Cloudboomレビュー:サイズ25.5cm、重さ208g

2020年7月に発売されたCloudboom(クラウドブーム)は、2層のCloudTecとカーボンファイバーを搭載したOn史上最速のロード用ランニングシューズ。10〜42.2kmの高速レースで自己ベストを狙いたいランナーにおすすめ。実際に履いてみて気づいた点を紹介する。

On Cloudboom

メンズ 25.0〜30.0cm/31.0cm、レディース 22.0〜28.0cm

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この記事の目次

カーボンファイバー搭載

Cloudboom」の主な特徴は以下のとおり。

  • カーボンファイバー搭載のスピードボード
  • 2層のCloudTecクッション
  • 通気性に優れたエンジアードメッシュ
  • 高速レース・スピード走に最適
  • 重さは208g(メンズ25.5cm)
  • ドロップは9mm
  • 定価は税込21,780円

最大の特徴は、カーボンファイバーを搭載したスピードボードを2層のCloudTecクッションシステムで挟み、On史上最速の走り心地を実現していること。公式サイトでは、「高速レース、10〜42.2kmのロードレース、長距離インターバル」での使用を推奨している。

進化するCloudTec

Onのランニングシューズの特徴は、CloudTec(クラウドテック)呼ばれるデコボコ状のミッドソール。スイス工科大学と共同開発したこの特許技術は、ソフトな着地と爆発的な蹴り出しを実現している。

Onのランニングシューズデビューは「Cloud X」だったが、初めて見たときの衝撃は今でも忘れられない。「こんなので走れるのかな…」と不安に思いましたが、硬すぎず、柔らかすぎない絶妙なクッションニングの虜になった。

2019年7月に発売された「CloudStratus」では、On史上初の2層構造のCloudTecを搭載。ハニカム構造によりクッション性がさらに向上した。

そして2020年7月に発売された「Cloudboom」は、2層構造をさらに進化させ、カーボンファイバーを搭載したスピードボードを上下のCloudTechで挟み込んでいる。CloudTecのクッションニングに、スピードボードが生み出すスピード力を掛け合わせている。

Cloudflashとの違い

Cloudboom」のスペックは以下のとおり。同じくOnの高速ランニングシューズ「Cloudflash(2020)」と比較する。

Cloudboom クラウドブームCloudflash クラウドフラッシュ
発売2020年7月2020年9月
重さ225g210g
ドロップ9mm5mm
ミッドソールカーボン製「Speedboard」、2層のCloudTec、フォームクッションカーボン製「Speedboard」、2層のCloudtec
アッパー超軽量エンジニアードメッシュシングルメッシュレイヤー
アウトソールラバーグリップラバーグリップ

両者はいずれもOn史上最速級のランニングシューズだが、公式サイトによると「Cloudflash」は「ロードレース、5km、10km、テンポトレーニング、インターバルトレーニング」での使用を推奨している。つまり、フルマラソンなど長距離レースは「Cloudboom」のほうが適していると言える。

驚きの軽さ

メンズ25.5cmの重さは実測値で208g。とても軽いので高速レース・スピード走に向いている。

デザイン

2層構造のCloudTecをさらに進化させたミッドソール。上部(緑のクッション)と下部(白のクッション)の間に黒板状のスピードボードを挟んでいます。

よく見ると、CloudTecの穴の位置が上下でジグザグになっているのが分かる。

アッパーには前部と左右に超軽量エンジニアードメッシュを採用。網の目が荒く、反対側が透けて見えるほど。

タンは薄く、足の形にピタリとフィットする。アンクルパッドは肌になじむ素材が使われている。

アキレス腱の部分が立体構造になっており、シューズのフィット感・安定感を高めている。

ヒールカップには薄くて柔らかい素材が使われている。外側には「On」のロゴが目立つ。

靴底にはフォアフットとヒール周りにグリップが配置されており、濡れた地面でも滑りにくく、雨の日のランニングでも安心して走れる。

サイズ感

Cloudboom」のサイズ展開は以下のとおり。

  • メンズ:25.0〜30.0cm/31.0cm
  • レディース:22.0〜28.0cm

普段のランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷うが、今回は25.5cmを選んだ。それほど窮屈には感じないが、26.0cmのほうが足指まわりに余裕があって良かったと思う。

耐久性

耐久性に関するレポートは後日、アップデートする。

Cloudboomの評価

実際に「Cloudboom」を履いてみて気づいたことをまとめていく。

着地は柔やく、しなやか

ダブルのCloudTecのクッショニングにより、着地が柔らかく、衝撃から足を守ってくれる。かと言って柔らかすぎず、しなやかで弾力性がある。カーボンプレート・ファイバーを搭載したシューズの多くは硬い板のように曲がらないが、クラウドブームのスピードボードは結構曲がるのが特徴。

最も快適に走れるペースは4:00/km前後

実際にロードで走ってみた感じでは、4:00/km前後のペースが最も快適に走れた。これならフルマラソンでもサブ3が余裕で狙えそう。4:00/kmを切っても安定性が損なわれず、ロードでのスピード走、インターバル走でも出番が多くなりそう。

雨の日も大丈夫

雨の日にも走ってみたが、アウトソールのラバーのグリップ力がめちゃくちゃ秀逸。濡れた地面でも滑る心配はない。

関連情報

On Cloudboom

メンズ 25.0〜30.0cm/31.0cm、レディース 22.0〜28.0cm