当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入しています。
On「Cloud X (2017)」レビュー
2017年11月に発売されたOnのランニングシューズ「Cloud X(クラウド X)」を紹介します。
数あるモデルの中でも、Onのスタンダードと呼ぶに相応しい万人向けのランニングシューズです。
早速履いてみたので詳しくレビューしたいと思います。
目次と内容
Onのスタンダード
On(オン)はスイス初のランニングシューズ・ウェアの人気ブランドです。
ランニングシューズのラインアップは豊富で「Cloud」から始まる名前が付いています。
今回紹介する「Cloud X」は、高いクッション性能と軽量性を両立。Onのランニングシューズのスタンダードとも言えるモデルです。
Onのランニングシューズには「CloudTec」と呼ばれる独自のソールテクノロジーが使われています。
「CloudTec」は凹凸のあるフォルムが特徴で、スイスの名門チューリッヒ工科大学と共同開発の末に誕生しました。
突起の部分に圧力がかかるとバネのような役割を果たし、ランニングシューズに必要なクッション性能と反発性能を発揮します。
また凹凸のフォルムにすることで、ミッドソールの大幅な軽量化にも貢献しています。
Onの洗礼を受ける
「Cloud X」は、「とも」が初めて履いたOnのランニングシューズです。以来、Onの大ファンとなり、シューズのみならずウェアも購入しています。
きっかけは、最近ランニングを始めたという先輩との何気ない会話でした。どんなシューズを履いているのか尋ねたところ、「On」という返事が返ってきました。
SWISS ENGINEERING
気になって調べてみると、スイスで生まれたランニングシューズのブランドということが分かりました。
チューリッヒ工科大学と共同で開発した「CloudTec」はOnのランニングシューズの差別化要因であり、トレードマークでもあります。
いわゆる「産学連携」ですね。ちなみにチューリッヒ工科大学は1855年創設の超名門校。アインシュタインの出身校として知られています。
Onはスイス発の技術力を誇りにしており、ランニングシューズには「SWISS ENGINEERING」の文字がプリントされています。
厚底なのに軽い
Onのランニングシューズの特徴は、見た目以上に軽いこと。
ランニングシューズは軽いほうが足への負担が少なくなりますが、軽量化には犠牲も伴います。従来のレースシューズでは軽量化を図るためにクッションとなるソールを薄くしていました。
しかしOnのランニングシューズは薄底ではありません。厚さで言えばむしろ厚底シューズと表現するのが正しいでしょう。
厚底なのに軽い。これがOnのランニングシューズの強みです。
二股構造
その秘密は「CloudTec」の構造にあります。シューズを裏返すとよく分かるのですが、真ん中の部分が二股に割れています。まるでカモシカのヒヅメのようです。
ミッドソール全体をクッション材を覆う必要がない分、ランニングシューズ本体を軽くすることができます。
デザインとスペック
ここまではOnのランニングシューズの特徴を紹介しましたが、ここからは「Cloud X」を詳しく見ていきましょう。
ミッドソールには「CloudTec」を搭載。片面8個、左右合わせて16個の突起がバネとして機能します。
それぞれの突起は真ん中の部分が空洞になっており、それ自体にクッション性能を持たせています。
靴底には、フォアフットとかかとの部分にだけラバー素材を配置しています。ここにも軽量化へのこだわりが感じられますね。
アッパー部分は、ヒールカップが強固に作られており、カカト周りをしっかりとホールドします。それ以外の部分はペラペラして足の動きの邪魔になりません。足の可動域に合わせて素材を上手く使い分けています。
さりげなくスイスの国旗と「SWISS ENGINEERING」をアピールしていますね。デザインのアクセントになっています。
メンズ25.5cmの重さは実測値で208gでした。レースシューズ並みに軽いです。
履いてみた感想
実際に「Cloud X」を履いてみた感想をまとめます。
ファーストインプレッション
最も感心したのは、かかと周りの安定感。アッパーは全体的に柔らかい素材で構成されていますが、ヒールカップだけ型崩れしない強固な作りとなっており、カカトをしっかりとホールドしてくれます。
小石などが挟まる
これはOnのランニングシューズあるあるですが、オフロードを走っているとアウトソールの隙間に色んなものが挟まります。
走行距離200km
「CloudTec」の耐久性は素晴らしく、200km走っても接地部分はほとんど擦り切れていません。
ただしアッパー部分は「Cloud X」の弱点で、誤って縁石などに接触すると簡単に破れてしまいます。
これがトレイルランニングシューズになると、アッパーの耐久性も上がりますが、重さもそれに比例します。
#ランニング #シューズ ON Cloud X(オン クラウド X)のエージングレポート。
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年8月25日
走行距離200km。アッパー、アウターソールは共に良好。足裏のギザギザも剥げてない。
唯一、右の小指辺りのメッシュが破れかけているが走りに影響はなし。
ジョグからスピードランまで頼れるパートナーです💕 pic.twitter.com/UKTCG3eMb7
おまけ
「Cloud X」は、当ブログが大きく発展するきっかけとなったシューズでした。
以前はランニングシューズに対する興味は薄かったのですが、「Cloud X」と出合い、ランニングシューズの面白さに気づきました。
それ以降、毎年10足以上のランニングシューズを自費で購入して独自の視点でレビューしています。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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購入ガイド
この記事で紹介した「On Cloud X」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。
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