【ともらん】読めば走りたくなるマラソンブログ

福岡・志賀島:金印街道をめぐる9km

福岡・志賀島:金印街道をめぐる9km

マラソンブロガーのtomo.です。当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

福岡市内から日帰りで観光できる「志賀島(しかのしま)」を旅ランしてきたので紹介します。

志賀島を観光するなら島の外周をめぐる「金印街道」がおすすめです。距離は1周9km。

島内の見どころは、金印公園や勝馬海水浴場、志賀海神社などがあります。

金印街道からは博多湾と玄界灘の絶景も望めますが、どうせ訪れるなら晴天の時がおすすめです。「tomo」はよりによって、土砂降りの日に走りました。

更新 作成

目次と内容

アクセス

志賀島(しかのしま)は、福岡市東区の最西端にある島です。

地元の人でなければ名前を聞いても分からないと思いますが、歴史の教科書に登場する「金印」が発見された場所と聞けばピンと来るかもしれません。

国宝にも指定されている「漢委奴国王印」の金印は、ここ志賀島で発見されました。

Googleマップで志賀島を見ると、九州本土と陸続きのように見えます。実際には県道59号経由で本土から志賀島にアクセスできます。また、ベイサイド博多埠頭からフェリーでアクセスすることも可能です。

2018年9月に福岡市内に滞在した際に、志賀島を走る機会がありました。

島の外周には、金印にちなんで「金印街道」が整備されています。以下は現地で見つけた志賀島の地図。

地図の赤い線の矢印に沿って金印街道を1周すると9kmほど。福岡市内から日帰りで走って帰れる距離です。

今回は以下の日程で旅ランしてきました。

フェリー乗り場

ベイサイド博多埠頭を出航してから約30分で志賀島のフェリー乗り場に到着。

フェリー乗り場では、いきなり金印のレプリカ(建物の中央)が出迎えてくれます。大人の背丈ほどある大きさですが、金印の実物は2cmにも満たないそうです。

天気はあいにくの雨、しかも、どしゃ降り。青い空と海を求めて志賀島に来たというのに、現実は灰色の空と海と、時々ピカッと光る稲妻。

金印公園

フェリー乗り場から「金印街道」を時計回りで走り始めます。片側一車線の道路を1kmほど走り続けると、集落を抜けて海岸線に出ました。

遠方には、博多湾に浮かぶもうひとつの島、「能古島(のこのしま)」がうっすらと見えます。

しばらく走り続けると、金印公園の前を通ります。「漢委奴国王印」が発見されたことを記念して建てられた公園です。

せっかくなので公園の展望台に寄り道してきました。階段を登る途中にガサガサと音がするで、思わず「ウォォッー!!」と声を上げたら、なんとカニでした。

展望台からの景色がこちら。天気が良ければ絶景なんでしょうね……。

公園を後にして再び金印街道へ。どしゃ降りの中、海沿いの道路を走り続けます。

今度は「蒙古塚」と書かれた石碑を発見。現地案内版によると、この地は1274年と1281年の二度にわたる元寇襲来の古戦場でした。古くは「首切塚」とも呼ばれていたそうです。

この供養塔は、元寇襲来の際に戦死した元(モンゴル)軍の兵士のために建てられたものです。金印といい、元寇といい、志賀島は日本史に関する史跡が多いですね。

勝馬海水浴場

「弘」と呼ばれる漁港を通過。集落を見ると人がいるんだと思うと安心します。雨だからなのか、先ほどから誰とも会わなかったので。

と思ったら、また海岸線が続きます。雨がどんどん強くなってきて、坂の上から雨水が滝のように流れてきます。さすがに、「なんでこんな所を走っているだろう…」と、ちょっと心が折れそうになりました。

この景色は天気が良い日に見たかったです。

峠を越えて勝馬(かつま)海岸へ。この辺りには宿泊施設の「休暇村」があり、ちょっとしたリゾート地になっています。雨が強く、波も荒いので、さすがに誰もいません。

金印街道から外れて、誰もいないビーチを走ってみました。

これで晴れていれば文句なしなんですけどね。

勝馬海岸のすぐ近くには「中津宮古墳」があります。現地案内版によると、この古墳は7世紀ごろに造られたもので、勝馬を基地とした海女集団の首長の墓と考えられているそうです。

勝馬海岸を後にして志賀島の北側へ。ちょうど道路工事中だったので、信号機が置かれていました。なぜか6カ国語で表記されており、日本語、英語、韓国語、中国語は分かりますが、残りの2つは何語なのか不明でした。

島の北部は鬼の洗濯岩みたいにゴツゴツした岩場が多いですね。

しかも道路は断崖絶壁と隣り合わせ。落石・土砂崩れがないことを祈りながら走りました。

途中、「さざえつぼ焼き 志賀島バーガー」と書かれた一軒家を発見。車が一台停まっていましたが、お店は営業していない様子。どんなバーガーなのか気になります。

志賀海神社

島の東側まで来ると雨が止みました。「志賀海神社」の看板を見かけたので寄り道してみます。志賀島神社は古くから博多湾の総鎮守としてこの地で信仰を集めていました。

神社は丘の上にあります。階段を上って境内へ。ここの階段でもカニを見かけました。

こちらが本殿。

お参りの際は「御潮井」と呼ばれる砂を軽くふりかけてお清めをします。

海の神社ということで「海上安全」「大漁満足」のお守りを販売しています。

神社を後にして、再び金印街道へ。こちらは九州本土につながる県道59号。時間があれば、県道経由で走って博多方面に戻るのも良さそうです。

スタートから2時間でフェリー乗り場に戻りました。出航時間の直前にフェリーに飛び乗り、ベイサイド博多埠頭へ寄港します。

ベイサイド博多埠頭には源泉掛け流しの天然温泉「みなと温泉 波葉の湯」があります。今回の旅ランでは雨と汗でびしょ濡れだったので、温泉に浸かって身を清めてきました。

<h2おまけ

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。