オン クラウドX(Cloud X)【徹底レビュー】スイス発の高性能シューズ

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オン クラウドX(Cloud X)【徹底レビュー】スイス発の高性能シューズ

オン(On)の人気ランニングシューズ、クラウドX(Cloud X)を購入しました。

オンは、スイス初の高性能ランニングシューズのブランド。ひと目見てオンだとわかる、ソールの形状が特徴。「クラウドX」は、ランニングシューズを選ぶ際に、デザイン性と機能性をどちらも犠牲にしたくないランナーにおすすめの一足です。

日々の練習での使用を踏まえ、「クラウドX」の特徴・履き心地・耐久性についてわかりやすく解説します。

クラウドXを選ぶ理由

スイス発のランニングシューズ「オン クラウドX」を購入しました。特徴はカモシカのひづめのように割れたアウトソール。これが高いクッション性と軽量性の両立を実現しています。クラウドXの基本スペックやはき心地など、ファーストインプレッションをレポートします。

あれは確か一年前のこと。会社の先輩がランニングを始めたと言うので、どんなシューズを履いているのか聞いてみたところ、意外な答えが返ってきました。

on(オン)

それは、初めて聞く名前でした。ブランドなのか、製品名なのか見当もつきません。先輩の話によると、onはスイス発のスポーツブランドで最近日本に上陸したとのこと。

あれから一年、on(オン)のランニングシューズを履いて走りに出かける自分がいます。2017年11月に発売されたばかりの Cloud X(クラウド X)を初めて手に取ったとき、その軽さに衝撃を受けました。最近のランニングシューズは「軽量化」がトレンドですが、Cloud Xには異次元の軽さを感じました。

見た目とのギャップの大きさが、その理由のひとつかもしれません。何しろシューズ底のアウトソールは、思わず二度見してしまうぐらいゴツいからです。これ、トレランシューズ?と思わずツッコミたくなるレベル。

シューズを裏返してみると、ナゾが解けました。真ん中が割れている。だから、見た目よりもずっと軽いんだ、と。

この、真っ二つに割れた Cloud Xのアウトソールを見て、最初に頭に浮かんだのがカモシカの蹄(ひづめ)です。Cloud Xの開発者が蹄をモデルにしたのかは知る由もないですが、このシューズなら軽やかに走れそうだと直感的に思いました。

「カモシカのような脚」といえば、俊敏に走るイメージがありますよね。それならこの「蹄」シューズを履けば、カモシカのように走れるかもしれない、そんなことを考えながらシューズに足を通してみます。

Cloud Xの上部のアッパーは、足にピタッと張り付くような感触。見た目は頼りなさそうなぐらいペラッペラに薄いのですが、実際に履いてみるとガッチリ守られている感じがします。何重もの素材に包み込まれている感じがします。薄いのに、どっしりした素材感。

大きなロゴとともに目立つのが「SWISS ENGINEERING」と書かれた文字。

スイスと聞くと、精巧に作られた高級時計のイメージがあります。Omega、Rolex、IWC、Breitling、Audemars Piguet。どれも世界最高峰のエンジニアリングと職人技で作りあげる世界最高峰の時計ブランドです。

もうひとつ、スイスがエンジニアリング分野で世界的に抜きんでているものがあります。チューリッヒ工科大学。1855年創設、これまでに20名以上のノーベル賞受賞者を輩出している工科大学の超名門です。二十世紀最大の科学者と言われるアインシュタインの母校でもあります。

実は onのシューズはチューリッヒ工科大学と共同で開発されています。

幸運なことに、私はチューリッヒ工科大学のエンジニアと知り合いでした。そのエンジニアも、私と同じことを考えていました。そこで、私たちは共に新たなシューズを開発することにしたのです。(on公式サイトより)

正に「産学連携」というやつですね。開発後もチューリッヒ工科大学が科学的効果に関する実証実験を行い、onのシューズを着用すると心拍数が2/分減り、血中乳酸濃度の減少も確認されています。

スイス・エンジニアリング。無条件にカッコイイですよね。さりげなくスイスの国旗を忍ばせているのも、デザインのアクセントになって好印象。近づかないと見落とすぐらい、あえて小さくしたところに、開発者のこだわりを感じます。

つい長々と語ってしまいましたが、Cloud Xの特徴を簡単にまとめます。

  1. 驚くほど軽い。名は体を表わす、と言いますが、本当に雲(cloud)のように軽い
  2. 優れたランニングエコノミー(RE)。チューリッヒ工科大学のお墨付き
  3. 非常にユニークなプロダクト。自動車でいうと、Tesla(テスラ)みたいなポジション?

ターゲットとしては、5分/km〜6分/kmペースのランニングを想定し、サブ4前後を目指すランナーにちょうど良いランニングシューズだと思います。

外観・スペック

外側(上)と内側(下)の写真。

アッパー(左)とアウトソール裏(右)の写真

重さ

重量は229g。この軽さが「クラウドX」の最大の特徴ですね。ちなみにぼくは25.5cmを買いましたが、実測値だと208gでした。

オフセット

踵とつま先の厚みの差を表すオフセット(ドロップ)は6mmと低めの設計。

サイズ・カラー

カラーは男女3色ずつ。

  • メンズ:ウォーター/ブルース、グレー/ネオン、ストーム/フラッシュ
  • レディス:グレー/アトランティス、ナイアガラ/ライム、レッド/フラッシュ

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サイズはかなりレンジが広いですね。

  • メンズ:0.5cm刻みで25cm〜31cm、32cm
  • レディス:0.5cm刻みで22cm〜28cm

履き心地

先日、Cloud Xを履いてジョギング(4km)→ファートレック走(8km)を走ってきました。ファートレック走というのは、ペースを変えながら走る練習方法。700mを5分/kmで走ったら次の300mは3分/kmで走る、みたいな。新しいシューズの試し履きにはちょうど良いのです。

ファーストインプレッションで最も感心したのは、踵の安定感。ファートレック走で 6分/kmから 2分44秒/kmまでペースを変えてみましたが、踵のホールド感が変わらないのには驚きました。ジョギングでは安定していても、4分/kmより速いペースだとズレるシューズは結構多いです。公式サイトでも、Cloud Xの特徴の一つに挙げていました。

踵を安定させ、爽快な走り最高の精密成型クッションパッド技術を使った、傾斜のある特殊ヒールキャップが、余計な力を加えることなく踵を固定。難しい説明よりも、クラウドXに足を滑り込ませ、踵の安定感をお試し下さい。(on公式サイトより)

6分/km〜5分/kmのジョギングペースでは、onの最新技術を詰め込んだ「CloudTec®ソール」の威力が発揮されます。あの、カモシカの蹄のようなアウトソールの部分のことです。クッション性が抜群なので、このまま10kmでも20kmでも走り続けたい気持ち。今度ロング走でも試してみます。

先ほど、踵とつま先の厚みの差を表すオフセット(ドロップ)が Cloud Xの場合、6mmと低いと書きましたが。オフセットが低いとミッドフット・フォアフットの着地がしやすくなり、スピード走に適しています。その影響なのか、3分/kmで走っても接地が驚くほど安定し、カモシカの如く軽やかに走れました。

実戦・耐久性レポート

小石などが挟まる…

デメリットというほどでもないですが、オフロードを走っているとアウトソールの隙間に色んなものが挟まります…。これはシューズの特性からして仕方ないと思いますが。

走行距離200km

ソールの状態は良好ですが、アッパーのメッシュが一部禿げてきました。

購入ガイド

オンの「クラウドX」は、オン公式オンラインストアやネット通販などで購入できます。

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マラソンがライフワーク。外資系IT会社員・二児パパしながら「マラソンブロガー」として活動中。非エリート系プロランナーを目指しています。 ⇒ 詳細プロフィールへ

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