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【平城宮跡でランニング】1周5km、途中で踏切横断あり
奈良県奈良市の「平城宮跡」をランニングしてきたので紹介します。朱雀門広場から平城宮跡の境界線を反時計回りで巡る1周5kmのコース。復原施設や遺構展示物、古墳や溜池などの見どころ満載ですが、一番驚いたのは世界遺産の敷地内を電車が横断していること。少なくとも踏切を2度渡らないと1周できません。
目次と内容
平城宮跡へのアクセス
平城宮跡は約1300年前に平城宮が築かれた場所です。現在は国営公園「平城宮跡歴史公園」として一般に公開されており、復原施設や遺構展示物を見学することができます。JR奈良駅から北西へ3kmほど、有名な東大寺から西へ4kmほどの場所に位置します。最寄りの近鉄大和西大寺駅から歩くと玉手門経由で約20分かかります。
今回は「奈良マラソン2023」の前日に平城宮跡を走って1周してきました。当初は地図上の緑色の部分を1周するつもりでしたが、現地の案内図を見ると平城京跡の範囲はそれよりも広いことに気づきました(以下の地図の赤点線)。
というわけで予定を変更して、平城京跡の境界線に沿って走りました。まあ途中で何度か逸脱してしまいましたけどね。実際に走ったランニングコースはこちら。2023年12月9日の記録です。
朱雀門広場→東院庭園→コナベ池→水上池→第一次大極殿→平城宮跡資料館→朱雀門広場を1周すると5kmほどの距離になります。今回は1周した後、平城宮跡の中心部を横断して第一次大極殿の前でフィニッシュしました。
朱雀門広場から反時計回り
15時前に平城宮跡の朱雀門広場に到着しました。広々とした空間に朱雀門がポツンと建っており、皇居や京都御所などに比べると、なんだか寂しい感じがします。
朱雀門を後にして、反時計回りで平城宮跡を走って1周します。遠方に見える山は有名な「若草山」でしょうか。それにしても長閑ですね。
世界遺産の敷地内に踏切
しばらく走り続けると近鉄奈良線の踏切に差し掛かります。世界遺産の敷地内を電車が横断するなんて…と思いきや、どうやら平城宮跡の外に移設することが決まっているようですね。完成するのは2060年らしいですが。
東院庭園から北上
平城宮跡の南東部に位置する東院庭園にたどり着きました。かつて皇族たちが宴会や儀式を行なっていた場所と考えられています。時間がなかったので見学はパスして走り続けます。本来なら県道104号谷田奈良線で左折して大極殿を目指したくなりますが、平城宮跡の境界線に沿って北上します。
コナベ古墳と水上池
住宅街を抜けるとコナベ古墳が姿を現しました。平城宮跡の北東部に位置する前方後円墳。周囲の池はコナベ池と呼ばれています。他にもこの辺りにはウワナベ古墳やヒシアゲ古墳があります。時間に余裕があれば古墳巡りを楽しむのも良さそうですね。
コナベ古墳の西側には水上池と呼ばれる溜池が広がります。奈良県の景観資産に登録されており、水鳥たちの憩いの場でもあるそうです。
住宅街を抜けて第一次大極殿へ
しばらく細い住宅街の中を走り続けると、平城宮跡の北側に出ます。こちらは第一次大極殿の建物。古代の都における中心的施設であり、かつて天皇の即位や外国使節との謁見などの儀式が行われた場所です。
平城宮跡資料館
平城宮跡の北側から東側へ移ります。ここから敷地内に入り、平城宮跡資料館の横を通り過ぎます。こちらの資料館では平安時代の生活様式などが学べます。2022年の夏に家族で訪れましたが、歴史の授業で平安時代を勉強したばかりの長女からは「分かりやすい!」と好評でした。
一旦敷地の外へ出て、平城宮跡の西側を南下します。ここでまた踏切を横断します。
再び朱雀門広場へ
玉手門から再び敷地内に入り、朱雀門広場を目指します。すると「平城宮跡」と書かれた巨大な看板を発見。英語だと「Nara Palace Site」と訳されるんですね。斜めのアングルだと朱雀門も入るので記念撮影スポットかなと思いましたが、芝生のど真ん中にあるので違う気もします。おそらく近鉄奈良線の車窓から見るためのものでしょうか。
あっという間に朱雀門広場に戻ってきました。ここまでの距離は5kmほど。1周5kmなので東京の皇居1周と同じスケールですね。
平城宮跡の中心部を横断
最後に、せっかくなので平城宮跡の中心部を横断して第一次大極殿を目指します。朱雀門の真横を通り、北上していくと踏切に差し掛かります。
この辺りは中央区朝堂院跡と呼ばれるエリア。かつて国家の政務や儀式が行われた場所です。今は何もない広大な原っぱですが。
そしてこちらが平城宮跡の北側に鎮座する第一次大極殿。これにて本日の旅ランは終了です。
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