THULE Aion キャリーオンスピナー
2022年5月に発売されたTHULE(スーリー)の新作スーツケース「Aion キャリーオンスピナー」を紹介します。
飛行機の機内持ち込みサイズに対応しています。主な特徴は以下のとおり。
- 4輪ホイールと伸縮式ハンドル付きのラゲッジ
- サイズは縦55cm・幅35cm・高さ23cm
- 重さは3250g
- 容量は35L
- 定価は47,850円
圧縮袋が1つ付属しますが、別売りのパッキングキューブがあると便利です。と言うか、ないと不便。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
- THULE(スーリー)とは?
- 2022年新作「Aion」シリーズ
- キャリーオンスピナーの特徴
- 旅先での移動がラク!
- 容量35Lで機内持込み可能!
- 擦り傷が若干気になる……
- 収納ポケットが少ない……
- 別売りのパッキングキューブが便利
- 付属の圧縮パッキングキューブの使い道
- 雨にも強い
THULE(スーリー)とは?
「tomo」はTHULE(スーリー)という、北欧スウェーデン発のブランドを愛用しています。
自動車のルーフボックスやキャビンの世界的企業ですが、最近はキャリーバッグやビジネスバッグ、ノートスリーブの領域でも存在感を高めています。
以下は「Vea Backpack 21L」というリュックですが、メイン収納とは別にシューズや汚れたウェアを保管できる収納スペースを設けています。
こういう他に類を見ない、ユニークな商品作りがTHULEの魅力です。
2022年新作「Aion」シリーズ
2022年5月に「Thule Aion(スーリー アイオン)」という新しいトラベルコレクションが加わりました。
Aionシリーズの特徴は以下のとおり。
- バックパック、スーツケース、ダッフルバッグ、スリングバッグを展開
- 組み合わせて使えるモジュラーデザイン
- 耐久性・耐水性に優れたリサイクル生地を採用
- 無駄がなく、汚れ物を分けて保管できる収納機能
- 機内持込みが可能なサイズ
最大の特徴は、Aionシリーズの商品を組み合わせて拡張できるモジュラーデザインを採用していること。
例えばスリングバッグをバックパックに装着してヒップベルトして使ったり、スーツケースとバックパックを一体化させたり、利用シーンに応じて自由にカスタマイズできるのが魅力です。
キャリーオンスピナーの特徴
今回、Thule Aionシリーズの「キャリーオンスピナー」というスーツケースを購入しました。
基本スペックは以下のとおりです。
- 4輪ホイールと伸縮式ハンドル付きのラゲッジ
- サイズは縦55cm・幅35cm・高さ23cm
- 重さは3250g
- 容量は35L
- 定価は47,850円
詳しく見ていきますね。
ワックスキャンバス
外装シェルには耐水加工された丈夫な生地を使用。耐久性・耐水性に優れているため、旅行やアウトドアでもガシガシ使えます。
4輪ホイール
ホイールは4つ。リアホイールは大型仕様でどんな路面でも滑らかに転がせます。
伸縮式のハンドル
ハンドルの高さは5段階で調整可能。
小物入れに最適なジッパー式ポケット
外側にはスマホがすっぽり入るジッパー式ポケットを配置しています。
内側にアクセスできる前面ジッパー
外側中央には大きなジッパーを配置。内側にアクセスして荷物をさっと取り出せます。
メインコンパートメントはメッシュカバー付き
大型のメッシュカバーは間仕切りとして使えます。
圧縮パッキングキューブが付属
TPUコーティングされた圧縮袋がついており、衣類をコンパクトにまとめたり、シューズや汚れ物を保管したりできます。写真は、アシックスの「メタスピードエッジ+」の26.0cmを収納した様子。シューズバッグとして使うには、やや大きすぎる印象。
圧縮パッキングキューブは仕切りとしても使える
圧縮袋を専用ベルトに固定すれば、メインコンパートメントの間仕切りとしても使えます。
固定ベルトもあり
圧縮袋を外してベルトを延長すれば、固定ベルトとして使えます。
旅先での移動がラク!
これまで1〜3泊のマラソン遠征や旅行には、20〜35Lのバックパックを使ってきました。
バックパックは両手が自由に使えて便利な反面、重い荷物を背負うことになり、長時間の移動ではカラダに負担がかかります。
また、待ち時間に荷物を下ろすと地面に置くことになり、衛生面でも気になります。
その点、車輪を転がして運べる「キャリーオンスピナー」は旅先での移動がラクに感じます。
車輪を4つ使って水平に運んでも良し、車輪を2つ使って斜めに傾けて使っても良し。車輪の上に自立するので衛生面でも安心です。
マラソン遠征の場合、飛行機を使うと自宅〜空港、空港内、空港〜現地で思った以上に歩くので、無駄なエネルギーを使わずに済みます。
容量35Lで機内持込み可能!
「キャリーオンスピナー」の容量は35Lと、ラゲッジでは最小クラス。持ち物を厳選すれば3〜4泊は余裕でしょう。
構造が非常にシンプルなので、嵩張るものやサイズの大きいものでもスッポリ収納できます。
JALとANAの場合、機内持込み手荷物のサイズと重量は以下のとおり。
- 3辺の和が115cm以内
- 縦55cm・横40cm・高さ25cm以内
- 重さ10kg以内
飛行機の座席数100席以上の場合に限られますが、「キャリーオンスピナー」のサイズは縦55cm・幅35cm・高さ23cmなので、ギリギリ機内持込みが可能です。
擦り傷が若干気になる……
一方で、個人的には外装の擦り傷が気になりました。これは不良品ではなく、そういう仕様なのです。公式ホームページには以下の注意書きがあります。
Thule Aionの材質は、新品のときから使い込んだ味わいが楽しめるワックスキャンバス生地。素材の性質上、擦れたような跡や色ムラが若干あります。
新品の時から白い擦り傷のようなものが無数にあり、旅行で1回使っただけで以下の状態に。
耐久性にはまったく問題ありませんが、このような質感が苦手な人には向いていないと思います。
収納ポケットが少ない……
もうひとつの不満ポイントは、収納ポケットが少ないこと。
メインコンパートメントには大きなメッシュポケットが1つだけ。こちらは外側からもアクセスできるため、ジャケットやノートパソコンを入れておくのに便利ですが、小物入れには適していません。
付属の圧縮パッキングキューブは収納ポケット代わりに使えますが、サイズ感が微妙でです。
別売りのパッキングキューブが便利
解決策としては、別売りのパッキングキューブをおすすめしたい。「Thule Aion」シリーズの発売に合わせて、以下3種類のパッキングキューブが発売されました。
- Thule Compression Packing Cube S
- Thule Compression Packing Cube M
- Thule Clean/Dirty Packing Cube
特に便利なのが1個で2つの収納スペースが設けられた「Thule Clean/Dirty Packing Cube」。その名の通り、着用前・着用後のウェアを分けて収納できます。
サイズは縦34cm・横24cm・高さ20cmあり、ランニングシューズもすっぽり入ります。
さらに便利なのが「キャリーオンスピナー」の半分のサイズであること。「Thule Clean/Dirty Packing Cube」が2個あれば、隙間なくパッキングできます。
2つ詰めてもまだ余裕があるので、空いたスペースにノートパソコンやお土産などが収納できます。
「tomo」は、「Thule Clean/Dirty Packing Cube」を2個購入しました。1個で2つのスペース、2個で4つのスペースを使い分けられます。マラソン遠征では以下のとおり分類しています。
- 着用前のランニングウェア
- サングラス、キャップ、エイド、その他
- ランニングシューズ
- 汚れたランニングウェア
ちなみにパッキングキューブのSサイズはさらに半分のサイズ。つまり、スーツケースに4つ隙間なく詰め込むこともできます。
付属の圧縮パッキングキューブの使い道
「キャリーオンスピナー」に付属する圧縮パッキングキューブはサイズ感が微妙ですが、ひとつだけ便利な使い道がありました。
先日「一関国際ハーフマラソン2022」に持っていたのですが、「キャリーオンスピナー」は宿泊先のホテルで預かってもらい、会場までは圧縮パッキングキューブに荷物を入れて持っていきました。
取手が持ちやすくて拡張もできるので良い感じです。
雨にも強い
雨の日の移動に「キャリーオンスピナー」を使う機会がありました。外装シェルは耐水加工が施されており、水を弾いて内部への侵入を防いでくれます。
おまけ
これまでは機動力を重視して荷物はバックパック一択でしたが、ホイールで転がせるキャリーオンラゲッジは疲れないですね。本当にラク。
特にマラソン遠征では、移動中をいかに楽に過ごせるかが、レース本番のパフォーマンにも直結します。重い荷物を背負って無駄にエネルギーを消耗するのはもったいないですよね。
とはいえ、マラソン大会の荷物の預け入れに対応できるかは不安が残ります。大会によってサイズ制限が異なりますからね。
荷物をホテルで預けられないのであれば、シューズ収納リュックを持っていくのが無難です。
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