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【Shokz OpenRun Pro 2 レビュー】Type-C対応に感激!
ランナーに絶大な人気を誇る「Shokz」のイヤフォン。2年前に購入した初代「OpenRun Pro」は不満が多かったので、新作の「OpenRun Pro 2」は購入を見送る予定でしたが、Type-Cケーブルで充電できるようになったと知り、速攻でポチりました。もちろん、それだけじゃない魅力もあります。
- Shokz(ショックス)とは?
- OpenRun Pro 2の特徴
- 旧作から進化したポイント
- バンドサイズは「ミニ」を選んで正解
- メガネを着用しても快適
- イヤフォンの操作は耳元で
- Type-C対応は嬉しすぎるアップデート
- 汗や雨で濡れても安心
- 高音域が聴き取りやすい
- マグネットで固定できる
- 総合評価:非常に満足
Shokz(ショックス)とは?
Shokz(ショックス)はアメリカのテキサス州に本拠地を置く骨伝導イヤフォンのブランドです。耳を塞がないタイプのイヤフォン・ヘッドフォンのカテゴリではメジャーな存在であり、アスリートやビジネスパーソンに支持されています。
2023年には大迫傑選手がブランドアンバサダーに就任したこともあり、ランナーの間で認知度が高まりつつあります。自分は2021年に「Aeropex」というモデルでデビューして以来、フラグシップモデルの「OpenRun Pro」や左右独立型の「Open Fit」を使っています。
耳を塞がないので、装着したまま街中を走っても周囲の音が拾えて安心・安全なのが気に入っています。また、リモートワークでも使っていますが、長時間使用しても耳が痛くならず助かっています。
OpenRun Pro 2の特徴
今回紹介するのは、Shokzのフラグシップモデル「OpenRun Pro」の第2世代モデル「OpenRun Pro 2」です。主な特徴は次のとおり。
- 耳を塞がないオープンイヤーデザイン
- 最長12時間の再生時間
- Type-Cで充電可能
- ノイズキャンセリングマイク搭載
- バンドサイズは標準・ミニの2種類
- IP55防水仕様
- 定価は27,880円
- 重さは31g
Amazonでポチりましたが、定価27,880円に15%のポイント還元がありました。ちなみに公式サイトから購入するとShokzオリジナルのサンバイザーが無料で付いてきます。
パッケージの中身は、イヤフォン本体、専用ケース、Type-Cケーブル、取扱説明書。専用ケースはジッパーで開閉できてデザインもカッコいいのですが、かさばるので使うことはないかな…と思います。
旧作から進化したポイント
自分は2022年5月に発売された前作の「OpenRun Pro」も持っていますが、新作の「OpenRun Pro 2」で進化したポイントを見ていきましょう。
OpenRun Pro 2 | OpenRun Pro | |
---|---|---|
発売 | 2024年9月 | 2022年5月 |
バッテリー持続時間 | 最大12時間 | 最大10時間 |
急速充電 | 10分で150分再生 | 5分で90分再生 |
音響技術 | 骨伝導+空気伝導 | 骨伝導 |
防水機能 | IP55 | IP55 |
充電ポート | Type-C | Shokz独自規格 |
重さ | 31g | 29g |
定価 | 27,880円 | 23,880円 |
個人的に高評価だったのは、まず何よりも充電ポートがType-Cをサポートしていること。これにより自宅でも外出先でも、Type-Cケーブル1本でスマホやノートパソコンから「OpenRun Pro 2」まで充電できるようになりました。今までは、わざわざShokz専用ケーブルを持ち運ぶのが面倒だったんですよね。
バッテリー持続時間や急速充電時間が長くなっているのも進化を感じます。ただ、Type-Cで気軽にこまめに充電できるようになったので、そこまで気にならないですかね。
音響技術も骨伝導から、骨伝導(中〜高音域)+骨伝導(低音域)のデュアルドライバーにアップデートされました。個人的には、旧作「OpenRun Pro」は重低音が強かったのに対し、新作「OpenRun Pro 2」は高音域がよく伸びる印象を受けます。
バンドサイズは「ミニ」を選んで正解
「OpenRun Pro 2」は左右の音源ソースがバンドで繋がれており、バンドサイズは「標準サイズ」と標準よりも約2cm小さい「ミニサイズ」が選べます。
過去に「Aeropex」や「OpenRun Pro」を使っていた時はバンドの出っ張りが気になっていたので、今回はミニサイズを選びました。ミニサイズだから頭が小さくないといけない、という訳ではなく、後方の出っ張りが抑えられていてシュッとした印象になります。
ただ、ロングヘアの方は髪の毛を結いた時にバンドに当たる可能性があります。以下、オッサンの汚い横側を晒すのは抵抗があるので、娘にモデルになってもらいました。
メガネを着用しても快適
「OpenRun Pro 2」は耳にかけて装着するので、メガネはかけられないの…?とメガネランナーなら不安に思うはず。ご安心下さい。その点も考慮してShokzのイヤフォンは設計されています。
これは「OpenRun Pro 2」に限ったことではありませんが、耳にかかるアームの部分が細いため、メガネのテンプルと干渉しにくい構造になっています。特にスポーツメガネの場合は耳の上に乗せるタイプより、こめかみを抑えつけるタイプが多いので、なおさら干渉しずらいと思います。
オッサンの汚い横側を晒したついでに、短髪の方ならミニサイズでも頭部後方に余裕があることが分かると思います。
イヤフォンの操作は耳元で
こちらはイヤフォンの左側の様子。外側にはマルチファンクションボタンが配置されており、音楽を再生したり、着電の際に応対したり、音楽を先送り・前戻ししたり、できます。
詳しくは取扱説明書に書いてありますが、覚えるのが大変ですね。
イヤフォンの右側には2つのボタンと充電ポートがあります。ボタンは、音量を上げるボタンと下げるボタン。前者を長押しすると電源をオン・オフできます。
こちらの方の使い方はすぐに覚えられました。
Type-C対応は嬉しすぎるアップデート
実を言うと今回「OpenRun Pro 2」は購入を見送る予定でした。しかし結局ポチった理由は、Type-Cで充電できるから。自分は全てのガジェットを「Type-C」で統一しており、Shokzだけ統一できなくて不満だったんですよね。
でも「OpenRun Pro 2」でついにType-Cがサポートされたおかげで、専用ケーブルを持ち運ばなくて済みますし、いつでもどこでも充電できるので、電池切れの不安も無くなりました!
自分はType-Cケーブル1本化に強いこだわりがあり、電気シェーバーもわざわざType-Cに対応したPanasonicに買い換えたほど。
じゃあGarminはどうなるんだ?とツッコミが来そうですが、こちらはType-Cケーブルに「Garmin変換アダプター」を装着してGarminケーブル化しています。おかげでGarminも実質Type-C充電です。
汗や雨で濡れても安心
「OpenRun Pro 2」の防塵防水規格は「IP55」。粉塵の侵入を防ぎ、あらゆる角度からの水の侵入を防ぎます。完全に防塵、防水できるように設計されていませんが、水没させない限り問題ないでしょう。
ランニングで使用した後は、さっと水洗いして汗や汚れを落としたいですからね。ちなみに旧作も「IP55」ですが、充電ポートの金属が剥き出しで腐食のリスクがありました。その点、新型は充電ポートに着脱可能なキャップが付いているので安心です。
高音域が聴き取りやすい
音質を求めて「OpenRun Pro 2」を選ぶ人はいないと思いますが、リスニング体験についても軽く触れておきます。
スピーカーのようなクリアな音
もともとShokzの骨伝導技術は振動だけで音がクリアに聴こえましたが、「OpenRun Pro 2」は次元が違います。特に高音域の音はクリアで伸びます。ランニング中にグスタフ・マーラーの『交響曲1番』を聴きましたが、第4楽章のトランペットの伸びが快感でした。
音声も聞き取りやすい
自分は仕事でもShokzを愛用しているのですが、骨伝導オンリーの旧作に比べると「OpenRun Pro 2」は音声も非常にクリアに聴こえます。また高度なノイズキャンセリング処理を行うことで、自分の声も相手にクリアに届けることができます。
音漏れは多少ある
「OpenRun Pro 2」は骨伝導に加えて空気伝導スピーカーがあるので、30cmぐらいまで耳を近づけると音が聴こえてきます。静かな図書館や満員の通勤電車で大音量の音楽を聴くのは避けたほうが無難です。オフィスでテレビ会議をする程度なら問題ありません。
交通量の多い場所だと聴き取りづらい
静かな公園だと小さな音まで聞こえますが、交通量の多い幹線道路沿いだと音が聴き取りづらいです。これは耳を塞がないオープンイヤーの宿命です。骨伝導オンリーの旧作はそこまで気になりませんでしたが、新作では空気伝導が加わったことで、騒音がある場所での聞き取りがやや悪化しています。
マグネットで固定できる
マイナーですが、旧作から進化した点がもうひとつありました。上の写真のように、左右の先端がマグネットでピタッとくっ付きます。
使わない時はカバンに入れたり、首に巻き付けたりすると思いますが、マグネットが付いたおかげで、バッグのショルダーストラップとかにぶら下げておくこともできます。
総合評価:非常に満足
Shokzの「OpenRun Pro 2」を購入して非常に満足しています。良い点・気になる点は次のとおり。
良い点
- 耳を塞がず屋内ランでも安心安全
- 骨伝導と空気伝導の良いとこ取りで音がクリア
- 充電ポートがType-Cに対応
気になる点
- 若干音漏れがする
- 騒音の中だと音が聴こえづらい
旧作も所有しているので、どうしても比較してしまいますが、骨伝導オンリーの「OpenRun Pro」に比べるとリスニング体験が悪化したと捉えられる部分もあります。しかしそれを上回る進化をビシバシ感じることができ、トータルで非常に満足しています。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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