肩関節脱臼でランオフ:リハビリ〜全治までの経過観察

マラソンブロガーの「tomo」です。
スキー滑走中に転倒し、肩関節を脱臼してしまいました。
幸い近くの整形外科ですぐに整復してもらいましたが、最低でも3週間は腕の固定とリハビリが必要とのこと。
リハビリ期間中はもちろんランニングもお休みしないといけません。
参考までに、リハビリから全治までの経過を記録しておきます。
目次と内容
肩関節脱臼とは?
スポーツや転倒により腕に強い力が加わると肩の関節が外れて(=脱臼して)しまうことがあります。
外れた関節は元に戻して整復できますが戻が、脱臼に伴い骨や筋肉が損傷したり、一度外れると外れやすくなったりするため油断は禁物です。
脱臼する前は「関節が元に戻れば普通に生活できる」と思い込んでいましたが、実際には腕をしっかり固定して、リハビリに専念する必要があります。
スキー滑走中に転倒…
今回は長野県の軽井沢でスキーを楽しんでいる最中に転倒してしました。
スキーを始めたのは1年前。コーチに教わりながら初級者コースは難なく滑れるようになりました。

「そろそろパラレルターンができるようになりたい」と、練習していた矢先にバランスを崩し、左肩から雪にダイブしてしまいました。
これまでの転倒とは明らかに異なる嫌な感じ…。起き上がると、左腕に力が入りません。
「あ、これは脱臼したな」
脱臼の経験はありませんが、何となく分かりました。
とりあえずスキー板を家族に預け、歩いてスキー場の受付まで向かいました。
受付では救護スタッフの方が応急処置をしてくださり、近くの病院を紹介してもらいました。
こんな感じでダンボールを脇腹に挟み、三角巾で腕を固定します。

整形外科で整復
スキー場から整形外科までタクシーで15分ほど。
たまたま土曜日だったので受診できましたが、日曜日は休診。怪我のリスクを考えると、スキーをするなら土曜日の方が安全だなと思いました。
問診の後、左肩のレントゲン写真を撮りました。

腕の骨が完全に外れていますね…。骨折していなかったのが不幸中の幸いでした。
その後、関節を元に戻して整復します。方法は以下のとおり。
- ベッドにうつ伏せになって左腕を垂らす
- 腕に重しをつけて、優しく揺らす
- タイミングを見計らって関節を戻す
力技で元に戻すのかと思いきや、驚くほど簡単にスッと元に戻りました。痛みもまったくありません。
整復後の左肩の状態がこちら。

CT検査とMRI検査
その後、先生が「反復性肩関節脱臼の恐れがあるので念のためCTとMRIを撮りましょう」と、地元の整形外科へ紹介状を書いてくださいました。
翌日、早速紹介状を持って近所の整形外科へ。
CT検査の写真はこちら。


MRI検査の写真はこちら。


状態としては悪くないため、このままリハビリを継続することになりました。
リハビリ期間は最低でも3週間
整復できたとはいえ、普通に生活できるまでに最低でも3週間はかかると言われました。
その間、腕はしっかり固定して肩関節が動かないようにします。就寝中もです。
最初は三角巾を使っていましたが首が痛くなってきたので、専用のアームスリングをAmazonで購入。

これが快適で大満足。3週間とはいえ、24時間着用必須なので500時間もこの状態が続くわけです。費用対効果は充分過ぎるほど。
あとは通院の度に電気治療を行います。身体に電気を通してピクピクなるやつです。
以前、足首を捻挫した時にも電気治療をやりましたが、痛みが和らぎ、治りが早くなる効果があるようです。


腕を動かせないのでランニングはしばらくお休み。1週間後に走る予定だった「びわ湖マラソン2023」は残念ながら出走を取りやめました。
6週間後には「ボストンマラソン2023」を走るので、それまでにしっかり治したいです。
腕を動かさなければウォーキングは大丈夫と言われたので、毎日6kmほど歩くようにしています。
気分転換になりますし、リハビリ期間中に足腰の衰えが少しでも遅らせられると良いなと。
全治にどれくらいかかる?
というわけで、肩関節脱臼のリハビリの進行具合をまとめていきます。
- 2023年3月4日:脱臼→整形外科受診→整復
- 2023年3月5日:整形外科受診。CT・MRI検査を勧められる
- 2023年3月11日:整形外科通院。検査の結果、特に問題なし
おまけ
自宅にオムロンの「コードレス低周波治療器」があるので、通院しない日はこれで電位治療をやっています。
今まで足首やふくらはぎにしか使っていませんでしたが、ちゃんと「関節モード」があるんですよね。