「Apple Watch Series 6」レビュー:GPS精度はGarminと互角
Apple Watchはランニングウォッチとして使えるのか?2020年9月に発売された「Series 6」を使って検証します。
汗や水しぶきへの耐水性能、走行距離やペースを正確に捉えるGPSセンサー、心拍数度を計測する光学式心拍センサーなど、ランニングウォッチに必要な機能は備えています。
Garminと比較しても、GPS精度は遜色ないレベルでした。
ワークアウト機能などシリアスランナーが求める機能はありませんが、ランニングアクティビティを正確に記録する目的は果たせます。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
ランニングアプリ
Apple Watch Series 6は、ネイティブアプリの「ワークアウト」でランニングのアクティビティが簡単に計測できます。
また「Nike Run Club」や「Runkeeper」や「Strava」など、サードパーティーのランニングアプリにも対応しており、お気に入りのアプリを起動して直接計測することも可能です。
防水・耐水性能
Apple Watch Series 6は、防水仕様ではありませんが、耐水性能はあります。
汗で濡れたらサッと拭けば良いですし、水道水でジャブジャブ水洗いしてもできます。
ウォッチバンドは「スポーツバンド」を選ぶと、耐久性に優れて肌触りが良く、ランニング中でもズレなく、ガシガシ使えます。
GPS位置情報の計測
結論からいうと、Apple Watch Series 6のGPS位置情報の精度は高く、Garminと遜色ないといえます。
実際に装着して、1周3000mのランニングコースで走行距離を計測してみたところ、Apple Watch Series 6は3.04km、Garmin fenix 6は3.07kmという結果が出ました。市民ランナーが使う分には誤差の範囲です。
ただし位置情報を細かく比較すると、スタート・ゴールの捕捉や直進走行時の計測はGarmin fenix 6Xの方が精度が高いのが分かります。
ペースの計測
平均ペースで見ると、Apple Watch Series 6は4:58/km、Garmin fenix 6は4:55/kmと大差ない。しかし瞬間ペースだと、Apple Watch Series 6のペース計測はかなり大雑把でGarminに劣ることが見て取れました。
例えば最速ペースはApple Watchは4:28/kmであるのに対し、Garminは3:27/kmでした。
心拍数度の計測
心拍数度については、Apple Watch Series 6の計測精度はGarminと遜色ありません。
3000mのランニングで心拍数度を計測してみたところ、Apple Watch Series 6は145(最小104〜最高155)、Garmin fenix 6Xは143(最小91〜最大157)でした。
血中酸素濃度の計測
前作「Series 5」から進化したポイントのひとつが、新しく搭載されたセンサーによる「血中酸素濃度」の計測です。
血中酸素濃度は、身体がどれだけ酸素を取り込んでいるかを知ることができ、健康状態を把握するための大切なバロメーターとなります。
現時点ではApple Watch専用の「血中酸素ウェルネス App」を使って計測し、「ヘルスケア」アプリで確認できます。
ランニングアプリでの活用シーンはまだないが、今後の展開に期待したいですね。
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