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【那智勝浦でランニング】那智駅から那智山まで熊野古道を走ってみた

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【那智勝浦でランニング】那智駅から那智山まで熊野古道を走ってみた

那智駅から那智山まで、熊野古道(中辺路)ルートをランニングしてきたので紹介します。途中「大門坂」を駆け上がり「熊野那智大社」や「那智の滝」を観光する14kmコース。

更新日: 公開日:

目次と内容

熊野那智大社と那智の滝

那智山(なちさん)は、紀伊半島の南部、和歌山県の西部に位置する山々の総称。

古来より自然信仰の聖地であり、那智山一帯にある以下のスポットは世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されています。

  • 熊野那智大社
  • 那智の滝
  • 青岸渡寺
  • 熊野古道(中辺路)

中でも日本一の落差を誇る「那智の滝」は国内有数のパワースポットとして観光客に人気です。

アクセス

那智山の所在地は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町。標高は約300m。

最寄駅はJR紀勢本線・那智駅。JR名古屋駅から新宮駅で乗り換えて約5時間、JR和歌山駅から紀伊田辺駅で乗り換えて約4時間かかります。

那智駅から那智山までは8kmほど離れており、路線バスやタクシーでアクセスできます。

車だと那智勝浦新宮道路・那智勝浦ICを降りて20分ほど。駐車場は熊野那智大社や那智の滝から徒歩圏内。

ランニングコース

今回は那智駅からスタートし、熊野古道(中辺路)のルートに沿って熊野那智大社まで上ります。その後、那智の滝に寄り道してから和歌山県道46号を下り、再び那智駅に戻ります。

コースの全長は走行距離14km、獲得標高391mでした。

那智駅〜那智山間は路線バスもあるので、往復する自信がなければ、片道だけ走るという選択肢もあります。

那智駅

というわけで、JR那智駅にやってきました。駅舎に隣接する形で「世界遺産情報センター」と「道の駅 なち」があります。今回はこちらの駐車場に車を置いて走ります(平日の午後はガラガラでした)。

駅前の交差点を右折して和歌山県道46号に入り、8km先の那智山を目指します。

熊野古道ルートを正確に走るなら、途中で一旦脇道に外れます。足元にはご丁寧に「熊野古道 KODO」と書いてありました。しかしすぐに県道に戻ります。

しばらく県道を走り続けると「熊野古道」と書かれた看板を目にします。このまま県道を直進しても那智山にたどり着きますが、行きは熊野古道ルートで向かいます。

熊野古道

熊野古道は小辺路(こへち)、中辺路(なかへち)、大辺路(おおへち)がありますが、那智駅から那智山までは中辺路を通ります。熊野古道の詳しいルートマップは「熊野古道ウォークマップ」が便利です。

参考までに、現地で見かけた熊野古道の案内図を載せておきます。赤線が熊野古道中辺路ルート。那智駅と那智山を結んでいるのが分かります。

途中から山道に入ります。「本当にこっちで大丈夫?!」と不安になります。

とはいえ、大型台風が紀伊半島を通過した後だったため、山道の方は大丈夫ではありませんでした。それでも何とか一歩ずつ前進します。

向かっている先は、大丈夫そうでした!

山道を抜けると、緩やかな傾斜が続く住宅街を直進します。

大門坂

さて、ここから今回のランニングのハイライトのひとつ「大門坂」です。熊野那智大社へ続く467段の石段を駆け上がります。

石段の入口では「夫婦杉」が出迎えてくれます。

ちなみに大門坂の横には和歌山県道46号が通っており、下山する時はこちらを使います。

467段と聞くとキツそうに感じますが、実際には勾配が緩やか。ノンストップで上り切りました。

動画もあります。こっちの方が雰囲気が伝わるかも。

那智山

こちらは那智山の参拝道案内です。

那智山参道入口から階段を上り続けます。

雨が降る中、熊野那智大社に到着しました。貫禄がありますね。

お賽銭を忘れてしまいましたが…、ちゃんとお参りしてきました。

熊野那智大社の隣にあるのが那智山清岸寺。熊野那智大社とともに厚い信仰を集めています。

ここから防災道路を下り、1kmほど離れた場所にある那智の滝を目指します。

こちらが那智の滝の入口。ここから石段を下ります。

落差133mの那智の滝は、その前に立っているだけでただただ圧倒されます。

帰り際に平安衣装をまとって参拝されているカップルを見かけました。素敵ですね!

最後は那智の滝から和歌山県道46号をひたすら下り、那智駅に戻りました。

寄り道スポット

熊野那智大社で面白いなと思ったのが、樟の空洞をくぐる「大樟胎内めぐり」でした。階段を降りて樟の中へ入ると、

あら不思議、反対側の出口から出てきます。樹齢850年(推定)、樹高は27メートル、幹回り約8.5メートルの御神木であります。

大会情報

那智山の周辺では以下のマラソン大会が開催されます。

おまけ

2023年の夏休みは1週間かけて和歌山県をのんびりドライブしました。那智勝浦町では「休暇村南紀勝浦」で2泊して、今回紹介した那智山や、太地町にある「くじらの博物館」を観光してきました。

ちなみに那智山は午前中に車で家族と一緒に訪れ、午後にひとりでランニングして再訪しました。

この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterStravaでも発信しています。

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