METARIDEレビュー:サイズ25.5cm、重さ287g

2019年2月に発売されたMETARIDE(メタライド)は、アシックスの次世代のランニングシューズ。アシックススポーツ工学研究所が生み出した革新的なソールデザインを採用し、長距離を走っても疲れにくい走り心地を実現。実際に履いてみて気づいた点を紹介する。

ASICS METARIDE

この記事の目次

強烈な推進力

アシックスがパフォーマンス・ランニングシューズでトップを奪取するために投入したのが、今回紹介する「METARIDE」だ。

最大の特徴は、弓形にカーブしたソールデザイン。つま先上がりの構造にすることで、力を入れずとも足が自然と前に出る。

「東京マラソン2019」に合わせて発売され、エキスポ会場では出展ブースの一番目立つ場所に「METARIDE」が試走できるコーナーが設置されていた。

コンセプトは「RUNを、もっとラクに、もっと長く」。脚に負荷をかけずに長距離を走ることに特化したランニングシューズであり、出展ブースのスタッッフの方によると、ターゲット層は初フル〜サブ4とのこと。

試しに履いてみると、つま先に少し力を入れるだけで強烈な推進力を感じる。静止するのが難しい。良い意味で不安定なシューズ。気づいたら、走り始めていた。そんな感覚です。これはまったく新しい。

というわけで、税込29,160円という強気の価格設定だったが、思い切って購入を決めた。

デザインとスペック

それでは「METARIDE」を詳しく見ていこう。

開封の儀

箱は高級感あふれるブラックにゴールドの線が入ったデザイン。

外観

一見すると、普通のランニングシューズに見える。

真横から見ると分厚いソールが2層になっているのが分かる。しかも真ん中が空洞。こんなシューズ見たことない!

内側。

靴底。アウターソールのラバー素材はグリップ性能が高い。

真上から見た様子。

インナー(中敷)は立体構造で足にピタリとフィットする。

メンズ25.5cmの重さは実測値で287g。見た目の割には軽いという印象。

ソールの厚さは、最も厚いところで4cm弱もある。紛れもない「厚底シューズ」だが、ナイキの厚底とはちょっと違う。

構造的に気になるのが、ミッドソールのカカトの部分。軽量性とクッション性に定評のあるソール素材「FLYTEFOAM」をベースにしつつ、衝撃緩衝材の「GEL」を挟んだ構造。

しかも真ん中が空洞という、まるで現代アートのような、なんとも不思議な形状だ。


METARIDEの評価

ここからは実際に「METARIDE」を履いてみて気付いた点をまとめていく。

ファーストインプレッション

あまり目立たないが、アキレス腱を囲むようにサポーターが付いています。このおかげでヒール周りがガッチリとホールドされる。

ソールは非常に硬い。手で力を加えても折り曲がらず、ビクともしない。常にこのカーブを保っているので、つま先に重心を置くと、カクンと前に進む。

カカトの部分に関しては「GEL」をサンドイッチ状に挟んでいるものの、クッショニングは硬めの印象。

アッパー部分に伸縮性に優れたニット素材が使われており、足にピタリとフィットする。

アウターソールには半透明のラバー素材を採用。グリップ力に優れており、地面を掴むというよりは、地面に張り付くような感覚だ。

羽生さわかやマラソン

ハーフマラソンで履いてみた。平均ペース4:25/kmでも余裕でいける。力を入れなくてもグイグイ前に出るから疲れない。

久喜マラソン

さらに早い平均ペース4:06/kmでハーフマラソンに挑む。体調が優れなかったのか、今回は足取りが重く感じた。

吉川なまずの里マラソン

またまたハーフに投入。今回は平均ペース4:03/kmで走り切れた。ラスト5kmは3:55/kmまでペースアップしたが、グイグイと走れた。

走行距離100km

100km走り込んだ後の状態。アウターソールとミッドソールの接着部分が若干歪んでいますが、まだまだ使えそう。

雨の日でも滑らずに快適

意外と優秀なのが、濡れた路面での走行性能。靴底のラバーがいい感じに地面を捉えてくれるので、雨の日でも安定した走りをサポートしてくれる。

ASICS METARIDE