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Garmin RDポッド:ランニングフォームを分析

Garmin RDポッド:ランニングフォームを分析

ガーミンの「RDポッド(ランニングダイナミクスポッド)」は、ケイデンス、接地時間バランス、歩幅、上下動比など、ランニングフォームに関するデータが計測できる加速度センサーです。

対応しているガーミンのランニングウォッチと連携して使います。

今回は「ForeAthlete 935」を買ったら「RDポッド」が付属品として付いてきたので、使い方や計測データの見方などを分かりやすく解説します。

この記事はマラソンブロガー「tomo」が書きました。

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ガーミン RD ランニングダイナミクスポッド

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目次と内容

ランニングフォーム分析用のセンサー

今回紹介するガーミンの「RDポッド」は、親指サイズの本体に加速度センサーを内蔵しており、ランニング時の生体力学が計測できます。

ちなみにRDは「Running Dynamics(ランニングダイナミクス)」の頭文字から取っています。

「RDポッド」は互換性のあるガーミンのランニングウォッチとペアリングして使います。

センサーを腰のあたりに装着して、ランニングウォッチでアクティビティをトラッキングしながら、接地時間や上下動などのデータを計測します。

計測した結果は、ランニングアクティビティのデータの一部に表示され、自分のランニングフォームのクセや改善ポイントを数字で読み取ることが可能。

基本的に2018年以降に発売されたガーミンウォッチの中〜上位モデルに対応しています。最新の対応機種は公式サイトを確認しましょう。

今回は「ForeAthlete 935」を買ったら「RDポッド」が付いてきました。もちろん単独で購入することもできます。

計測できる生体力学のデータ

RDポッド」で計測できるデータは以下のとおり。

ピッチピッチは1分あたりの歩数です。合計ステップを表示します(左右の組み合わせ)。
地面接地時間トレーニング中に地面に接している各ステップの時間です。ミリ秒単位で測定されます。
地面接地時間バランス地面接地時間の左右のバランスをパーセンテージで表示します。
ストライド幅1歩から次のストライドまでのストライドの長さで、メートルで測定されます。
上下動走っている間の胴体の垂直振動の振れ幅を計測します。ステップごとにセンチメートル単位で表示します。
上下動比垂直振動とストライド幅の比で、パーセンテージで表示されます。数値が低いほど、トレーニングフォームが良好であることが示されます。

計測したデータはGarmin Connectで確認することができ、ランニングフォームの理解と改善に役立てられます。

使ってみた感想

ここからは「RDポッド」の使い方と、実際に計測したデータを紹介します。

使い方

使い方は簡単。Garminウォッチを起動し、ランニングダイナミクスポッドをひと振りすると、自動的にペアリングしてくれます。

接続が完了すると、ウォッチフェイスに「RDポッド接続」と表示されます。GPSの捕捉よりも早くて驚きました。

裏側はクリップになっており、ズボンの後ろの腰の部分に装着します。あとはランニングするだけ。

ちなみにクリップのグリップ力は相当強力なので、走行中に落とす心配ありません。

一点、走ったあとに忘れて洗濯機に入れてしまわないように注意が必要。

アクティビティを完了すると、ランニングウォッチの方で「RDポッドを取り外してください」とリマインドしてくれるので安心です。

フルマラソンの計測データ

先日参加した「黒部名水マラソン2017」で早速使ってみました。

Garmin Connectでアクティビティを開くと、以下のデータが表示される。

これだけだと意味がわからないので、ひとつずつ見ていきましょう。

ケイデンス

ケイデンス(cadence)とは、ピッチのことを指します。

平均ケイデンスは、1分間あたりの左右合計の歩数。最大で1分間に200歩(spm)、つまり1秒間に3歩強のピッチで走っていることが分かります。

以下のケイデンスの推移を見ると、ペースアップした後半にかけて若干ケイデンスが微増(1分間につき5〜10歩)しています。

歩幅

歩幅は、一歩あたりの歩幅(m)を指し、ストライドとも呼ばれます。

平均で1.20メートル。感覚的には1メートルくらいかなと思っていたので、意外と長いことに驚きました。

歩幅の推移を見ると、ペースアップした後半にかけて10〜20cmほど伸びています。ケイデンス(ピッチ)に比べると顕著な差です。

後半の4:30/kmのペースはストライドによって生まれていることが分かります。

上下動比

上下動は、一歩あたりの体の上下動の幅(cm)です。つまり、平均で8.6cmも上下しています。

上下動比は、歩幅に対する上下動幅の比率(%)を表した指標、つまり上下動を歩幅で割った数字です。数値が低いほどランニングフォームがよいとされます。

上下動比の推移を見ると、ペースアップした後半にかけて若干ですが改善しているように見えます。

GCTバランス

接地時間(GCT)は、一歩あたりの地面に足がついている時間をミリ秒(1000分の1秒)で表したもの。

GCTバランスは、左右の接地時間の割合(%)を表す指標。左右のバランスが均一な状態だと、50%-50%となるので、今回の50.6%-49.4%という結果は悪くなさそうです。

GCTバランスの推移を見ると、最初の10kmは左右イーブンですが、10km以降やや左に傾いています。

基本的に反時計回りのコースなので、自然と左に傾いている時間が多かったからかもしれないですね。

おまけ

購入ガイド

ガーミン RD ランニングダイナミクスポッドは以下の通販サイトから購入できます。

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