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【肩関節脱臼】全治3週間。6週間後にボストンマラソンを無事完走

【肩関節脱臼】全治3週間。6週間後にボストンマラソンを無事完走

スキー滑走中に転倒して肩関節を脱臼してしまいました。幸いすぐに近くの整形外科で整復してもらいましたが、全治するまでランニングはお預け。その間、体力が落ちないように3週間で100km歩きました。同じような経験をした方のために、リハビリの様子をまとめておきます。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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目次と内容

スキー滑走中に肩関節を脱臼

2023年の冬、軽井沢でスキーを楽しんでいる最中にバランスを崩して転倒してしまいました。起き上がると、左腕に力が入りません。「あ、これは脱臼したな」と直感で分かりました。脱臼の経験はないんですけどね。

スキー場のスタッフの方が応急処置をしてくださり、すぐに近くの病院を紹介してもらいました。スキー場から整形外科までタクシーで15分ほど。たまたま土曜日だったので受診できましたが、日曜日だったら…と思うと恐ろしいです。

移動中は左腕が動かないよう、ダンボールを脇腹に挟み、三角巾で腕を固定します。何とも言えない、情けない姿ですね…。

整形外科で無事に整復

問診の後、左肩のレントゲン写真を撮りました。素人が見ても、腕の骨が完全に外れています。骨折していなかったのが不幸中の幸いでした。

その後、関節を元に戻して整復します。方法は以下のとおり。

  • ベッドにうつ伏せになって左腕を垂らす
  • 腕に重しをつけて、優しく揺らす
  • タイミングを見計らって関節を戻す

力技で元に戻すのかと思いきや、驚くほど簡単にスッと元に戻りました。痛みもまったくありませんでした。整復後に再度レントゲン写真を撮ると、元に戻っていました。医療って本当に素晴らしいですね。

脱臼は再発が怖い…

しかし、元に戻ったので大丈夫という訳にはいかないようです。脱臼をした際に肩の筋肉が損傷しているため、リハビリが必要になります。全治するまで3〜4週間はかかります。

また、関節の骨の一部が陥没しており「反復性肩関節脱臼の恐れがある」とのこと。脱臼は一度経験するとクセになり、また脱臼しやすくなるそうです。

近所の整形外科へ紹介状を書いてもらい、必要があれば精密検査を受けることになりました。

念のため精密検査を受ける

翌日、早速紹介状を持って近所の整形外科で受信しました。そちらの先生も同じ意見で、肩関節の状態を詳しく見るためにCT検査とMRI検査を勧められました。想像していたより大ごとになりビビりましたが、再発は怖いので精密検査を受けることにしました。

CT検査

精密検査は2回に分けて行います。初日はCT検査。

MRI検査

2日目はMRI検査。CT検査よりも大きな機械の中に入り、30分ほど大きな音に耐えながらひたすら待ちます。

全治するまで3週間

後日、CT検査とMRI検査の結果を見ながら今後の治療の方針について先生からお話がありました。状態としては悪くないため、このままリハビリを継続することになりました。

普通に生活できるまでに最低でも3週間はかかると言われました。その間、腕はしっかり固定して肩関節が動かないようにします。就寝中も含めて。最初は三角巾を使っていましたが首が痛くなってきたので、専用のアームスリングをAmazonで購入しました。

あとは通院の度に電気治療を行います。身体に電気を通してピクピクなるやつです。以前、足首を捻挫した時にも電気治療をやりましたが、痛みが和らぎ、治りが早くなる効果があるようです。

腕を動かせないのでランニングはしばらくお休み。1週間後に出走を予定していた「びわ湖マラソン2023」はDNS。しかし6週間の「ボストンマラソン2023」はどうしても走りたい

そこで、リハビリ期間中に足腰の衰えを少しでも抑えるために、毎日5〜6kmあることにしました。

リハビリ期間中に100km歩く

これも自分に課せられた試練なのかもしれない。と、ポジティブに捉えて、3週間で100km歩くという目標を設けました。ただダラダラと歩くよりも、目標に向かって歩く方がモチベーションも上がりますからね。

そして3週間後に目標を達成しました!

普段は走ってばかりいるので、歩くのがこんなにも大変だとは知りませんでした。ランニングでもスロージョグ(6:00〜7:00/km)はジョグよりも大変なんですが、スロージョグよりもはるかに大変でした。

治療の方も順調に進み、脱臼した日からちょうど3週間でリハビリを終了。「もうランニングを再開してもいいよ」と先生にお墨付きをいただきました。

  • 2023年3月4日:脱臼→整形外科受診→整復
  • 2023年3月5日:整形外科受診。CT・MRI検査を勧められる
  • 2023年3月11日:整形外科通院。精密検査の結果、特に問題がなく、リハビリを続けることに
  • 2023年3月25日:リハビリ終了

6週間後にはフルマラソンを完走

そして脱臼してから6週間後には、アメリカに渡航して「ボストンマラソン2023」を無事に完走しました。本調子ではありませんでしたが、アップダウンが過酷なコースを3時間1分台で走り切ることができました。これも100kmウォーキングのおかげかもしれません。

リハビリ期間中はthink ergoの「アームスリング」が非常に役立ちました。また、日頃から脚の疲労回復に使っているOmronの「コードレス低周波治療器」を肩に当て、自宅でも電気治療を行うことができました。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。