
【ミズノ】ウェーブエンペラー 3 徹底レビュー
→この記事では、Mizuno(ミズノ)のランニングシューズ「Wave Emperor 3(ウェーブエンペラー 3)」の特徴・評価・耐久性について解説します。
デザインは地味ですが、走行性能は抜群。軽量でクッション性が高いのに、堅牢で安定感があります。僕はこれで人生初の「サブ3」を達成しました。
フルマラソンでサブ3〜3.5ランナー向けにおすすめです!
Wave Emperor 3を選ぶ理由
今回紹介する「Wave Emperor 3(ウェーブエンペラー 3)」の特徴は以下のとおり。
抜群の走行性能
一番最初に箱を開けた時、思わず「デザインがイケてないな」とガッカリしたのを覚えています。最近はデザイン性の高い オンやナイキのランニングシューズに履き慣れているので、何だかひと昔前にタイムスリップしたような感覚。
ただし、この記事を書きながら写真を凝視してみると、ややボテッとしたアウトソールやヒールから延びるサイドパーツなどがアクセントとなり、「機能美」という言葉が相応しいデザインに仕上がっています。
ぼくなら絶対に一目惚れしないシューズ。でも、履くたびに好きになる。「ウェーブエンペラー3」は、そんなレースシューズです。
ミズノの「最速」レースシューズ
ミズノのランニングシューズは、フルマラソンの完走タイム別にシューズモデルの棲み分けが出来ています。数ある製品中でも最速級に位置付けられているのが、ウェーブエンペラーのシリーズ。
「Wave Emperor 3」はサブ3〜3.5、「Wave Emperor Japan 3」はサブ2.5〜3.5が目安となります。
ちなみに、エンペラー(皇帝)にちなんで ウェーブエンペラー3には、フロントに「皇走」のロゴがさりげなく入っています。「光速」とも聞こえるので、なんだか速そうですね。
今回購入したのは、ウェーブエンペラー3のワイド(Wide)モデル。足幅はEEE相当になります。ちょっと残念なのは、カラーが「イエロー×ホワイト」の一色のみ。
外観と仕様
それでは、「Wave Emperor 3(ウェーブエンペラー 3)」を詳しく見ていきましょう!
公式サイトの情報によると、重量は 27.0cmサイズで 195g。ぼくの 25.5cmサイズで実測 186gでした。手に持った感じも非常に軽いですね。
上から見た写真。特徴としては、シューレースホール部が通常のシューズよりもつま先方向に長く設計されています。アッパー部分の可動領域が広がるので、つま先を曲げた時のフィット感が抜群です。
靴底の写真。フォアフット部分は異なる形状のラバーグリップが散りばめられた「G3 SOLE」を採用。着地時に地面をガッチリと鷲掴みにします。
側面(外側)の写真。ソール内には「MIZUNO WAVE」を採用し、軽さ・クッション性・安定性を両立しています。シューレースと連結したサイドパーツ(黒)もフィット感を高めるための重要なポイント。
側面(内側)の写真。こちらはサイドパーツ(黒)が二股に分かれています。
履いてみた感想
実際に「Wave Emperor 3(ウェーブエンペラー 3)」を履いてみた感想です
ファーストインプレッション
ウェーブエンペラー3のコンセプトは「合う」から「合わせる」へ。サイドパーツをはじめ、さまざまな調整機能で、色々な足型に対応できるのが特徴です。そのため、購入してから自分の足型にフィッティングさせないと、Wave Emperor 3の真価が発揮できません。調整と試走を繰り返し、自分に合ったフィッティングを見極めることが非常に重要です。
クッション性はかなり高く、着地時の衝撃をしっかり吸収してくれます。フルマラソンを自己最速タイムで完走した後でも、脚へのダメージは限定的で、翌日から何の違和感なく歩けました。
クッション性が高いのに、フワフワしていません。さすがランナーに定評のある「MIZUNO WAVE」。着地のエネルギーを推進力に換える、素晴らしいアーキテクチャーですね。
あと、やはり着地時のグリップ力がすごい。まるでアスファルトの地面を鷲掴みにしている、と言っても過言ではないほど地面に張り付き、そして爆発的な蹴り出しをサポートしてくれます。
要約すると、非常に剛性が高く、安定感のあるレースシューズです。デザイン性はそれほど高くないけれど、レースシューズとしての機能は抜群。まさに「質実剛健」という言葉が相応しい一足です。
長野マラソン(フル)
「長野マラソン2018」のレース当日の天気はあいにくの雨。スタートから中間地点(21.1km)まではずっと雨が振り続けていました。そんな中、強力なグリップ力を持つ「ウェーブエンペラー3」が大活躍してくれました。濡れたマンホールや白線の上を走っても、滑って転ぶ心配はありません。
走行中はフィニッシュまでフィット感が損なわれることはありませんでした。やはりサイドパーツでシューレースとヒール部分をガッチリ固定しているのが効いていると思います。
走行距離100km
アウターソールは健在、ヒールカップのホールド感も損なわれていません。
#ミズノ の「ウェーブエンペラー3」で長野マラソン、山中湖ロードレース、小布施見にマラソン、累計100kmほど走りました。
アウターソールは健在、ヒールカップのホールド感も損なわれていない。自分にはピッタリのレースシューズ!#マラソン #ランニング #シューズ pic.twitter.com/221s1LsEjt
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年7月14日
ベルリンマラソン(フル)
ベルリンマラソンでも自己ベストを更新しました!
#ベルリンマラソン では #ミズノ 「ウェーブエンペラー 3」を履いて自分史上最速のフルマラソンを完走🏃
走行距離は120kmを超えましたが、目立った消耗はなく、いまだに健在です! pic.twitter.com/ZjabYvdnsK
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2018年9月24日
東京マラソン(フル)
雨の中の東京マラソン。人生初のサブ3を達成しました!
#東京マラソン2019 は雨だったので、シューズはミズノの「ウェーブエンペラー3」を召還
昨年の長野マラソンの時も雨だったけど頑張ってくれたよね
そして今回も期待を裏切らず、というか期待を上回り、サブ3に導いてくれて有難う
あまり目立たないシューズだけど、君の実力はちゃんと理解してるよ pic.twitter.com/44iXycB6PP
— とも✈️マラソンブロガー (@tomorunblog) 2019年3月3日
よくある質問
どこで買えますか?
Mizunoの取扱店や公式オンラインショップ、Amazonなどの通販で購入することができます。
サイズ感はどうですか?
通常25.5cmを履いていますが、25.5cmでちょうどよく感じます。ただし、足幅があるので今回は「ワイドタイプ」を選びました。
まとめ
以上、Mizuno(ミズノ)のランニングシューズ「Wave Emperor 3(ウェーブエンペラー 3)」の特徴・評価・耐久性について解説しました。
フルマラソンでサブ3〜3.5ランナー向けにおすすめです!