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陸連登録のメリットと、私が更新しなかった理由

陸連登録のメリットと、私が更新しなかった理由

マラソン大会で見かける「陸連登録」は、誰でも登録できます。しかし年会費に見合ったメリットを見出せるのは、エリートの部で走るような一部の限られたランナーのみ。それでも登録したいなら、個人登録よりも「クラブ2」の団体登録の方が簡単でお得です。

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目次

陸連登録とは?

陸連登録は、日本陸上競技連盟(略して陸連)に陸上選手として登録することを指します。エリートランナーしか登録できないと思われがちですが、記録の良し悪しに関係なく、誰でも登録することができます。公式サイトによると、登録者は全国で約40万人。32万人が学生(主に中高生)、残りの8万人が市民ランナーとのこと。

陸連登録するメリット

主なメリットは主に3つ。

1. 陸連登録者枠にエントリーできる

レベルの大会レースでは陸連登録者専用の枠が設けられており、一般枠が定員で埋まってしまっても、陸上登録者枠でエントリーすることができます。人気の高いレースや一般枠でエントリーし忘れた時に、陸連登録の威力が実感できます。

2. 陸連登録者専用の前列ブロックからスタートできる

陸連登録者はスタート時に優遇されることもあります。私が過去に走ったレースだと、上尾シティハーフマラソンは前方のブロックからスタートでき、スタート直後の渋滞に巻き込まれずに済みました。

3.公認記録証明書が発行できる

陸連登録者が陸連公認レースを完走すると、公認記録証明書が発行できます。レベルの高い大会のエリート選手の部に参加するには公認記録の提出を求められるため、エリートランナーなら登録必須。

陸連登録するデメリット

一方でデメリットもあります。

1. 更新が面倒くさい

陸連登録は1年毎に更新します。手続きが面倒ですし、更新を忘れると陸連登録者の権利を剥奪されます。

2. 年間登録料がかかる

更新の度に年間登録料(3,000〜5,000円)がかかるので、メリットに見合った金額なのかを見極める必要があります。

3. 制約が課せられる場合がある

一部の大会では陸連登録者に制約を課すケースもあります。過去には、東北みやぎ復興マラソンで「陸連登録者は仮装を禁止する。一般競技者は良識の範囲内で可能」という注意書きがありました。

クラブR2で登録するのが簡単でお得

陸連登録は都道府県ごとに手続きが異なるので、公式サイトをチェックしましょう。登録方法は以下の5種類。社会人の市民ランナーなら「団体」か「個人」の2択になります。

  • 団体登録(1チーム5人以上)
  • 個人登録
  • 中学生登録
  • 高校生登録
  • 大学生登録

個人で登録してみた

実際に、居住地の埼玉陸上競技協会に登録してみました。以前は郵送でのみ申込可能でしたが、今はインターネットでも受付しています。後日、協会から名刺サイズの登録会員証が届きました。

団体の方が簡単でお得

翌年は団体で登録してみました。私が利用したのは、日本最大級のマラソン大会ポータルサイトのランネットが運営する「クラブR2」。以下の3つの団体が選べます。

  • クラブR2東日本(年会費4,830円)
  • クラブR2中日本(年会費3,130円)
  • クラブR2西日本(年会費4,630円)

居住地に関係なく登録できるので、私は年会費が一番安い「クラブR2中日本」で登録しました

陸連登録番号と「JAAF ID」の違い

陸連登録が完了すると、以下の2つの登録IDが付与されます。

  • 陸連登録番号:登録先の協会が発行する番号
  • JAAF ID:日本陸連が発行する番号

マラソン大会のエントリーで必要になるのは主に「JAAF ID」の方です。クラブR2経由で登録した場合は、Myページ→ご利用履歴→クラブR2陸連のページで確認することができます。

公認記録証明書を発行してみた

陸連登録者は対象レースのゴール会場で公認記録証明書を発行することができます。人生初のサブエガを達成した「金沢マラソン2023」で記念に発行してみました。1枚500円かかります。発行したところで何に使うわけでもなく、私の場合は完全に自己満足のためですけどね。

陸連登録をやめた理由

結局、私が陸連登録したのは2016〜2017年と2022年〜2024年の5年間。今まで日本陸連の公式記録証が必要になったことはないですし、エントリーやスタートブロックで優遇されたのは年に1度あるかないか。

エントリーの方は先着順なら開始直後に申込めば一般枠でも走れますし、スタートブロックの方は自己申告タイムが向上するにつれて最前列からスタートできるようになったので、いずれも年会費に見合ったメリットは見出せず。2025年以降は、陸連登録をやめることにしました。

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この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール