【ガーミンからApple Watchへ】6年使ったランナーが徹底比較
ランニングウォッチの定番Garminと、スマートウォッチの王者Apple Watch。実はこの2つ、スタート地点はまったく違うのに、進化の末に少しずつ近づいてきています。Garminを6年使い、Apple WatchもCorosも試してきた私が、ランナー目線でどちらを選ぶべきかを比較します。
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この記事の目次
そもそもスタート地点が異なる
GarminとApple Watch。同じ「ランニングで使える腕時計」でも、実はスタート地点がまったく違います。Garminはもともとアスリート向けの計測機器として生まれ、Apple Watchはスマートウォッチとして登場しました。
そして今、両者はそれぞれ進化し、少しずつ近づいてきています。Garminはスマートウォッチ化、Apple Watchはアスリートウォッチ化、という具合に。
実際、GarminもAppleもウェアラブル端末の市場でシェアを取るべく、常に進化し続けています。近年、Garminは決済機能や音楽再生機能、睡眠トラッキングなど、ランニング以外の機能拡充に力を入れています。
一方でApple Watchは「watchOS 9」で心肺能力の測定機能やワークアウト機能を大幅にアップデートしたり、最上位機種「Ultra」の耐久性やバッテリーの持ち時間を高めたり、ガチランナーがターゲットに入りつつあります。
どっちを選ぶ?
ガチランナーならGarmin
ランニングウォッチとしての性能は、Garminに軍配が上がります。次のどれかひとつでもランニングウォッチに求めるなら、Apple WatchよりもGarminを選びましょう。
- 距離・ペースの精度
- 心肺能力の測定機能(VO2maxなど)
- 各種トレーニング機能(ワークアウトなど)
これらは「より速く、より長く走れるようになりたい」ガチランナーにとって便利な機能になります。Apple Watchも2022年9月にアップデートされた「OS 9」以降では、ランニングウォッチの機能がずいぶん進化しましたが、Garminに追いつくにはまだ数年かかりそうです。
ファンランナーならApple Watchもアリ
Apple Watchでも距離・ペース・心拍数など基本的な走行データは記録できます。「タイムは気にせず楽しく走りたい」「ダイエット目的で走った距離を記録したい」ファンランナーは、Apple Watchでも十分に満足できます。
ただし、言うまでもなくApple Watchを使うにはiPhoneが必要です。なので、AndroidユーザはGarminを選びましょう。
Garminが強いところ
バッテリーの持ちはGarminが圧勝
Apple Watchを使っていて一番困るのは、バッテリーの減りが早いこと。Apple Watchだとフル充電で1日持てば良く、ランニングアプリを使うとバッテリーの減りがもっと早くなります。Garminなら上位機種なら1週間は余裕で持ちます。フルマラソン(3〜4時間)で使っても、バッテリーが半分以上残ります。
Garminは防水、Apple Watchは耐水
電子機器をランニングで使うとなると、耐水性能が気になります。Garminは防水仕様なので、着用したままシャワーを浴びたり、プールで泳いだりしても大丈夫。Apple Watchは防水仕様ではありませんが、汗や水しぶきなどに対する耐水性能はあるので、ランニングで使う分にはどちらも大差なさそうです。
ただしGarminは錆びに弱い
そんな水に強いGarminですが、給電口の金属が錆びやすいという弱点があるので注意が必要です。金属の部分が外部に晒されていて、錆びると故障の原因になるんですよね。専用の防塵プラグを装着しておけば錆びる心配はありませんが、充電する度に取り外すのが面倒です。一方、Apple Watchは充電器に磁石でピタッと装着するだけで給電できます。
Apple Watchが強いところ
スマートウォッチ機能はApple Watchが圧勝
Garminにもメールやカレンダーの予定が手元で確認できるスマートウォッチ機能がありますが、Apple Watchの方が出来ることが圧倒的に多いですね。例えば、メール受信の通知は本文までしっかり確認できて、電話受信も応答可能。カレンダーは一覧表示が見やすく、電卓やアラームなどの便利ツールのバリエーションも豊富。「OS 9」以降では文字の入力にも対応しており、手元でメールの返信文を書くこともできます。
Apple Watchはアプリ追加で拡張できる
Garminで記録したデータはGarmin Connectアプリに取り込まれますが、Apple Watchは自分のお気に入りのランニングアプリに取り込むことができます。例えばStravaユーザなら、Apple Watchの「Strava」アプリで記録すると、iPhoneのStravaアプリでデータが確認できます。「Nike Run Club」アプリだと、簡易的なワークアウト機能が使えたりもします。自分に合ったアプリが選べるのは嬉しいですよね。
SuicaはApple Watchの方が使いやすい
2020年5月から、Garminでも交通系電子決済のSuicaが使えるようになりました。ただし、スマートフォンに登録されているSuicaとは別に、Garmin Connectアプリ内でSuicaを新たに発行する必要があります。その点、Apple WatchはiPhoneで発行したSuicaをそのまま使えたり、定期券に対応していたりするので便利です。
GarminとApple Watchの使い分け
「より速く、より長く走れるようになりたい」ガチランナーが使うならGarmin一択。最上位機種の「Apple Watch Ultra」も使ってみましたが、ランニングウォッチとしての性能はまだGarminに及びません。
「ランニングは簡単なログが残せれば良い」ファンランナーが使うならApple Watchでもランニングウォッチとして十分使えます。もちろんiPhoneユーザであることが前提ではありますが。
余談ですが、自分はGarminとApple Watchに加えて、Corosのランニングウォッチも並行して使っていました。Corosの使い勝手はどちらかといえばGarminに近いですね。
Corosは端末が非常に軽く、アプリのUIが美しいなどのメリットがありますが、機能面や汎用性の高さで見ると、Garminの方が一枚上手かなと思います。
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