
徹底レビュー|ウエーブライダー 25:サイズ25.5cmワイド・重さ250g
←
2021年8月に発売されたウエーブライダー25(WAVE RIDER 25)は、ミズノのジョギングシューズのフラグシップ。ミッドソール素材「MIZUNO ENERGY」をソール全面に搭載し、足裏にペタリと張り付くような履き心地が超絶快適。実際に履いてみて気づいた点を紹介する。
メンズ 24.5〜30.0cm、レディース 22.5〜26.0cm、幅広SWもあり

「MIZUNO WAVE RIDER 25」の最新価格・在庫状況を今すぐチェックしてみよう!
目次と内容
ミズノのフラグシップモデル
今回紹介するミズノの「ウエーブライダー25」の特徴は以下のとおり。
- ジョギングに最適なモデル。フルマラソン・サブ5完走が目安
- ミッドソール素材「MIZUNO ENERZY」をソール全面に搭載
- 走行安定性が高く、横ブレ防止に優れているƒli>
- 足裏に張り付くようなフィット感
- 重さは275g(メンズ27.0cm)
- ドロップは12mm
- 定価は税込14,850円

最大の特徴は、ジョギングシューズとして完成度が高いこと。長時間アスファルトの上を走っても疲れにくいクッション、程よい反発力、安定した着地、そしてシューズと足が一体化する最高のフィット感。
公式サイトでは「サブ5」向けのシューズという位置付けだが、サブ3・サブ4ランナーのジョギングシューズとしてのポテンシャルも非常に高い。僕もウエーブライダーは昔からLSD含む長距離走で愛用している。
前モデル「24」との違い
「ウエーブライダー25」の基本スペックは以下のとおり。参考までに前モデルの「ウエーブライダー24」とも比較する。
ウエーブライダー 25 | ウエーブライダー 24 | |
---|---|---|
発売 | 2021年8月 | 2020年9月 |
重さ | 275g(27.0cm) | 275g(27.0cm) |
ドロップ | 12mm | – |
ミッドソール | ミズノエナジー、ミズノウエーブ・パラレルウェーブ | ミズノエナジー、ミズノウエーブ |
アッパー | エンジアードエアーメッシュ、ガセットタング | エンジアードエアーメッシュ |
アウトソール | X10 | X10 |
以下は「25」(左)と「24」(右)を並べた写真。
ミッドソールの空洞がなくなった
ミッドソール後方に挟まれているウェーブ状の「ミズノウエーブ」に注目してほしい。「24」には上下に空洞が配置されているが、「25」はクッション素材の「ミズノエナジー」と完全に一体化されている。

フォアフットのグリップが向上
靴底のアウターソールには、グリップ力に優れた「X10」を採用。「25」ではフォアフットにより重点的に「X10」が配置されている。

ガセットタング
外からだと分かりづらいが、「25」ではタンとアッパーを一体化させて「ガセットタング」を採用し、タンのズレを軽減している。また、エンジアードエアーメッシュの網目が大きくなり、通気性アップに貢献している。

重さは変わらず
重量は「25」と「24」で変化なし。同じメンズ(SW)25.5cmモデルだと、「24」の実測値が252g、「25」の実測値が250gだった。

デザイン
それでは「ウエーブライダー25」をもう少し詳しく見ていこう。
ミッドソール
ミッドソールは、クッション素材の「ミズノエナジー」をウェーブ状に成型された「ミズノウエーブ」をサンドイッチした構造を継承している。
「ミズノウエーブ」はクッション性を維持しつつ、走行安定性を高める機能を持つ。「25」では従来のウエーブに比べて中足部の安定性をさらに高めている。



アウターソール
靴底には「X10」を配置。通常のラバー素材よりも耐久性に優れているのが特徴だ。


アッパー
アッパーには通気性の高いエンジアードエアーメッシュを採用。

アンクルパッドは足首まわりを優しく包み込んでくれる。タンとアッパーを一体化させた「ガセットタング」との組み合わせで極上のフィット感を実現している。

サイズ感
「ウエーブライダー25」のサイズ展開は以下のとおり。
- ユニセックス:22.5〜29.0cm
- メンズ:24.5〜30.0cm
- メンズ(SW):25.0〜30.0cm
- レディース:22.5〜26.0cm
- レディース(SW):22.5〜35.5cm
僕はランニングシューズのサイズ選びで25.5cmか26.0cmで迷うが、「WAVE RIDER 25」は25.5cmのスーパーワイド(SW)を選んだ。スーパーワイドは「4E」相当。実際に履いてみると、足指まわりのスペースに余裕があり、長時間履き続けても圧迫感を感じない。
足が幅広のランナーにとって、ワイドタイプが選べるのは有難い。違う見方をすれば、WAVE RIDERシリーズはワイドタイプを用意できるほどの人気モデルということ。例えば、ナイキのフラグシップのPEGASUSシリーズにもワイドタイプがある。

耐久性
ここでは「ウエーブライダー25」の耐久性を定点観測的にアップデートしていく。
走行距離 20km
デビューランの後の状態。ミッドソールのクッションが柔らかい分、シワになりやすい。

WAVE RIDER 25の評価
ここからは実際に「ウエーブライダー25」を履いてみて気づいた点をまとめていく。
抜群のフィット感
前モデル「24」でも高評価だったアンクルパッドを継承し、ガセットタングがさらにフィット感を高めている。WAVE RIDERシリーズは長距離走(20〜30km)で使うことが多いが、長時間履いてもズレないのが良い。

ミッドソールが足裏に密着
前モデル「24」と決定的な違いを感じたのがこれ。足を踏み込んだ際に、ミッドソールが足裏にペタリと張り付くことで、足とシューズの一体感を高めている。ベアフット(素足)にクッション材を装着して走っているような感覚だ。

ロードでも疲れにくい
WAVE RIDERシリーズの最大の特徴がこれ。硬いアスファルトの上を長時間走り続けると脚へのダメージが大きくなるが、クッション性に優れたミズノエナジーが衝撃を和らげてくれる。

高い走行安定性
走行安定性の高さも「ウエーブライダー25」の強みのひとつ。安定感が増すと挫いたり、つまずいたりするリスクが軽減できる。また芝生や土などのクロスカントリー走でも高い安定性能を発揮してくれるので、走る場所を選ばないのが良い。

ジョギング向けの最高のシューズ
マラソン上達で避けて通れないのが長距離走だが、足に負担をかけすぎると怪我・故障→練習中断→走力ダウンという負のスパイラルに陥ってしまう。つまり、より少ない負担でより長い距離を走ることがマラソン上達への近道だと言える。
「ウエーブライダー25」はそれを実現してくれるジョギングシューズ。マラソン初心者はもちろん、シリアスランナーのジョギングでもその威力を発揮してくれる。
僕自身、サブ3向けの長距離走で愛用しており、WAVE RIDERシリーズは「23」から毎年新作を買い続けるほど惚れ込んでいるシューズだ。
ミズノ「ウエーブライダー」三兄弟が集結!左から23→24→25。最新モデルのMIZUNO WAVEは空洞になっていない pic.twitter.com/pkzbNh152X
— ともらん✈︎マラソンブロガー (@tomorunblog) August 22, 2021
ペガサス、クリフトンもおすすめ
なお、ミズノ以外だとナイキの「ペガサス38」とホカオネオネの「クリフトン8」もジョギングシューズとして完成度が高いのでおすすめだ。ペガサス、クリフトンのシリーズも毎年新作を購入している。
メンズ 24.5〜30.0cm、レディース 22.5〜26.0cm、幅広SWもあり

「MIZUNO WAVE RIDER 25」の最新価格・在庫状況を今すぐチェックしてみよう!
関連記事
ペガサス 38:サイズ26.0cm・重さ265g

クリフトン8:サイズ25.5cmワイド・重さ241g

ウエーブライダー24:サイズ25.5cm SW、重さ252g

ナイキ ペガサス39:サイズ26.0cm・重さ250g

Cloudvista:On最軽量のトレランシューズ

アシックス GT-2000 10:サイズ25.5cmワイド・重さ265g

ダブルニットキャップ ブレスサーモ:発熱するニット帽

ミズノ アーチハンモック パイルソックス:足元からポッカポカ

ランニングシューズ12選:メタスピードスカイなど【2022年版】


「シューズ」に関する記事一覧

マラソンブログ"ともらん"を運営している"とも"です。詳しいプロフィールはこちら。この記事が気に入ったら、シェアしてもらえると嬉しいです!