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「メタスピード エッジ プラス(+)」レビュー

「メタスピード エッジ プラス(+)」レビュー

2022年6月に発売されたメタスピードエッジ+(プラス)を紹介します。

クッションは硬めです。足が自然と前に出る設計でフォアフット走法に向いています。主な特徴は以下のとおり。

  • ミッドソールには軽量性と反発性に優れた「FF BLAST TURBO」を採用。第1世代よりも16%増量
  • カーボンプレート内蔵。つま先に向かって下がる傾斜となる配置
  • アッパーには軽量性と通気性に優れた「モーションアップラッパー」を採用
  • アウターソールには雨でも滑りにくい「ASICS GRIP」を採用
  • 重さは210g(27.0cm)
  • 価格は税込27,500円

「とも」は発売日当日に注文しました。早速履いてみたので詳しくレビューしたいと思います。

当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

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目次と内容

メタスピードエッジ+とは?

アシックスの最速マラソンシューズ

メタスピード(METASPEED)はアシックスの最速級マラソンシューズです。同社のフラグシップモデルであり、世界トップ選手の自己ベスト更新に貢献しています。

ちなみに「とも」は、メタスピードを履いて約2年半ぶりにフル自己ベストを更新することができました。

ストライド型の「スカイ」とピッチ型の「エッジ」

2021年4月に発売された第1世代は、ストライド型のランナーに適した「メタスピード スカイ」とピッチ型のランナーに適した「メタスピード エッジ」の2種類が選べました。

後継モデルは+(プラス)

2022年6月に待望の第2世代モデルが発売。「メタスピード スカイ」は「メタスピード スカイ+」、「メタスピード エッジ」は「メタスピード エッジ+」としてアップデートされました。

マイナーアップデート

第2世代の「メタスピード エッジ+」の特徴は以下のとおり。第1世代からマイナーアップデートという位置づけです。

  • ミッドソールには軽量性と反発性に優れた「FF BLAST TURBO」を採用。第1世代よりも16%増量
  • カーボンプレート内蔵。つま先に向かって下がる傾斜となる配置
  • アッパーには軽量性と通気性に優れた「モーションアップラッパー」を採用
  • アウターソールには雨でも滑りにくい「ASICS GRIP」を採用
  • 重さは210g(27.0cm)
  • 価格は税込27,500円

アシックス公式サイトで注文

今回は、発売日の翌日に公式サイトでユニセックスモデルの26.0cmを注文。当初は「メタスピード スカイ+」だけにするつもりが、「メタスピード エッジ+」も気になってポチってしまいました。

アシックスの株主優待券を使ったので定価の25%割引で購入できました。定価27,500円に6,875円分の割引が適用。前日に購入した「スカイ+」の分も合わせると13,750円分もお得でした。別のシューズがもう1足買えてしまいますね。

デザインとスペック

それでは「メタスピード エッジ+」を詳しく見ていきましょう。

メインカラーは緑色・黄色

第2世代は緑色・黄色を基調にしたカラーで統一されています。第1世代は赤色・オレンジ色でした。ナイキは昔からカラーを統一して、マラソン大会での存在感を高めてきましたが、アシックスもそれに追随しているのでしょうね。

FF BLASTとカーボンプレート

ミッドソールには軽量性と反発性に優れた「FF BLAST TURBO」を前作に続き採用し、さらに16%増量。ミッドソール自体の厚みも4mm増しています。

カーボンプレートはミッドソール内のつま先に向かって下がる傾斜となる配置。足が自然と前に出やすくなりました。

靴底

靴底は前足部と両脇にアシックスグリップを採用。それ以外はミッドソールが剥き出しになった状態ですが、中央部分が窪んでいるため、地面に接触する面積は大きくありません。

アシックスグリップ

優れたグリップ性能と耐久性を持つ「アシックスグリップ」は、濡れた路面でも高い走行安定性を発揮します。このおかげで雨天のレースでも安心して足を任せられます。

モーションラップアッパー

アッパーは「モーションラップアッパー」を採用。通気性・通水性に優れたメッシュ素材を使用しています。

シューレース

見た目は釣り餌の「ジャリメ」を連想させますが、結び目が解けにくい構造になっています。

アンクルパッド

厚めのクッションを配置し、足首を強く優しく包み込みます。

シュータン

タンの部分はペラペラに薄く、足の形にぴたりと馴染みます。

重さ

ユニセックスモデルの26.0cmの重さは実測値で196gでした。ちなみに同じサイズの「スカイ+」は実測値で191gでしたので「エッジ+」の方がやや重いということですね。

前作(第1世代)との違い

前作との違いも見てみましょう。「とも」は初代の「メタスピード エッジ」を持っていないため、ここでは基本スペックのみ比較します。

スペック比較まとめ

メタスピード エッジ+メタスピード エッジ
発売2022年6月2021年4月
重さ(メンズ26.0cm)196g
ドロップ8mm8mm
ミッドソールFF BLAST TURBO、カーボンプレートFF BLAST TURBO、カーボンプレート
アッパーモーションラップアッパー100%リサイクルポリエステル素材のエンジニアードメッシュ
アウトソールアシックスグリップアシックスグリップ

特筆すべきは、ミッドソールのクッションを16%増量し、厚さを4mm増やしたこと。「スカイ+」のクッション4%増量に比べると大きなアップデートとなります。

サイズ感

サイズはユニセックス(男女兼用)で22.5cm〜29.0cm、30.0cmの展開。

ランニングシューズのサイズはいつも25.5cmか26.0cmで迷います。今回は幅広のワイドモデルがないため、少し大きめの26.0cmを選びました。

足を入れてみると、前足部とつま先周りはジャストサイズという感じ。「スカイ+」はスペースにかなり余裕がありましたが、「エッジ+」は同じサイズでもぴたりとしたフィット感。ワンサイズ下の25.5cmを選んでいたら窮屈だったと思います。

耐久性

こちらは後日、アップデートしていきますね。

デビュー直後

デビューランでは10km走ってきました。

ミッドソールにはすでにシワが入っていますが、アウターソールのダメージは軽微。ただ第1世代の「メタスピード スカイ+」は200km超えた辺りから摩耗が目立ち、300km超えでかなり限界に近かったため、練習で使いすぎないように注意したいです。

履いてみた感想

ここからは実際に「メタスピード エッジ+」を履いた感想をまとめます。

ピタリとフィットする

つま先から前足部にかけては「遊び」のスペースがなく、ピタリとフィットします。アンクルパッドもホールド感が高く、シューズ全体で足を抑え込んで固定するような感じです。

これは、つま先から前足部に遊びを持たせて足首でガッチリ固定する「スカイ+」と決定的に異なる点です。おそらく「エッジ+」の方がオフセットが高く、前屈みになるため、足が滑り落ちないようにしているのでしょう。

足が自然と前に出る

ミッドソールのクッションは見た目よりも硬い印象。前足部からつま先にかけて反っているため、重心を前に置くとロッキングチェアのように転がり、足が自然と前に出ます。

どちらかというとフォアフット走法に向いています。履き心地はホカの「カーボン X」や「カーボン X2」に近いですね。

ストライドは伸びない?

公式サイトには「ピッチ型のランナーがピッチを調節しながらストライドを伸ばし、少ない歩数でゴールできることを追求するためのトップアスリートシューズ」と書いてあります。

ただ実際に走っていてもストライドが伸びるようには感じません。足がどんどん前に出るので、むしろピッチが速くなりそう。この辺りは感じ方に個人差がありそうです。

中距離に向いてそう

個人的にはスピードが求められる5〜10kmがスイートスポットだと思います。ハーフマラソン〜フルマラソンで使うなら、もうちょっとクッションが欲しいですね。

おまけ

メタスピードは「スカイ+」と「エッジ+」どちらが良いか?は、マラソンランナーなら誰もが持つ疑問です。

アシックスは「ストライド型ランナーならスカイ」か「ピッチ型ランナーならエッジ」を推奨していますが、「とも」はこの分類の仕方に違和感を感じます。

両者を履き比べた上で1つだけ選べと言われれば「メタスピード スカイ+」を選びます。それは自分がストライド型だからではなく、ハーフ〜フルマラソンの長距離メインで走っているからです。

最後までお読みいただき有難うございます。この記事はマラソンブロガーのtomo.が書きました。当ブログでは紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。

この記事で紹介した「アシックス メタスピードエッジ+」の最新価格・在庫状況は以下の通販サイトで確認できます。

アシックス メタスピードエッジ+