
徹底レビュー|On Climate Shirt:羽衣のような長袖シャツ
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Onの2022年の新作ミッドレイヤー。軽くて伸縮性に優れ、ワッフル生地が生み出す空気の層のおかげで見た目以上の保温力がある。

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この記事の目次
購入の決め手

Onの「Climate Shirt」の主な特徴は以下のとおり。
- 軽くて暖かいOnのミッドレイヤー
- 保温性・吸湿発散性に優れたワッフル生地を採用
- 上半身の動きを妨げない4WAYストレッチ素材
- 両サイドにサムホール・ウォッチウィンドウ付き
- 小さなジッパー式ポケットが1つ
- 定価は税込13,200円
今回はOnの公式サイトでメンズのSサイズを購入した。
魅力:ふんわり軽くて暖かい
まるで羽衣もまとっているかのように軽く、腕の動きの妨げにならない。にも関わらず、空気の層を作ることで見た目以上に保温力がある。
欠点:サムホールが寒い
簡易的な紐が付いているだけなので、親指を通しても手の甲が外気にさらされて寒い。手袋を使う前提で作られている。
デザインとスペック
それでは「Climate Shirt」を詳しく見ていこう。
サステナブルな素材

素材は、環境に配慮した100%再生ポリエステルを使用。
ハイネック仕様

ハイネックタイプのミッドレイヤー。氷点下までなら、これ1枚でも寒すぎない。
ハーフジップ式

ハーフジップ式のフロントジッパーは、金具が肌に触れないように工夫されており、風の侵入も防いでくれる。
腕まわり

スムーズな腕の動きをサポートする緻密な設計。

保温性・吸湿発散性に優れたワッフル生地を戦略的に配置している。伸縮性にも優れているので腕まくりしやすい。

生地の使い分けを支えているのが、高度な縫製技術。さりげなく「SWISS ENGINERRING」を忍ばせているのもGOOD。
サムホールとウォッチウィンドウ

親指が通せるサムホールと、ランニングウォッチのディスプレイ用のウォッチウィンドウを両サイドに配置。
リフレクターロゴ

左胸と背面右下に反射材を使った「On」のロゴが入っている。
ジッパー式ポケット

左下にはジッパー式の小さなポケットがひとつ。鍵などの小物の収納に適している。
実体験レビュー
ここからは「Climate Shirt」を実際に使ってみた感想をまとめる。
ゆったりとしたサイズ感

身長170cm、体重60kgの体型でSサイズを購入。初めて試着した時は「ワンサイズ間違えたかな…」と思うほど大きく感じた。
しかし実際に使ってみて分かったのは、少し余裕を持たせ、生地と肌の間に「空気の層」を作ることで保温性を高めている。ゆったりとしたサイズには理由がある。
想像以上に暖かい

空気の層のおかげで、生地は薄くても保温性は高い。2月下旬に「渡良瀬遊水地」で開催された10kmレースに参加したが「赤城おろし」の強風に身を晒されながらも寒さを感じることはなかった。
ウォッチウィンドウが便利

Onのミッドレイヤーの定番機能ではあるが、袖まくりしなくてもランニングウォッチのディスプレイが確認できるのは有難い。両腕にあるので、利き腕を選ばずに使えるのも良い。
サムホールは微妙

一方で、紐を取り付けただけのサムホールは、手の甲が外気にさらされて寒い。
Wheather Shirtとの違い

Onのヘビーユーザなら「Weather Shirt」との違いが気になるだろう。
主な違いは素材。「Weather Shirt」はソフトで滑らかな肌触りに対し「Climate Shirt」はふんわり羽織るような着心地。
Trail Breakerとの違い

小雨の中を走るなら悪天候に強い「Trail Breaker」の方が心強い。「Climate Shirt」は風には強いが、水への耐性が弱い。
結論:Weather Shirtより快適
同じミッドレイヤーの「Weather Shirt」を持っているのに、今さら「Climate Shirt」が本当に必要なんだろうかと悩んだ。
しかし「Weather Shirt」に比べると「Climate Shirt」の方が軽い。「Weather Shirt」が242gで「Climate Shirt」が203g(いずれも公式値)。
軽いのに保温力は大差ない。しかも着心地は「Climate Shirt」の方が快適だ。

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