バンクーバーのダウンタウンから5分、カナダの原風景が楽しめる「スタンレーパーク」

読めば走りたくなるブログ「走りずむ」をお読みいただき有難うございます。管理人のtomo.@tomo3run)です。

米国シアトルのタコマ空港からプロペラ機に乗り、空を飛ぶこと30分。いつ間にか国境を越えて、眼下にはバンクーバーの街並みが広がります。今日はトランジットを兼ねてここバンクーバーで1泊します。

バンクーバー出身の同僚に、おすすめのランニングスポットはどこ?と聞くと、とっさに「スタンレーパーク(Stanley Park)」と教えてくれました。調べてみると、バンクーバーのダウンタウン(中心市街)から5分、外周は10キロと東京の皇居の約2倍の広さです。

カナダプレイスとベイエリア

シアトル~バンクーバーの距離は約230キロ(東京~掛川と同じくらい)。1時間のフライトで、空を飛んでいるのは30分ほど。20年ぶりにプロペラ機に乗りました。結構揺れます。。

空港からはモノレールでダウンタウンへ移動します。ホテルでチェックインを済ませると、ランニングウェアに着替えて走りにでかけました。今日の天気は曇りのち雨。いつ雨が降ってもいいように、ノースフェイスの「スピードフーディー」を持っていきました。

高層ビルが立ち並ぶダウンタウン(中心街)を通り抜け、ベイエリアの人気スポット「カナダプレイス」が見えてきました。

ここまで来れば、もう車道や信号待ちで足止めされることはありません。カナダプレイスからは、海岸沿いを歩道+自転車道が続きます。

ベイエリアをしばらく走ると、水上飛行機の停泊所に差し掛かりました。湖に囲まれたバンクーバーならではの光景です。

ここからはスタンレーパークの海岸沿いの道、シーウォール(Seawall)と呼ばれるコースを走ります。ここでも歩行者と自転車が分離されているので安心してランニングに集中できます。

前方右手には先ほど走ってきたベイエリアの高層ビル群が見えます。

トーテムポールに刻まれた歴史

このスタンレーパークの敷地には、もともと移民たちが多く住んでいたそうです。20世紀初頭に公園が開園されると、移住計画が始まり、徐々に住人がいなくなりました。当時のカナダの総督だった英国人ダービー・スタンレー16世にちなんでスタンレーパークと命名されました。

2キロほど走り続けると、人だかりを見つけました。何やら看板には「トーテムポールはこちら」と書かれています。コースを離れて立ち寄ると、色鮮やかなトーテムポールが立ち並んでいました。結構有名なスポットらしく、観光バスが数台停まっていました。

トーテムポールの近くには、ハレルヤ・ポイント(Hallelujah Point)と呼ばれ、バンクーバー市街を一望できる絶景スポットがあります。バンクーバーの市街をバックにドレスとタキシードを着たカップルが、ウェディング写真の撮影をしていました。

そしてその近くに、ランナー(銅像)を見つけました。ハリー・ジェローム(Harry Jerome)、カナダを代表するアスリートです。

半島の先端にはちいさな灯台がありました。このあたりから小雨が降り始めます。スピードフーディーをかぶり、先に進みます。

ベンチに刻まれた愛

歩道+自転車道だったコースが、いつのまにはローラーコースター道+歩道に変わっていました。自転車はどこを走ればいいんだろう?

ふと、ベンチが目に留まりました。

正確にいうとベンチそのものではなく、ベンチの背もたれについているプレートが気になりました。読んでみると、以下のメッセージが。

デビッド・フィールドハウス 1941 – 2001
愛する夫そして父。あなたの笑顔が忘れられません。
この素晴らしい景色を楽しんで。愛するベアニー、ブライス、キャリー。(拙訳)

亡くなった男性のために、妻と娘が建ててあげたんですね。よく見ると、その他のベンチにも同じようなメッセージが刻印されていました。

公園側は寄付を募ってお金をかけずにベンチが設置でき、亡くなった男性はその名が永遠に刻まれ、家族はベンチが多くの人に役立つことを喜ぶ。そして何よりも、通りかかった人を感動させます。素晴らしい仕組みですね。

昔観た映画『ノッティングヒルの恋人』にも、似たようなシーンがあったことを思い出しました。

しばらく走り続けると、岩の上に人影らしきものを見つけました。人魚姫?正確にはウェットスーツを着た女性の銅像らしいですが、どう見てもコペンハーゲンの人魚姫の像を彷彿させます。

人魚姫(?)を通り過ぎると、スタンレーパークと対岸を結ぶライオンズ・ゲート・ブリッジが姿を現します。橋の麓がちょうどトレランの中間地点です。

イヌクシュク

ここからはこれまでの風景とは一変し、トレランコースの横が小高い崖が連なります。なぜシーウォール(海の壁)と呼ばれるのかが解りました。よく見ると「落石注意」の看板があり、このまま走り続けて良いのか心配になりました。

ゴジラ岩?いや、自然が生んだ芸術ですね。

崖がなくなると、今度は海岸のほうに砂浜が広がります。今日は肌寒いので泳いでいる人はいませんでしたが、夏は海水浴で賑わうそうです。 

喉が渇いたらところで、運よく水飲み場を発見。このように定期間隔で水飲み場やトイレが設置されているので、ランナーにとっては手ぶらで走れるので大変ありがたいです。ちなみにこの水飲み場にも亡き人の名前とメッセージが刻印されていました。

そろそろスタンレーパークも終わりに近づくと、石のオブジェを発見しました。正確には「イヌクシュク」と呼ばれる石で作られた目印で、イヌイットが昔から交通の要所の標識として使ってきたものだそうです。

すでにスタンレーパークの園外に出ましたが、まだ走り足りなかったため、対岸のキッツィラノまで足を延ばしました。そして、ダウンタウンのホテルに到着!なんとか雨が降り始める前に戻ってこれました。

お風呂で汗を流した後は、ホテルのレストランでちょっと早めの夕食。バンクーバーの海の恵みを惜しげも無く使ったシーフードパスタをいただきました。

まとめ

いやー結構疲れました。でも、バンクーバーのダウンタウンからフラッと歩いて行けて、カナダの原風景を手軽に楽しめるのはいいですね。歩道、水飲み場、トイレが完備されているので、ランナーには文句なしのコースです。

興味がある方はぜひ。

B!

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