【倉敷でランニング】早朝に人もまばらな「美観地区」を駆け抜ける
岡山県倉敷市の「美観地区」を走ってきたので紹介します。江戸時代の建物と洋風建築が見事に融合した街並みは、エリア全体がひとつの芸術作品のよう。日中は観光客で混雑しているので、ランニングするなら早朝か夕暮れ時がおすすめです。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
倉敷美観地区とは?
倉敷美観地区は、岡山県倉敷市にある街並保存地区。白壁の蔵屋敷や柳並木など江戸時代の面影を残す美しい街並みが見どころです。観光客に人気の「大原美術館」も美観地区にあります。
倉敷市の公式ホームページによると、倉敷では全国でも早い時期から街並み保存の意識が芽生え、早くも1968年には「倉敷市伝統美観保存条例」が制定されています。
三重県の「関宿」や千葉県の「佐原」などにも古い街並みが保存されていますが、倉敷美観地区はレベルが違います。街全体がまるで芸術作品のようです。
アクセス
美観地区は、倉敷駅から500mほど南へ向かった先にあります。倉敷川を中心に半径200mぐらいのエリアに古い街並みが広がります。街歩きをするなら、2時間もあればぐるっと回れます。
こちらは美観地区を中心とした倉敷川周辺の鳥瞰図。街並みだけでなく、このような案内マップをひとつとっても美しいんですよね。
ランニングコース
今回は夏休みの旅行で倉敷市内に1泊しました。宿泊したホテルは美観地区の目の前。この恵まれた立地条件を生かさない手はないと思い、早起きして美観地区を朝ランしてきました。ちなみに日中は観光客で混雑するので、走るなら早朝か夕暮れ時がおすすめです。
以下は2024年8月のランニング記録。倉敷川周辺→阿智神社→商店街→倉敷駅を巡る4km弱のコースです。これぐらいならランニング初心者の方でも無理なく走れると思います。
倉敷川周辺
というわけで、朝7時から走りに出かけました。天気はあいにくの曇り、かと思いきや、霧のような小雨が降っていました。
倉敷中央通りから倉敷川へ向かい、江戸時代にタイムスリップします。
倉敷美観地区の面白いとことは、江戸時代風の建物ばかりではなく、明治・大正時代の洋風建築も街並みに上手く溶け込んでいること。こちらは喫茶店「珈琲エル・グレコ」。その隣には大原美術館があり、コレクションの代表作がエル・グレコの『受胎告知』です。
こちらが大原美術館のメインエントランス。アート好きなら一度は訪れてみたい日本有数の美術館のひとつです。
営業時間内に訪れましたが、国内外の有名画家の作品が鑑賞できるだけなく、デュシャンのような現代アートや日本の若い芸術家の作品も展示されていた点に好意を持ちました。また、作品と美術史の解説が上手くシンクしていて、美術の勉強にも役立ちます。
まあでも倉敷美観地区で有名なのは、倉敷川沿いの白壁の蔵屋敷と柳並木ですよね。
いろんなお店がありますが、個人的に気になったのが蔵屋敷の角で見かけた「廣榮堂」さん。岡山も名物、吉備団子の老舗らしいです。
阿智神社
倉敷川を往復した後、美観地区の北側の高台にある阿智神社に足を伸ばしてみます。
途中「倉敷市倉敷公民館」の横を通ったのですが、こちらの建物も周囲と調和しているんですよね。
阿智神社の周辺を時計回りでぐるりと回り、蔵屋敷が並ぶ本町通りに戻ります。
本町通りを走っている様子を動画でも撮りましたが、古い街並みが延々と続いているのが分かると思います。
倉敷美観地区で父と朝ランしてきました。古い街並みが延々と続きます pic.twitter.com/nHEfHhsGEN
— tomo. (@tomorunblog) August 19, 2024
途中で本町通りから外れて、阿智神社の境内に向かって長い緩やかな坂を上ります。
最後に石段を上ると「阿智神社」の境内に入ります。
境内からは美観地区が見渡せましたが、上からだと良くわかりませんね…。ちなみに真ん中の肌色の洋風建築が大原美術館です。
商店街と倉敷駅
阿智神社から坂を下り、最後に倉敷駅を目指します。
途中、屋根付きの商店街を駆け抜けます。雨が少し強くなってきたので助かりました。倉敷駅周辺には商店街がいくつかありますが、こちらは「えびす商店街」です。
商店街を抜けると倉敷駅の駅舎が見えました。もっと和風な感じを期待していましたが、なんとも言えないデザインですね…。
ちなみに倉敷駅から美観地区までの距離は500mほど。倉敷中央通り経由でも商店街経由でも同じくらいです。
余談ですが、夕暮れ時も人が少なくておすすめです。夕日に染まる蔵屋敷もさ趣があって良いですよ。