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【しまなみ海道・亀老山でランニング】標高約300mの展望台までヒルクライム

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【しまなみ海道・亀老山でランニング】標高約300mの展望台までヒルクライム

愛媛県今治市の瀬戸内海に浮かぶ大島を走ってきたので紹介します。今回は標高約300mの亀老山(きろうさん)の麓を1周し、山頂の亀老山展望公園まで往復して来ました。隈研吾氏設計の展望デッキからは瀬戸内海の360度パノラマ絶景が楽しめます。

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目次と内容

亀老山(きろうさん)とは?

亀老山は瀬戸内海に浮かぶ大島の南西部に位置する標高307mの山です。愛媛県今治市に属し、瀬戸内しまなみ海道のルート沿いにあります。

山頂一体は「亀老山展望公園」として整備され、亀老山展望台からは瀬戸内海の360度の絶景が楽しめます。ちなみにこちらの展望台は建築家・隈研吾氏による設計。「見えない建築」をテーマに展望台が地形に埋没した形になっています。

アクセス

車や自転車なら、瀬戸内しまなみ海道のルート上にある「亀山」から向かいます。亀老山展望公園まで約4kmですが、標高約300m・最大傾斜15%の坂を上るため、自転車でもヒルクライムに苦労します。亀山には亀老山最寄りのバス停もあり、徒歩で向かうと120分ほどかかります。

ランニングコース

今回は夏休みの家族旅行で大島の名駒という町に1泊しました。ちょうど亀老山の南側に位置します。そこから亀老山の麓を1周し、途中亀老山展望公園まで往復する14kmを走りました。

最高気温34℃の過酷な環境でしたが、亀老山展望公園に向かう登山道は日陰が多くて救われました。日向と日陰だと体感温度が10℃以上違います。

名駒〜南浦

というわけで名駒から走り始めます。名駒は大島の最南部に位置し、対岸には今治市の街並みがかすかに見えます。最短距離だと5kmほどしか離れていません。

瀬戸内しまなみ海道のルートから外れているため、観光客がほとんど訪れない静かな港町です。美しい砂浜もあり、海水浴客が1組だけいました。

海岸線沿いを東に向かって走り続けると、南浦の漁港が見えて来ました。こちらもほとんど人の気配がありません。

南浦漁港から長い上り坂に差し掛かります。坂の途中で振り返ると、南浦漁港一帯と海の先の今治市がよく見渡せました。

坂を上り切ると「瀬戸内しまなみ海道」の案内板を発見。メインルートは大島の真ん中を通り抜けますが、北側と南側の海沿いを走るサブルートもあります。自分だけのルートで巡れるのも「瀬戸内しまなみ海道」の魅力です。

亀老山ヒルクライム

名駒からスタートして3kmほどすると、亀老山展望公園の登山口が見えてきました。ここから約3kmの道のりをひたすらヒルクライムしていきます。

500m毎に距離表示があり、傾斜が5〜9%と書かれていました。傾斜10%だと100mで10m上り角度にすると約6度。そこそこキツいヒルクライムですね。

ガードレースすれすれを走るので結構迫力があります。

登山道の途中に「村上義弘公」と書かれた看板を目にしました。村上義弘公は瀬戸内各地の海賊を総括していた、いわば海賊の親分です。能島村上水軍の祖という説もあるそうです。亀老山を登頂する前に村上義弘のお墓でお参りして来ました。

残り1kmで「美味しい藻塩アイスが待ってるよ」に勇気づけられました。

亀老山展望デッキ

山頂付近は傾斜が最大で15%になります。自分はなんとか走り続けましたが、自転車でヒルクライムされていた2人組は歩いていました。

ずっと木のトンネルを走って来ましたが、亀老山展望公園に近づくと突然視界が開けます。その時の感動は言葉では表せないので動画を撮りました。来島海峡大橋〜今治方面が一望できます。

ちなみに亀老山展望公園は人気の観光スポットなので、坂を上っている間は1分間に4〜5台は車が行き来しており、山頂近くには駐車場の空きを待つ車が10台ほど列を成していました。

こちらが亀老山展望公園の入口です。大きな亀の石像が鎮座しています。

展望デッキは北側と南側の2箇所あります。こちらは南側の展望デッキ。

そしてこちらが北側の展望デッキ。

個人的には来島海峡大橋方面の景色が一番好きですね。とてもキツいヒルクライムでしたが、走ってきた甲斐がありました。

ちなみに肝心の「藻塩アイス」は、売店の営業が終了していたため、食べられませんでした。でも実は2時間前に家族と一緒に車で亀老山展望公園を訪れた際に、美味しくいただきました。

来島海峡大橋

下りの時は、上りの時と同じ景色を見ているのに、見え方が違う気がします。心拍数も余裕があるので、景色を思う存分楽しめます。

先ほどの登山口に戻り、亀山を経由して「瀬戸内しまなみ海道」のメインルートに合流します。道路の両側には「瀬戸内しまなみ海道」のルートを示すブルーのラインが引かれています。

亀老山の北側の丘を越えると、進行方向に来島海峡大橋が見えて来ました。この橋を渡った先が四国です。

海岸線に出ると、名駒を目指して亀老山の西側にまわります。こちらは来島海峡大橋を横から見た様子。

海岸線を離れて再び上り坂に差し掛かります。左手に見える山が亀老山です。

山頂には展望デッキがかすかに見えます。さすが「見えない建築」だけあって、地形にうまく溶け込んでいますね。

この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterStravaでも発信しています。

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