、元に戻っていました。
念のため精密検査を受ける
翌日、早速紹介状を持って近所の整形外科を受診しました。レントゲン写真を詳しく見てみると、脱臼した時に関節の骨の一部が陥没しており、反復性肩関節脱臼の恐れがあるとのこと。肩関節の状態を詳しく見るために、CT検査とMRI検査を勧められました。
CT検査
精密検査は2回に分けて行いました。初日はCT検査。
MRI検査
2日目はMRI検査。CT検査よりも大きな機械の中に入り、30分ほど大きな音に耐えながらひたすら待ちます。
3週間のリハビリ期間
精密検査の結果、状態はそこまで悪くないらしく、3週間かけてリハビリすれば普通の生活に戻れるとのこと。
リハビリ期間中は、就寝中も含めて腕を固定して肩関節が動かないようにします。最初は三角巾を使っていましたが、布が首に食い込んで痛くなってきたので、専用のアームスリングをAmazonで購入しました。
それから週に2回通院して電気治療を行います。患部に電気を通してピクピクするやつです。以前、足首を捻挫した時にも電気治療をやりましたが、痛みが和らぎ、治りが早くなる効果があるようです。
体力維持のため100km歩く
実は肩を脱臼した1週間後に「びわ湖マラソン2023」を走る予定でした。リハビリ期間中のランニングは止められていたので、やむなくDNS(Do Not Start)を決めました。
リハビリが予定どおり終われば、6週間後の「ボストンマラソン2023」は走れるはず。でも3週間も走らなかったら、体力が激落してしまうのではと思い、3週間で100km歩く目標を掲げて、毎日5〜6kmウォーキングすることにしました。
今週は35km歩きました。3週間で100km歩く目標も無事達成。明日からランニングを再開します! pic.twitter.com/xRwEFJJVkd
— tomo. (@tomorunblog) March 26, 2023
普段は走ってばかりいるので、歩くのがこんなにも大変だとは知りませんでした。ランニングでもスロージョグ(6:00〜7:00/km)はジョグよりも大変なんですが、ウォーキングはスロージョグよりもはるかに大変でした。
6週間後のボストンマラソン
治療の方も順調に進み、脱臼してからちょうど3週間でリハビリを終了しました。
- 2023年3月4日:脱臼→整形外科受診→整復
- 2023年3月5日:整形外科受診
- 2023年3月25日:リハビリ終了
そして6週間後にはアメリカに渡航して「ボストンマラソン2023」を無事に完走しました。本調子ではありませんでしたが、アップダウンが過酷なコースを3時間1分台で走り切ることができました。リハビリ期間中に100km歩いていなかったら、あと10分ぐらい遅いタイムだったと思います。
ボストンマラソンを3時間1分42秒で完走しました!田舎町Hopkintonから大都市Bostonまでの移り行く景色、絶え間ない声援とホスピタリティ、どれも最高の体験でした。「心臓破りの坂」は難なく乗り越えられたものの、前半戦の下り坂で消耗してしまい苦しい後半戦となりました。Thank you, Boston! pic.twitter.com/UwPWW4SBlA
— tomo. (@tomorunblog) April 17, 2023
自宅でも電気治療ができる
リハビリ中に体験した電気治療は、患部の血行を良くして痛みを和らげ、治りが早くなる効果があるそうです。疲労回復にも効果が期待でき、私は自宅で家庭用の低周波治療器を使って、ランニングで疲れた脚をケアしています。
オムロンの無線のコードレスタイプ(写真右)とオーソドックスな有線タイプ(写真左)を持っていますが、コードレスタイプは本体とパッドが一体化しているので、治療中でも身動きがとりやすいのがメリット。一方で、使う度にBluetooth接続する手間が面倒ですね。有線タイプの方は、本体とパッドを結ぶケーブルが煩わしいのですが、ボタン一押しで治療を始められるのが良いですね。
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オムロン コードレス低周波治療器 HV-F602
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