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【Shokz オープンフィット】仕事もランニングもこれ1台
今回紹介するのは「オープンフィット」というShokzの完全ワイヤレスイヤフォンです。耳を塞がずに音楽が聴けるので屋外のランニングで使っても安心。長時間使い続けてもストレスフリーなので、仕事のオンライン会議でも重宝しています。
目次と内容
- Shokz(ショックス)とは?
- オープンフィットの主な特徴
- 初期設定と使い方
- ストレスフリーな装着感
- 高音質で音漏れが少ない
- ランニングで本領発揮
- テレワークでも活躍
- 充電ケースが無駄にデカい…
- オープンフィットエアとの違い
- 総合評価:非常に満足
Shokz(ショックス)とは?
Shokz(ショックス)は、アメリカのテキサス州に本社を置く、骨伝導ヘッドフォンの世界的企業です。もともとAfterShokz(アフターショックス)というブランド名で展開していましたが、2021年にShokzに変更しています。
骨伝導技術は頬骨から伝わる振動を利用して音を届けます。耳を塞がず、周囲の音を取り込みながら音楽を聴くことができため、屋外のランニングでも安心して使えます。自分はこれまで「エアロペックス」と「オープンランプロ」を愛用してきました。
Shokzは2023年に「DirectPitch」という新技術を導入。耳を塞がず、耳元で音波を正確に方向付けることで、音漏れを軽減しつつ没入感のリスニング体験を実現しています。今回購入した「オープンフィット」は、骨伝導ではなくDirectPitch技術を使ったイヤフォンです。
主な特徴
Shokzの「オープンフィット(OpenFit)」は、耳を塞がない完全ワイヤレス型のイヤフォンです。主な特徴は次のとおり。
- 耳を塞がず、周囲の音も聞こえる
- 左右独立した完全ワイヤレス型イヤフォン
- 最大約7時間の連続再生
- 急速充電対応(5分間の充電で1時間可能)
- マルチポイント接続
- IP54の防水性能
- 定価は24,880円
「完全」ワイヤレスイヤフォンとは、左右のパーツが繋がっていないイヤフォンを指します。耳を塞ぐタイプは数多くありますが、耳を塞がない完全ワイヤレスイヤフォンは意外と少ないんですよね。その中でも「オープンフィット」は装着時の快適性にこだわっています。
「オープンフィット」の本体と同梱物です。本体は充電ケースに格納されています。その他、取扱説明書、充電ケーブル(USB-C)、保管用の袋が同梱されています。
充電ケースの中は左右のイヤフォンが重なるように収まり、収納時には自動的に充電されます。
イヤフォンは左右独立型。先端部分に「L」と「R」マークが書いてあります。素材は超軟質シリコンを使用し、あらゆる耳の形状にしなやかにフィットします。
初期設定と使い方
開封後、まずはスマホとBluetoothでペアリングします。充電ケースを開いた状態で認識されるのでスマホのBluetooth設定画面から「OpenFit by Shokz」を選びます。
同梱の取扱説明書に装着方法とタップ操作について簡単に解説があります。とりあえずこれさえ覚えておけば大丈夫。
そのままでも使えますが、専用アプリをインストールすると、イコライザやマルチポイント接続、タップ操作などがカスタマイズできます。
ストレスフリーな装着感
「オープンフィット」を装着してまず感じたことは、ストレスフリーであること。耳を塞ぐイヤフォンのように耳の中に押し込めるわけでもなく、ヘッドフォンのように耳に押し付けるわけでもなく、耳に「軽くひっかける」という表現がしっくりきます。
それなのに定位置にしっかり固定されるから不思議です。ランニングのような上下動の激しい運動でもズレることなく、落とす心配もありません。
メガネの上から装着できるのも有り難いですね。自分は週の半分はメガネで過ごしますし、ランニングの時はサングラスやナイトグラスを使用するので、メガネとの併用は重要なポイント。
高音質で音漏れが少ない
「オープンフィット」を購入する際に一番気になったのが音漏れ。耳を塞がず耳元から音を届けるため、理論上どうしても音漏れは避けられません。電車の中やオフィスで音漏れしたら嫌ですよね。
実際に家族が音楽を聴いている状態で近づいてみましたが、30cmまで接近して「ん?どこかで音が鳴っている?」と気づき、やっと10cmまで接近して聴き取れるぐらいのレベルでした。
しかも意外と高音質なのに驚きました。J-POP、クラシック、ジャズをひと通り聴いてみましたが、特に低音の伸びが素晴らしいですね。まあ、音楽鑑賞用に「オープンフィット」を選ぶ人はいないと思いますが。
ランニングで本領発揮
今回「オープンフィット」を購入した一番の目的は、ランニング中に語学学習をするためです。毎週のジョギング時間を合わせると約8時間。これを全て勉強時間に当てたらすごいことになりそう…。
というわけで、早速2時間のジョギングで使ってみました。装着感は文句なし。2時間走り続けてもズレることなく非常に快適でした。もちろん汗で濡れますが、IP54の防水性能を持っているので安心です。
耳を塞がず周囲の音を取り込めるのはやはり良いですね。語学学習では、単語を聴く→自分で発音する、を繰り返すのですが、自分の発音もしっかり聴き取れます。
北浦和〜見沼代用水西縁〜芝川第一調整池の往復23kmジョグへ。コースの7割はクロカン。今日はヘッドフォンを装着して語学学習しながら走ったのですが、脳のメモリを使いすぎたのか、いつもの倍以上疲れました。。 pic.twitter.com/QyivuFpjfS
— tomo. (@tomorunblog) May 11, 2024
一点だけ不満を挙げるとすれば、交通量の多い道路や強い風が吹いている場所では騒音や風切音が強調され、イヤフォンの音がうまく聴き取れませんでした。
テレワークでも活躍充電
ランニングのためだけなら定価24,880円の「オープンフィット」は高過ぎると思います。でも自分は仕事でも使います。在宅の日は1日にのべ4〜5時間、出社の日でもオフィスで2〜3時間はオンライン会議に参加します。
長時間使う場合、耳に押し込むタイプのイヤフォンは耳が痛くなりますが「オープンフィット」は何時間使ってもストレスフリー。しかもオフィスで話しかけられても気づかずに無視、ということもありません。
「オープンフィット」はマルチポイント接続に対応しており、例えばスマホとノートパソコンを登録すればシームレスに着替えができて便利です。
充電ケースが無駄にデカい…
もうひとつ不満なポイントを挙げるとすれば、充電ケースが大きいことしょうか。iPhone 15 ProやMacbook Airと同じType-Cケーブルに対応しているのは有難いものの、充電ケース自体が物理的にスペースを取り過ぎます。
上の写真は左からSonyの「WF-1000XM5」、Shokzの「オープンフィット」、B&Wの「Pi7S2」ですが、充電ケースだけで比較すると「オープンフィット」は「WF-1000XM5」の約2倍のサイズになります。
オープンフィットエアとの違い
2024年5月に発売された「オープンフィットエア(OpenFit Air)」との違いも簡単にまとめておきます。
OpenFit | OpenFit Air | |
---|---|---|
発売 | 2023年7月 | 2024年5月 |
定価 | 24,880円 | 19,880円 |
バッテリー駆動時間 | 最長7時間 | 最長6時間 |
重量(片耳) | 8.3g | 8.7g |
素材(イヤフォン) | シリコン | プラスチック、シリコン、ステンレススチール |
マイク性能 | デュアルノイズキャンセリングマイク+ AIコールノイキャンセリング | – |
スペックを比較すると「オープンフィットエア」は「オープンフィット」の下位モデルの位置付けです。
「オープンフィット」の方が5,000円高くなりますが、バッテリー駆動時間が1時間長く、全身シリコン仕様。さらに周囲の雑音を軽減するノイキャンセリング機能もついています(ただし耳を塞がないので、一般的なノイズキャンセリング機能とは異なります)。
総合評価:非常に満足
Shokzの「オープンフィット」を購入して非常に満足しています。ストレスフリーな装着感と最長7時間の連続再生。ランニングでもテレワークでも同じくらい快適に使用できるのが気に入っています。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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購入ガイド
この記事で紹介した「Shokz オープンフィット」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。
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耳を塞がないイヤフォンの最大の弱点は、周囲の雑音を消し去るノイズキャンセリングに対応していないこと。ノイキャン機能付きが良いなら、Sonyの「WF-1000XM5」やAppleの「AirPod Pro」がおすすめです。