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Asics「エボライド」レビュー
2020年2月に発売されたアシックスのランニングシューズ「エボライド」を紹介します。
ガイドソールと呼ばれる弓形のソールデザインにより自然と足が前に出る1足です。主な特徴は以下のとおり。
- 体の重心を前に傾けるだけで足が自然と動き出すガイドソール・テクノロジーを搭載
- アシックスランニングシューズのフラグシップモデル「メタライド」の軽量版
- 重さは226g(25.5cm)
- 定価は税込11,000円〜
早速履いてみたのでレビューしたいと思います。
目次と内容
転がして走るシューズ
アシックスは2019年2月にガイドソール(GUIDESOLE)と呼ばれる新しいソールテクノロジーを発表しました。
特徴は弓形にカーブしたソールデザイン。つま先上がりの構造にすることで、着地の際にシューズがカーブに沿って転がるようにスライドします。
重心を身体の前方に移動すれば自然と足が前に出て、より少ない力でより長い距離を走ることができます。
ガイドソールを搭載したモデルは、まず「メタライド」がデビューし、その後「グライドライド」と「エボライド」が発売されました。
今回紹介する「エボライド」の主な特徴は以下のとおり。
- ガイドソールテクノロジーを搭載
- 「メタライド」の軽量版
- 重さは226g(25.5cm)
- 定価は税込11,000円〜
ライド(RIDE)3兄弟
次に「エボライド」「メタライド」「グライドライド」の3兄弟を比較してみよう。それぞれの基本スペックを表にまとめた。
エボライド | メタライド | グライドライド | |
---|---|---|---|
発売 | 2020年2月 | 2019年2月 | 2019年9月 |
重さ | – | – | 289g |
ドロップ | 5mm | 0mm | 5mm |
ミッドソール | FLYTEFOAM PROPELのみの一層構造 | FLYTEFOAM PROPEL+FLYTEFOAMの二層構造、GELクッション | FLYTEFOAM PROPEL+FLYTEFOAMの二層構造、GELクッション |
アッパー | メッシュ素材 | メッシュ素材 | メッシュ素材 |
アウトソール | 溝が少ないフラットな構造 | グリップ性と耐久性に優れたラバーを配置 | 縦方向の溝を配置した構造 |
「メタライド」と「グライドライド」はFLYTEFOAM PROPELとFLYTEFOAMから成る二層構造のクッションを持つのに対し「エボライド」はFLYTEFOAM PROPELのみの一層構造。
重さの方は「エボライド」のメンズ25.5cmが実測値で226g。「メタライド」の同じサイズが287gだったので、かなり軽い。
デザインとスペック
それでは「エボライド」を詳しく見ていこう。
まずは側面から。つま先が弓のように反っているフォルムと、ミッドソールに刻まれた鱗のようなモチーフの部分が「メタライド」を彷彿させる。
ミッドソールには、反発性に優れた「FLYTEFOAM PROPEL」を採用。軽量化を図るために、ワンピース(単一)構造となっています。
アッパーには、通気性と伸縮性に優れたメッシュ素材を採用。シューレース(紐)の穴がアッパーに一体化しており、より高いフィット感を実現しています。
靴底には耐摩耗性に優れたラバー素材がフォアフットを中心に配置されています。
つま先までしっかりとカバーされています。
サイズ感
「エボライド」のサイズ展開は以下のとおり。
- メンズ:25.5cm〜30.0cm
- レディース:22.5cm〜26.5cm
ランニングシューズ選びでは25.5cmか26.0cmで迷いますが、「エボライド」は25.5cmを選びました。実際に足を入れてみると、横幅が狭く、やや窮屈でした。ワンサイズ上の26.0cmにすれば良かった、と後悔しました。
履いてみた感想
実際に「エボライド」を履いてみた感想をまとめます。
ファーストインプレッション
履き心地は、足全体を優しく包み込むという感覚。全体的に硬いパーツが多いメタライドとは異なり、アッパーやソールがしなやかで、足の形に寄り添ってくれます。着地の感覚は硬すぎず、柔らかすぎず、ニュートラルな感触です。
守備範囲が広い
ロード・砂利道・芝生で走ってみましたが、変化に順応しながら安定した走りをサポートしてくれました。
ASICS Evorideを履いて20km走へ。路面はロード、砂利道、芝生。ペースは4’45/kmから3‘50/kmのレンジで。変化に順応しながら、終始安定した走りをサポートしてくれました!https://t.co/vJq3KzVXbB pic.twitter.com/jZ51o6EPRr
— tomo✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) April 19, 2020
おまけ
ガイドソールを初めて体験したのは、東京マラソン2019のエキスポ会場で「メタライド」を試着した時でした。今までにない感覚に魅了され、その場で購入。
「メタライド」は今でも好きなシューズですが、唯一の欠点は重いこと。その点「エボライド」は「メタライド」と同じようなライド感を残しつつ、大幅に軽量したモデルなので軽やかに走れます。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。
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購入ガイド
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