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【奈良マラソン2023レポート】鹿にも大仏にも会えず…フル3:06:57

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【奈良マラソン2023レポート】鹿にも大仏にも会えず…フル3:06:57

フルマラソンを楽に完走すべく、4:25/kmのイーブンペースで挑みました。しかし奈良マラソンはアップダウンが多く、そう簡単には走らせてくれません。そしてやはり35km以降はキツかった…。そういえば鹿がコースを横断するという噂を聞きましたが、一頭しか姿を見ていません。

更新日: 公開日:

目次と内容

奈良マラソンの結果

2023年12月10日(日)に「奈良マラソン2023」のフルマラソンの部を走りました。

結果は、ネットタイム3時間6分57秒、グロスタイム3時間7分20秒でした。今回は記録は狙わずに、無理なく走れる4:25/km前後のイーブンペースで挑みました。

楽に走り切れたらないいなと期待していましたが、35kmは普通にキツかったです。フルマラソンをナメてはいけませんね。

奈良マラソンの特徴

なぜ奈良マラソンを走ろうと思ったのか?10月末に金沢マラソンを走り、年内にフルをもう1本走りたいなと思い、12月中旬開催の奈良マラソンに興味を持ちました。

スタート・ゴール地点

マラソン大会の会場は、ロートフィールド奈良に設置されます。陸上競技場の外からスタートし、競技場内でゴールします。JR奈良駅・近鉄奈良駅から2kmほど北に位置し、ギリギリ歩ける距離にあります。

コース

奈良マラソンの魅力は、古都奈良のど真ん中を走れること。コースは、ロートフィールド奈良→大宮通り(平城京跡で折り返し)→奈良公園→天理街道→白川ダム→天理教教会本部(天理大学で折り返し)→白川ダム→奈良教育大学前→奈良公園→ロートフィールド奈良を巡ります。最新のコース情報は公式サイトをご確認してください。

以下は、大会パンフレットのコースマップです。

奈良マラソンはアップダウンが多いことでも知られており、奈良市と天理市の間に高低差約60mの坂(17km・30km付近)が待ち構えています。獲得標高は実測値で348mありました。33kmm以降は緩やかな下り坂が続きますが、ゴール目前にも上り坂が控えています。記録を狙うには適していませんね。

2泊3日の遠征

今回は奈良マラソンに参加するため、自宅のある埼玉から2泊3日の日程で遠征します。

  • 2023年12月9日(土)埼玉→奈良、マラソン受付
  • 2023年12月10日(日)レース当日
  • 2023年12月11日(月)奈良→東京(午前中のみ有給取得)

レース前日は電車で4時間かけて奈良まで移動します。東京から京都まで東海道新幹線で向かい、京都で「みやこ路快速」に乗り換えました。

ホテルでチェックインを済ませると、走りに出かけました。まずは平城京跡をぐるりと1周。距離にすると5km弱くらい。その後、マラソン会場のあるロートフィールド奈良へ向かい、受付を済ませてきました。

夕食は奈良駅前のスーパーで買ってきたお惣菜をいただきました。わさび葉寿司も焼き鳥も味は微妙でした…。食べ合わせも良くなかったのか、ひと晩中お腹がゴロゴロ…。

スタートラインへ

レース当日の日程はこんな感じです。

  • 06:50 起床
  • 07:20 朝食
  • 08:00 ホテル出発
  • 08:20 会場着
  • 08:45 スタートブロック整列
  • 09:00 スタート
  • 12:07 ゴール
  • 13:00 ホテルに戻る

今回は起きるのが遅すぎましたね…。朝食を食べてから支度でバタバタしました。ウォームアップを兼ねてジョギングしながらロートフィールド奈良へ。

荷物は防寒ウェア一色とレース後のプロテインドリンクを預けておきました。実際には預けるというより、体育館のスペースに置いておく、という表現が正しかったですね。

スタート15分前までにはスタートブロックに整列しないといけません。17分前に到着したのでギリギリでした。トイレ(小)に行きたかったのですが、そんな余裕はありません。

今回はAブロックからのスタート。競技場の外に設置されたスタートラインに移動して、9時ちょうどに号砲とともに走り始めます。

レース攻略

ここからはレースの様子を振り返ります。今回は記録は狙わずに、無理なく走れる4:25/km前後のイーブンペースを心がけました。とはいえ、アップダウンが多いため、坂道でのペースアップ・ダウンは多少あります。

スタート〜5km 22分24秒

最初の5kmは緩やかな下り坂が続くので楽に走れました。ロードフィールド奈良を出発してから2kmほど走ると平城京跡と奈良公園を結ぶ「大宮通り」に出ます。

まずは平城京跡まで向かいます。コース上から朱雀門がチラッと見えました。

そして遣唐使船の横を通過。この先に折り返し地点があります。

5km〜10km 22分21秒

この区間では平城京跡から奈良公園まで、ほぼ一直線の5kmの道のりを走ります。

とここで、トイレ(小)が我慢できなくなり、仮設トイレにピットインしました。30秒ほどのタイムロスがありましたが、レース中にお漏らしはNGですし、200〜300mlの液体を溜め込んで走り続けるのは物理の法則を無視することになります。

大宮通りは高いビルに囲まれているため、日向と日陰で寒暖の差がありました。レース当日は暑くなるとの予報でしたが、日陰だと肌寒く、手袋を持ってきて正解でした。

奈良公園に近づくと、鹿の飛び出し注意の看板を目にしました。

昨年訪れた時は、この辺りの道路を普通に鹿が歩いていましたが、今日はまったく見かけません。ランナーの妨げになるのは困りますが、いないとそれはそれで寂しい…。

今回のレースでは、浅茅ヶ原園地で一頭だけお目にかかりました。

10km〜15km 21分38秒

奈良公園を後にして、天理街道を一直線に南下して天理市を目指します。緩やかな下り坂が続くので自然とペースアップしました。

この区間は特に印象に残っているものがないですね。あっという間に15km地点を通過しました。

15km〜20km 22分50秒

その後、道路を左折して白川ダムを目指します。最初は平坦なのですが、17kmあたりに高低差60mの上り坂が待ち構えています。

エイドステーションで「柿もなか」をいただきました。直前にエナジージェルを補給したばかりだったので、ポケットに保管してレース後に美味しくいただきました。

いよいよ上り坂です。自然とペースが落ちてきますが、流れに任せます。

20km〜25km 21分58秒

途中、天理教の私有地(運動場)を通過します。そして白川大橋を渡って天理市の中心部を目指します。

1時間34分台で中間地点を通過。峠は越えましたが、この後折り返しの際に同じルートをたどります。

初めて天理市を訪れましたが、天理教の建物って豪華絢爛ですね。このような建物が市の中心部に点在しています。

天理教大学の前で折り返します。ここから33km地点まで、これまで走ってきた道を逆走します。

25km〜30km 22分54秒

天理大学で少し寄り道。それにしてもインパクトのある建物ですね。この先にエイドステーションがあります。

奈良マラソンの名物「ぜんざい」をいただきました。タイムロスなんて気にしません。

腹ごしらえをしたところで、再び奈良市を目指します。

そういえば天理大学の前で、大会ゲストの有森裕子さんがハイタッチをしてくれました。

29kmあたりから峠の上り坂が始まります。30kmの壁と激坂のダブルパンチ。

30km〜35km 22分15秒

30km地点を過ぎたあたりで「柿の葉ずし」をいただきました。走りながらだと食べづらいですし、給水ポイントも過ぎてしまったので、ポケットに保管してレース後に美味しくいただきました。

こちらは藁で作られた大仏様でしょうか。手の部分が妙にリアルで、思わず立ち止まってシャッターを切りました。

32km以降は緩やかな下り坂が続き、楽に走ることができました。

33km地点で往路と分岐します。

細い路地を抜けてゴールを目指します。時折、遠くに若草山が見えました。

35km〜40km 21分30秒

35km地点を過ぎた後のこの上り坂はキツかったですね。これで脚がガクッと来ました。

その後、奈良公園の手前でも上り坂。最後まで油断できません。先ほど見かけた鹿はもう姿がありませんでした。

ラスト3km。徐々にペースダウンしている気がしたので、足腰の動きを意識してペースアップを心がけました。

奈良公園を後にして、奈良県庁とバスターミナルの横を通過。

そして40km地点を2時間58分台で通過しました。

40km〜ゴール

ラスト2kmはペースダウンしないように集中して走りました。ゴールの手前にも上り坂があり、大きく腕を振りながら何とか乗り切りました。

最後は陸上競技場に入り、笑顔でフィニッシュ。

ゴールの後で

結果は想定通りのタイムで、ネットタイム3時間6分57秒、グロスタイム3時間7分20秒でした。

ただし予想して以上に疲れましたね。フルマラソン自己ベストは2時間49分台、平均ペースにすると4:00/kmです。「4:25/kmくらいのペースならフルマラソンを楽に走り切れるだろう」と思っていましたが、かなり疲労感があります。

本日の戦利品はこちら。完走タオルとバナナ。ミネラルウォーターはスタッフの方のご厚意で2本いただきました。

マラソン会場からホテルまでは2kmほどの道のりを歩いて帰りました。

ランニングアイテム紹介

最後に「奈良マラソン2023」で使用したランニングアイテムを紹介します。

Drink Mix 320

キプチョゲも飲んでいるスポーツドリンク。1袋1000円と高価ですが、フルマラソンの前は必ず飲んでいます。

アディゼロ アディオス プロ 3

Adidasの最速級マラソンシューズです。これまでハーフで履いたことはありますが、フルで使うのは初めて。とにかく反発力が強く、ラスト3kmのペースアップでは助けられました。

マルチグローブ

RxLのランニング手袋です。親指と人差し指の指先が出せるので、装着したままスマホを操作したり、ジェルを開封したりできます。今日は天気予報では暑くなるとのことでしたが、レース前半は肌寒かったので手袋を着用して正解でした。

アミノサウルスジェル

フルマラソンに必要なもの全部入りのエナジージェル。17kmあたりでカフェイン入りを1袋飲みました。おかげで20〜35kmは集中力が高まった気がします。

レーシングラン プロ

老舗靴下メーカーTabioのレース専用ランニングソックスを着用。5本指タイプで滑り止め加工が秀逸です。メタスピード エッジ+との相性も抜群でした。

マルチポケットパンツ

Mizunoの超人気ランニングパンツ。ウエスト周りに360°配置されたメッシュポケットはウエストポーチ以上の収納力があります。

宿泊先

今回はJR奈良駅前にある「吉野桜の湯 御宿 野乃奈良」に宿泊しました。野乃は、ドーミーインの「ちょっと良い」シリーズで、ドーミーインのコスパの良さと、全館畳敷きの和テイストを融合したようなホテル。奈良駅から徒歩2分、マラソン会場まで約2kmと、アクセスも悪くありません。

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