On「Cloudflash (2017)」レビュー
2017年4月に発売されたOnのランニングシューズ「Cloudflash(クラウドフラッシュ)」を紹介します。
On史上最速のランニングシューズでレースやスピード練習におすすめです。特徴は以下のとおり。
- 14個のCloudTecによるソフトな着地と爆発的な蹴り出しを実現
- エネルギー変換効率の高いスピードボードを搭載
- 極薄のナノメッシュで編まれたスケルトンアッパーを採用
早速履いてみたので詳しくレビューしたいと思います。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
Onの最速級マラソンシューズ
On(オン)はスイス初のランニングシューズ・ウェアの人気ブランドです。
今回紹介する「Cloudflash」は、Onのランニングシューズの中でも高速ペースに適したモデル。主な特徴は以下のとおりです。
- 14個のCloudTecによるソフトな着地と爆発的な蹴り出しを実現
- エネルギー変換効率の高いスピードボードを搭載
- 極薄のナノメッシュで編まれたスケルトンアッパーを採用
最大の特徴は、最高のパフォーマンスを出すためにエネルギー変換効率、軽量化、快適性を極限まで高めていること。
特にスピードボードは「Cloudflash」ならではの技術で、驚異的なスピードを生み出す原動力となります。
デザインとスペック
それでは「Cloudflash」を詳しく見ていきましょう。
まずは側面(外側)の様子から。黒い板状の素材がスピードボードです。その下には片面7個、左右合わせて14個のCloudTecが配置されています。
側面(内側)の様子。中足部の部分だけCloudTecがなく、宙に浮いている状態になります。
アッパーには透けるほど薄いなナノメッシュを採用。
タンの部分はペラッペラに薄く、通気性を高めるために定間隔で穴が開けられています。
靴底の様子。つま先とかかとの部分にだけ、グリップ性能に優れたラバー素材が配置されています。
スイス工科大学と共同開発した「CloudTec」は、後方から見るとカモシカのひづめのように二股になっています。圧力を加えると突起の部分が潰され、クッションの役割を果たしています。
インナーソールは珍しい二重構造でした。
ヒールカップの横にはスイスの国旗を配置し、「スイス・エンジニアリング」をさりげなく主張しています。
ただし、製造国はスイスではなくベトナムです。Appleの「Designed by California and assembled in China」みたいですね。
メンズ25.5cmの重さは実測値で205gでした。
履いてみた感想
実際に「Cloudflash」を履いてみた感想をまとめます。
縦長に大きい
フルマラソンのレース前に、2回だけ試走しました。ランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷いますが、今回はワンサイズ下の25.5cmを選びました。
それでも実際に足を入れてみると縦長に大きく、つま先周りがユルユルしています。シューレースをキツく固定すれば何とか履けます。
反発力が強い
実際に走ってみると、反発力を強く感じます。もともとCloudTecはクッションが硬めですが、さらに板のようなスピードボードが加わることで、着地の度に高い剛性を実感します。
フルマラソン
その後、実戦に投入してみました。デビュー戦は「東京マラソン2018」。自己ベスト更新となる最高の走りができました。
ところが、レース後にシューズを外すと、足裏に水ぶくれが出来てしまいました。水ぶくれはこれまで何度も経験していますが、ここまで大きいサイズは初めて。
縦長のため、着地の際に足が前後にズレてしまったのが原因のようです。シューレースでしっかり固定しても、フルマラソンのような長時間のレースには耐えられなかたようです。
ハーフマラソン
その2週間後に走ったハーフマラソンでもう一度着用しました。距離はフルマラソンの半分ですが、同じような水ぶくれが出来てしまいました。
これはもう、サイズ選びで失敗したとしか言えないですね……。これ以上被害を出すわけにはいかず、ハーフマラソンを最後に「Cloudflash」はお蔵入りとなりました。
おまけ
「とも」は毎年10足以上のランニングシューズを自費で購入しています。慣れてくると試着しなくても、ちょうど良いサイズ感を見極められるのですが、たまに失敗もします。
まあでも、こういう失敗を重ねることで自分に向き・不向きのランニングシューズを見分けられるようになります。
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