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【トゥールーズマラソン2024】フランス第四の都市を走る。ハーフ1:27:55
フランス第四の都市トゥールーズ(Toulouse)でハーフマラソンを走ってきました。日本のマラソン大会とは違うことがあり、戸惑うこともありましたが、フランスでの初レースを楽しみました。
フランスのトゥールーズマラソン2024のハーフの部を1時間27分55秒(Garmin実測)で完走!給水所のコップが硬質プラスチックだったのが斬新でした。たぶん再利用するのかな。メダルも自然に優しい(?)木製
— tomo. @ともらん (@tomorunblog) November 10, 2024
今回はフランス経由の出張のついでに急きょ参加を決めました pic.twitter.com/sG46QV6sdq
トゥールーズマラソンを走る
2024年11月10日にフランスのトゥールーズで開催された「トゥールーズマラソン2024」を走ってきました。種目はハーフマラソン。
なぜ走ったのか?
もともとフランスを訪れる予定はなかったのですが、11月の第二週にルクセンブルクへの出張が決まり、日本からフランスのパリ経由で向かうことになりました。週末にタイミングよくフランスでマラソン大会がないかな…と調べてみると「トゥールーズマラソン」がヒットしました。
トゥールーズマラソンとは?
正式名称は「Toulouse Métropole Run Experience」。公式サイトはフランス語しかないので、Google翻訳を頼りに解読しました。種目はフル、ハーフ、10kmで、トゥールーズの街のど真ん中を走れます。
海外のマラソン大会は開催日ギリギリまでエントリーできることが多いです。開催日2週間前に見たらフルの部だけ枠が残っていましたが、さすがに出張の前に42.195kmを走るのは危険…。ところが数日後に再びチェックしたら、ハーフの部に1枠空きが出ていました!迷わず速攻でエントリー。
そもそもトゥールーズってどこ?
トゥールーズは、フランス南部にある人口50万人規模の都市。フランスではパリ、マルセイユ、リヨンに次ぐ四番目に大きい街らしいですが、今回その存在を初めて知りました。パリから電車(TGV)でも行けますが5時間近くかかります。飛行機だと約1時間半。
マラソン遠征の日程
今回は出張なので仕事に支障が出ないように日程を工夫しました。
まず、金曜日に仕事を終えてから、羽田空港を22:50に出発する便でパリに向かいます。約15時間のフライトを経て、土曜日の早朝06:00にパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。そこから07:55発のフライトでトゥールーズまで移動。空港からホテルまではシャトルバスで約30分。10:30にホテルで荷物を預けました。
というわけで土曜日は半日以上、旅ランに時間を使えました。中心部を散策してから「アエロスコピア航空博物館」まで14km走りました。実はトゥールーズは欧州の宇宙航空産業の中心地であり、市内にはエアバス社の本社があります。
走った後はトラム(市電)で街中に戻り、市庁舎のある「キャピトル」でマラソン大会の受付を済ませました。受け取ったものは、ビブス(ナンバーカード)と安全ピンとスタートブロックのバンド。日本のマラソン大会に比べるとシンプルで無駄がないですね。
フルの部は07:30スタート、ハーフの部は09:00スタート。マラソンを走った後でも同日中にパリまで戻ることも可能です。
スタートラインへ
レース当日は時差ボケもあり、5時に目が覚めました。シャワーを浴びて、6時頃に部屋で朝食をとります。レストランは高いので…。
朝食は前日にカルフール(フランスのスーパー)で買ってきた、サンドイッチ、チョコクロワッサン、バナナ、ヨーグルト(ダノン)。さすが美食の国だけあって、どれも美味しかったです。お隣のイギリスとは違います。
今回はキャピトルの近くのホテルに宿泊しました。スタート会場まで徒歩10分、フィニッシュ会場まで徒歩5分、アクセスは申し分ありません。
8時半前にスタートブロックに入りました。前日に受け取ったバンドを忘れてしまいましたが、特に問題なく1時間30分のブロックに入れました。
スタート会場はまるでお祭りのように盛り上がっていましたが、フランス語がまったく分かりません。
これから「トゥールーズマラソン」のハーフの部を走ってきます。スタート地点はお祭りにみたいに盛り上がってるけどフランス語がまったく分からない😅https://t.co/3cQMcoHjmz pic.twitter.com/ePeiZsOM47
— tomo. @ともらん (@tomorunblog) November 10, 2024
スタート5分前にいきなり号砲が鳴りびっくりしました。どうやらエリートの部のランナーを先に出発させたようです。そしてスタートの2分前に自分を含む先頭ブロックの号砲が鳴ります。定刻にスタートしないんだ…と、軽いカルチャーショックを受けました。
レース攻略
ここから「トゥールーズマラソン」のハーフの部の様子を紹介します。
こちらは会場で見かけたコースマップ。スタート・フィニッシュはトゥールーズの中心街に設置されますが、それ以外は土地勘がないのでよく分かりませんね。余談ですがハーフマラソンはフランス語で「Semi-Marathon」と言うみたいです。
スタートからずっと狭い道を走り、5km地点を過ぎるまでずっと渋滞気味でした。まあ1時間30分のペーサー集団について行ったので、余計に混雑したのだと思いますが。
こちらは5km地点にある「カタラン橋」。左側に「ラ・グラーヴ病院」のドームが見える、絶景スポットらしいです。その後「トゥールーズ競馬場」の外周をぐるりと1周します。
10km地点の手間で給水所があります。今回のレースで一番驚いたのは、コップが硬質プラスチックだったこと。使い捨てタイプではなく、普通に食器として使えそうな硬いプラスチックのコップです。
しかもデザインがオシャレ。洗って再利用するのだと思いますが、普通にゴミ箱に投げるので、傷とかつかないのかな…と余計な心配をしてしまいました。
15kmあたりで巨大な「スタジアム・ド・ツールーズ」の前を通ります。こちらは1938年のFIFAワールドカップ開催地として建設された歴史あるスタジアムです。トゥールーズはラグビーも有名で、2007年のラグビーワールドカップの会場としても使われたそうです。
19km地点を過ぎると中心部に戻ってきます。20kmあたりで一瞬フィニッシュゲートが見えましたが、ただのゲートでした。紛らわしい。
ラスト1kmは美しい街並みと大勢の観客の中を駆け抜けます。これは気持ちよかった!
そして無事にフィニッシュ。今回は「東北・みやぎ復興マラソン」の翌週ということもあり、記録は狙わず1時間30分切りを目指しました。結果は手元の時計で1時間27分55秒。フルマラソンの疲れが残っていて、これでも結構キツかったですね。
ゴールの後で
参考までにStravaのアクティビティを載せておきます。
コースはロードがメインですが、中心部は石畳が多く、気をつけないとつまずきそうになります。走っている途中に転倒された方を2名見かけました。高度獲得は約70m。意外と緩やかなアップダウンが多かった印象です。
フィニッシュした後に完走メダルをもらいました。木製のメダル。
ドリンクは給水所と同じ硬質プラスチックに水が入っています。面白いのは、セルフサービスのドリンクバーみたいに自分で味付けができること。これが結構美味しかった。
昨日の夕飯と今日の朝食は節約したので、レース後の昼食兼夕食は奮発してフランス料理をいただきました。
200gぐらいあるヒレ肉に大ぶりのシャンピニオンとマッシュポテトが添えられています。お値段約7,000円。日本で食べたら2〜3倍するんじゃないでしょうか。気絶しそうなぐらい美味しかったです。
ただ、日本人のオッサンが独りでお洒落なレストランに入るのは勇気が入りますね。基本、周りはカップルかファミリーしかいないので。メニューはフランス語しかありませんでしたが、カタコトの英語が喋れるお店の方が親切にサポートしてくれました。
ランニングアイテム紹介
最後に、いつも通りレースで使用したランニングアイテムを紹介しますが、今回は出張の荷物をできるだけ減らしたかったので、レース用の装備は持っていきませんでした。
シューズはNikeの「ズームフライ6」。一応、カーボンプレート入りなのでレースにも使えるタイプ。最後まで脚が持ちましたが、安定感はイマイチ。特に石畳の上では何度かフラッとしました。グリップもあまり良くありません。
パンツは、Mizunoの「マルチポケットパンツ」のロング裏起毛を使用。こちらは完全に冬のジョギング用ですが、タイツのような履き心地とウエストポーチ並みの収納力があり、難なくハーフマラソンを走り切れました。
アンダーウェアはDanish Enduranceの「スポーツボクサーショーツ」。こちらもレース専用ではなく、日常生活兼ランニング用ですが、生地の摩擦係数が少なく、快適に走れました。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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