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ランニングフォーム診断の体験談【ASICS vs MIZUNO】

ランニングフォーム診断の体験談【ASICS vs MIZUNO】

ほぼ同時期に、ASICSとMIZUNOのランニングフォーム診断サービスを利用する機会がありました。この記事では両者の違い、診断の流れ、診断で分かること等を詳しく解説します。自分の走りのクセを知りたい、ランニングフォームを改善したい方の参考になれば幸いです。

当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、ランニングアイテムは全て自費で購入しています。

ASICSのフォーム測定を体験

東京マラソンのエキスポ会場でASICSのブースに差し掛かると「ランニングフォーム診断できます!」という案内を目にしました。同社が提供するランニングフォーム診断サービス「フォーム測定」を無料で体験できるコーナー。所要時間は約30分。

診断の流れ

最初にアンケートに回答します。練習の走行距離や平均ペース、自己ベストなど、ランニングフォーム診断の参考になる情報を記入。次に靴と靴下を脱いでズボンを膝下までめくると、スタッフの方がセンサーを足に装着してくれます。ヒールとふくらはぎに片足2カ所ずつ。

準備が整うと、トレッドミルの上でゆっくりと走り始めます。時速8kmまでペースアップして、そのまま2分間走り続けます。トレッドミルの横では、別のスタッフの方がiPad Proで撮影していました。

診断結果

走り終えると5分もしないうちに診断結果が出てきました。その内容をスタッフの方が丁寧に解説してくれます。まずは横から撮影した動画を見ながら、ランニングフォームをチェック。

ピッチ、ストライド、上下動、体幹の前傾、腕の振り幅、足の振り幅が数値化され、日本人の平均に対する比較(▼がスケール)がひと目で分かります。

A4紙にプリントされた診断シートも渡されました。プロネーションとランニングフォームにコメントがあり、それらに基づいてアシックスの商品をおすすめされます。

課題は2つ

今後の課題として指摘されたのは以下の2点。

  • 足の振り幅が狭く、ストライドも狭い
  • プロネーションが左右で異なる

足の振り幅に関しては、膝で走っているのが原因とのこと。改善点としては「膝」ではなく「腰」で走るようアドバイスいただきました。プロネーションの結果はちょっと意外でした。左足がアンダープロネーションなのに対し、右足はややオーバープロネーション気味と、ミズノの診断とは異なります。対策として、右足の膝にサポーターを装着するようアドバイスいただきました。

MIZUNOの「F.O.R.M.」を体験

その翌月に長野マラソンのエキスポ会場で、MIZUNOのランニングフォーム診断サービス「F.O.R.M.」を体験する機会がありました。こちらは有料のベーシックコースとなり、1回3,300円。所要時間は約30分。

診断の流れ

まずはトレッドミルに乗る前に簡単なアンケートに回答。マラソン自己ベスト(3時間18分)、月間走行距離(200km)、走歴(10年)など、ランニングフォーム診断の参考になる情報を記入します。準備が整うと、まずスタッフの方が腕、ひじ、足首、腰、肩にセンサーを装着してくれます。これらのセンサーの動きを専用のカメラで追うことで、身体の動きが数値化できます。

次にトレッドミルの上に乗り、時速7kmで2分間ウォームアップ。それから時速12.7kmで3分間走り続けて計測を行います。基本的にはマラソンのレースペースで走るとのこと。ランニングシューズを履いていない場合は、無料でレンタルできました。

診断結果

計測が終わると診断シートを渡され、専門スタッフの方と一緒に内容を確認していきます。以下の5つの項目が100点満点で評価されました。

  • Safety(体への負担)71点:ランニング中の身体の左右ブレやBMIなどを中心に評価する項目。評価は「標準的」だが、5項目中で2番目に低い点数でした。
  • Posture(ランニング姿勢)76点:ランニング中の姿勢を評価する項目。評価は「良い」とのこと。
  • Relax(リラックス)62点:ランニング中の腕振りを評価する項目。評価は「改善しましょう」で5項目中で最も低い点数でした。
  • Ride(乗り込み)79点:ランニング中の接地を評価する項目。評価は「良い」とのこと。
  • Swing(脚の動き)87点:ランニング中の脚のスウィングを評価する項目。評価は「大変良い」とのことで、5項目中で最高評価でした。

5項目評価を総合した点数は78.9点でした。一般ランナーの平均が70点らしいので、悪くない結果です。

その他、自分の着地タイプは「ミッドフット」で、プロネーションは左右バランスの取れた「ニュートラルプロネーション」でした。測定結果をもとに、自分に合ったランニングシューズを提案してくれます。そこはさすが商売上手ですね。

課題点は2つ

今後の課題として指摘されたのは以下の2点。

  • 腕振りの肘角度を固定する。そのために、肩関節の柔軟性を高める運動を行う。
  • 内転筋を鍛えて膝の外ブレを抑える。そのために、膝でボールを挟む運動を行う。

肘角度については、スローモーション動画を見ると、腕を後ろにスウィングする時に肘の角度が大きく開いていることが分かりました。無駄なエネルギーロスの原因となるので、肘の角度はなるべく固定するべきとアドバイスいただきました。

着地中の左右のブレ(膝ブレ量)は、内外ブレ幅が17.4mmと平均の11mmを大きく上回っていました。問題は太ももの内側にある内転筋が弱いため、着地の際に足をまっすぐにキープできず、外側にブレてしまうとのこと。内転筋を強化するには座った状態でボールを膝で挟み、ギュッと力を入れる体操を取り入れると良いそうです。

診断を終えて思ったこと

診断の流れはASICSもMIZUMOも大差ありませんが、診断結果はMIZUNOの方が内容が充実しており、具体的にどう改善すれば良いかが分かりやすいと思いました。一方で、ASICSは撮影した動画を自分のスマホで確認できたのが良かったですね。

ただし、いずれも簡易的な測定ですし、30分間という限られた時間で改善点をすべて把握するのは難しい。もっとしっかり診断してもらいたいなら、以下のランニングフォーム診断がおすすめです。

ASICSランニングラボ フル測定

料金は21,400円。体格(足形・アライメント・体組成)やランニングフォーム、脚筋力や全身持久力を細かく測定。その後、結果をもとにランニング能力向上のためのアドバイスを提案してくれます。詳細はこちらを参照

MIZUNO F.O.R.M プレミアムコース

所要時間は60分、料金は1回6,600円。ベーシックコース同様診断結果後、専門スタッフがマンツーマンでアドバイス。トレーニング方法や、ストレッチに関しても質問できます。またアドバイス後にフォームを再計測して確認できます。詳細はこちらを参照

自分で出来るセルフ診断

これらのランニングフォーム診断を受けられる場所は大都市に限られ、多くの人にとって気軽に体験できるものではありません。そんな時はランニングフォームを自分で診断する方法もあります。

私が使ったのは、GARMINの「RDポッド(ランニングダイナミクスポッド)」。ランニングウォッチとペアリングすると、ケイデンスや歩幅、上下動比や接地時間バランスなど、ランニングフォームの詳細なデータが取得できます。トレッドミルの上ではなく、屋外のランニングでも気軽に測定でき、定点観測ができるのもRDポッドの魅力です。

購入ガイド

本記事で紹介したアイテムは以下の通販サイトより購入できます。

【レビュー】Garmin RDポッド:ランニングフォームの実測データを公開

Garmin RD ポッド

3 ★★★☆☆

この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール