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AirPods 3:ランニングでも落ちない
AirPods 3 (第3世代)は、2021年10月に発売されたApple純正のワイヤレスイヤフォン。ランニングしても落ちる気配はなく、周囲の音が適度に拾えるので屋外で使っても安心です。
実際にランニングで使ってみたので、使い勝手などを紹介します。
目次と内容
ランニングにも使える
「AirPods」は、Apple純正のワイヤレスイヤフォンです。
妻が前モデルの「AirPods 2」から「AirPods 3」に乗り換えたので、実機を借りてランニングでの使い勝手を確認しました。
「AirPods 3」の主な特徴は以下のとおり。
- 密閉しないインナーイヤー型
- 耐汗耐水性能(IPX4)
- 最大6時間再生
周囲の音が聞こえる
耳を密閉するカナル型とは異なり、耳に掛けて着用するので周囲の音が遮断されません。音楽を聴いていてもランニング時に車や自転車の気配が感じられるので安心です。
汗に強い
水の飛まつに対して保護する「IPX4」の耐汗耐水性能を持ち、ランニングの汗くらいなら問題ありません。ただし防水仕様ではないので注意は必要。
ロングランにも対応
1回の充電で最大6時間再生できるので、フルマラソンなどロングランで使っても電池切れの心配がない。
AirPods Proとの違い
「AirPods 3」の購入を検討する人は、最上位モデルの「AirPods Pro」も気になるでしょう。主な違いは以下のとおり。
AirPods Pro | AirPods 3 | |
---|---|---|
発売日 | 2019年10月 | 2021年10月 |
価格 | 30,580円 | 23,800円 |
形状 | カナル型 | インナーイヤー型 |
サイズ | 30.9mm x 21.8mm x 24.0mm | 30.7mm x 18.2mm x 19.2mm |
重さ | 5.4g | 4.3g |
最大再生時間(1回の充電) | 4.5時間 | 6時間 |
主なオーディオ機能 | 空間オーディオ、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード | 空間オーディオ |
通信機能 | Bluetooth 5.0 | |
耐水性能 | IPX4 | |
充電ケースの規格 | MagSafe充電器、Qi規格の充電器、Lightningコネクタに対応 |
以下は「AirPods Pro」(写真左)と「AirPods 3」のイヤフォン本体と充電ケースを並べた写真。
「AirPods 3」は前モデルの「AirPods 2」からハード・ソフト面で大幅に進化しており、機能的にも「AirPods Pro」に迫るレベルに仕上がっています。
ノイズキャンセリング重視なら「AirPods Pro」
「AirPods Pro」は耳を密閉するカナル型で、アクティブノイズキャンセリング機能が付いています。
通勤やカフェなどで雑音をシャットアウトしたい時に便利です。
外部音取り込みのオーディオ機能もあるので、雑音だけ消して必要な音だけ拾うという芸当も可能。
ノイズキャンセリングが不要なら「AirPods 3」
周囲の雑音を消す必要がないなら「AirPods 3」で十分。オーディオの品質は「AirPods Pro」と遜色がなく、再生時間も「AirPods 3」の方が長いです。
しかも耳を密閉しないインナーイヤー型の方が長時間着用しても疲れにくいですね。
AirPods 3と同梱物
それでは「AirPods 3」を詳しく見ていきましょう。
パッケージ
同梱物
左から、マニュアル、充電ケーブル、充電ケース。
イヤフォン本体は充電ケースに収納されています。
重さ
充電ケース+イヤホン本体(2個)の重さは実測値で47g。
イヤホン本体の単品の重さは実測値で4g。
イヤフォン本体
こちらがイヤフォン本体。左右専用設計のため、右用には「R」、左用には「L」と印字されています。前モデルの「AirPods 2」に比べると、先端の突き出た部分(「うどん」とも揶揄される)が短くなっています。
先端の少し窪んだ部分をつまむとイヤフォンの操作ができます。
AirPods 3の評価
ここからは実際に「AirPods 3」を使ってみた感想をまとめます。
ランニングでも落ちない
まずランナーとして一番気になるのが「AirPods 3」を耳に装着してランニングしても落ちないのか?ということ。
結論から言うと落ちません。試しに4:30/kmペースで90分間走り続けたが、一度も落ちなかったですし、落ちそうになったこともなかったです。
カナル型のように耳に密着していないのに落ちないの?と言う不安が払拭されました。
耳元での操作が簡単
イヤフォンの先端部分をギュッとつまむだけで、スマートフォンを使わずに耳元で操作できます。ランニング中に音楽再生の操作をしたり、電話対応したりすることも可能です。
- 1回押して再生、一時停止、電話に応答
- 2回押して次の曲にスキップ
- 3回押して前の曲にスキップ
- 長押しでSiriを起動
周囲の音が聞こえる
インナーイヤー型は耳が密閉されないので、周囲の音が拾えます。通勤時やカフェなどで静寂が欲しい時は雑音が気になりますが、ランニング中は周囲の音が聞こえた方が安心です。
音質は素晴らしい
高音質のいわゆるハイレゾ対応ではありませんが、音楽ストリーミングサービスの音楽を楽しむ分には音質は素晴らしいですね。
「AirPods Pro」でも対応している空間オーディオは臨場感あふれる音が楽しめます。
ワイヤレス充電が便利
前モデル「AirPods 2」から進化したもうひとつのポイントは、ワイヤレス充電に対応していること。
MagSafe充電器、Qi規格の充電器が使えるので、充電ケーブルなしで給電が可能です。
風切り音は多少ある
イヤフォンの先端部分が突き出ているため、ランニング中はどうしても空気抵抗を生み出します。
風がない時は問題ありませんが、風がある時は風切り音が多少なりとも気になりました。屋内でトレッドミルの上を走るなら全く問題ないでしょう。
風切り音が気になるなら
屋外のランニングで風切り音に悩まされたくないならAftershokzの「Aeropex」がおすすめです。
骨伝導型のワイヤレスイヤフォンなので、耳を塞がずに音楽が聴けます。こめかみにピタッと密着するので風が吹いても風切り音がありません。まさにランニング専用のイヤフォンです。
おまけ
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。