
【パタゴニア】R1エア・ジップネック 徹底レビュー。寒くて快適な一着
→R1エア・ジップネック(R1 Air Zip Neck)は、パタゴニアの軽量テクニカル・フリース。ジグザグ構造のリサイクル・ポリエステル素材が、安静時には保温性を高め、運動時には通気性を高める。なので、冬のランニングで着るとめちゃくちゃ寒い。しかし火照った身体をあえて冷たい外気にさらす感覚は、まるでサウナの後に入る水風呂のように気持ち良い。
通気性に軽量テクニカル・フリース
「R1エア・ジップネック」の特徴は以下のとおり。
- 通気性に優れたテクニカル・フリース
- リサイクル・ポリエステル100%素材
- ジッパー式チェストポケット
- ジップネック付き
- ソフトな袖口と裾
- 定価は税込15,950円
最大の特徴は、テクニカル・フリースなのに通気性に優れていること。
フリースの多くは、保温性を高めるために空気を通さない素材を使うことが多い。そのほうが身体が発する熱をキープできるし、冷たい外気をシャットアウトできる。しかし激しい運動には向いていない。熱の逃げ場がなく、汗でビショビショになってしまうからだ。
「R1エア・ジップネック」は、空気を通す素材をあえて使うことで熱を効率的に逃し、運動時でも快適な着心地を保ってくれる。
生地は、リサイクル・ポリエステル100%素材。全体的にモコモコしているので、見るからに暖かそうだ。伸縮性に優れて肌触りも良い。
ジップネック付きなので、首元まで暖かい。暑くなったらジッパーを開いて空気を取り込むこともできる。
袖口と裾の部分にはソフトな素材を配置して、フィット感を高めている。
ジグザグ織りで通気性抜群
「R1エア・ジップネック」の生地を詳しく見ていこう。全体的に、モコモコした「山」の部分と、メッシュ素材の「谷」の部分が交互になっている。さらに「山」の部分はジグザグ構造で編まれているのが特徴だ。
「谷」の部分には空気の層ができるので、重さを加えることなく、保温性を高めている。しかしランニングのような激しい運動時には「谷」の部分を風が突き抜ける。
安静時には保温性を高め、運動時には通気性を高める。うまく考えられている。
チェストポケットが便利
「R1エア・ジップネック」の左胸にはジッパー付きポケットが付いている。スマートフォンを入れるにはサイズに余裕がないが、僕が使っている「iPhone 12 Pro」はギリギリ収まった。
ただし外に貼り付けてあるので、カギや小銭などの小物入れとして使うのがベストだ。
冬ランには寒い、でも蒸れない
実際に真冬のランニングで「R1エア・ジップネック」を着用してみた。結論からいうと、ランニング中はめちゃくちゃ寒い。通気性が優れているので、冷たい風がビュンビュン入り込んでくる。
しかしある程度、身体が温まってくると、その冷たい風が快適に感じられる。サウナで温まった後に水風呂に入る感じ、と言ったら伝わるだろうか。一度味わってしまうとクセになる「快感」だ。
僕の場合、インターバル走やペース走など、負荷が高めのトレーニングをやる時は、「R1エア・ジップネック」との相性が良い。逆にあまり汗をかかないジョギングの時は寒すぎる。
部屋着に最高!
ランニングでは使い分けているが、部屋着としては万能なので、家にいる時はずっと「R1エア・ジップネック」を着ている。軽いので肩がこらないし、これ一枚だけでもポッカポカで暖かい。ベッドの中でも蒸れないので、寝巻きとしても使っている。