Thermal Airshed Jacketレビュー:ダウンライクなジャケット

パタゴニアの「Thermal Airshed Jacket(サーマル・エアシェッド・ジャケット)」は寒い天候でのランニングに適したジャケット。風が当たる部分にはダウンのようなポリエステル素材を配置し、それ以外には薄手のナイロン生地を使用することで、保温性と通気性を両立している。ランニングはもちろん、冬の普段着としても使えるので紹介する。

Patagonia Thermal Airshed Jacket

パタゴニアの「サーマル・エアシェッド・ジャケット」はパタゴニアの直営店や取扱店、公式サイトなどで購入することができる。

この記事の著者:とも

マラソンブロガー。ツイッターストラバでも発信中。プロフィールはこちら

この記事の目次

ダウンみたいなランニングジャケット

今回紹介するパタゴニアの「Thermal Airshed Jacket」の主な特徴は以下のとおり。

  • フロントパネルと袖にリサイクル・ポリエステル100%のプルマフィル・インサレーションを使用
  • ドロップイン型ポケットが1つ、本体収納を兼ねたジッパー式ポケットが1つ
  • 後ろの裾と袖口は速乾性を備えたワープニット素材
  • ストームフラップとジッパーガレージを備えたフロントジッパー
  • 左胸に織りの反射性P-6ロゴ入り
  • 重さは235g
  • 価格は税込33,000円

最大の特徴は、フロントパネルと袖の上の部分にダウンのような化繊のインサレーション素材を配置していること。プルマフィル・インサレーションと呼ばれるパタゴニア独自の素材で、ダウンのように温かくコンパクトに収納できるうえ濡れても保温性を維持する性質を持っている。

しかもプルマフィル・インサレーションは戦略的に前面にのみ配置されている。背中や袖の下の部分は熱を逃しやすい構造になっており、汗をかいても内側で群れる心配はない。

透けて見えるナイロン

それでは「Thermal Airshed Jacket」を詳しくみていこう。

ダウンのようなプルマフィル

プルマフィルは、ダウンのように温かくコンパクトに収納できる上、濡れても保温性を維持するという魔法のような化学繊維だ。フロントと袖の部分にプルマフィルを配置することで、冷たい風から身体を守ってくれる。

フロントジッパーは風の侵入を防ぐストームフラップと、あごへのあたりが快適なジッパーガレージ付きだ。

透けて見えるナイロン

一方で、前方からの風を受けない部分には通気性に優れたリサイクル・ナイロン65%を採用し、運動時の熱を効率的に発散してくれる。これがないと熱の逃げ場がなくなってしまい、蒸れの原因となる。ランニング用の防寒ウェアは、ただ保温性が高ければ良いわけではなく、保温性と通気性のバランスが快適な着心地につながる。

ナイロン素材は反対側が透けて見えるほど薄く、伸縮性に優れている。作りの甘い防寒ウェアだと腕振りが自由でなかったり、動くたびにシャカシャカと音がしたりするが、「Thermal Airshed Jacket」は上半身の動きの妨げにならない。

ポケットは内側に集約

ポケットは内側に2つある。左側にはドロップイン型のポケット。手袋や地図など、軽くてかさばるものを入れておくのに便利だ。

右側にはジッパー式ポケット。スマートフォンや財布などの貴重品を携帯するのに適している。

ジッパー式ポケットは、ジャケット本体を折りたたんでコンパクトに収納することもできる。

重さわずか235g

見た目はモコモコしているが、重さはわずか235gとウルトラ・ライト・ダウン並の軽さだ。ちなみにメンズSサイズの実測値は216gだった。

Thermal Airshed Jacketの評価

ここからは実際に「Thermal Airshed Jacket」を使ってみて気づいた点をまとめていく。

サイズ感

今回はメンズSサイズを購入した。身長160cm、体重60gの僕にはやや大きめのサイズだった。

収納は出し入れしづらい

ポケットを内側に配置するメリットは、ランニング中に中身が飛び跳ねにくいこと、そして外側の見た目がすっきりしていること。一方で、フロントのジッパーを開閉しないとポケットにアクセスできないのはやや不便。

走りに出かけるハードルが下がる

寒い季節になると、屋外に出るのが億劫になる。しかし保温性と通気性に優れた「Thermal Airshed Jacket」を1枚持っていると、走りに出かけるハードルがグッと下がるし、むしろ走りに出かけるのが楽しみになる。

冬でもランニングを継続したければ、とびっきり高性能なランニングウェアに投資するのが一番だ。

冬の普段着にもおすすめ

そんなとびっきり高性能な「Thermal Airshed Jacket」は、価格もとびっきり高い。税込価格は33,000円。高級ダウンが買えてしまう値段だ。

ランニングだけに使うのはもったいないので、僕は普段着としてもガシガシ使っている。デニムとの相性も抜群だ。自宅できれば部屋の暖房はいらないし、ちょっとした外出ならそのまま出かけても凍えることはない。

ランニングにも普段着にも使いまわせることを考えると、コストパフォーマンスは案外悪くない。

関連情報

Patagonia Thermal Airshed Jacket

パタゴニアの「サーマル・エアシェッド・ジャケット」はパタゴニアの直営店や取扱店、公式サイトなどで購入することができる。