【マラソンのペース】時計を見るのをやめたら自己ベストを連発できた
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【マラソンのペース】時計を見るのをやめたら自己ベストを連発できた

先日、レースの後半からランニングウォッチのペースを見ないようにしたら、3ヶ月でハーフとフルの自己ベストを3回更新できました。ペースを意識しすぎることの弊害と、ランニングウォッチを見ない方が速く走れる理由について、体験談を交えて解説します。

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マラソンがライフワークの40代ランナー。YouTubeX.comでも発信中。フルマラソン自己ベスト2時間47分13秒(2025)、Six Star Finisher(2026)。詳しいプロフィール

TOMO

この記事の目次

自己ベストを連発できた理由

先日、3ヶ月という短いスパンでフルマラソンとハーフマラソンの自己ベストを立て続けに更新しました。

初戦は「舞鶴赤れんがハーフマラソン2023」。前半は目標ペースを下回っていたので「今日は自己ベスト更新は無理だな」と諦めてきましたが、後半から時計を見ずに自分の感覚を信じて走ると、なんとハーフ自己ベストを28秒も更新。後からペースを確認したら、ラスト4kmを自分でも驚くほどのハイペースで攻めていました。

3週間後の「金沢マラソン2023」では、25kmあたりまでペースを確認していましたが、2時間52分台のフル自己ベストを更新できるかは微妙なラインでした。そこでラスト17kmは時計を一切見ずに走ると、2時間49分台の自己ベストでフィニッシュできました。しかも人生初のサブエガです。

さらに3週間後には「上尾シティハーフマラソン2023」に参戦。もともと自己ベストを狙う予定はなかったのですが、前半が思ったより好調だったで、後半は時計を見ずに自分の感覚を信じて走ると、またまたハーフ自己ベストを更新できました。

これらの3つのレースに共通しているのは、レース後半にあえてランニングウォッチのペース確認をしなかったこと。それがなぜ自己ベスト更新につながったのか、もう少し深掘りしていきます。

ランナーはペースを意識しすぎる

名水はつかりマラソンのコース、ランニングウォッチのペース表示に縛られながら走るランナー

GPS機能が付いたランニングウォッチやアプリが普及して以来、我々ランナーは常にペースを意識して走ることになります。手元で距離やペースがリアルタイムで確認できるのは便利な反面、速すぎると「このペースで最後まで持つのか?」と不安になり、遅すぎると「このままでは記録更新できない」と焦りが生じます。

私自身、ランニング中にせっかく良いリズムに乗れていたとしても「このペースでいいんだっけ?」と手元のペース表示をチラチラ見てしまいます。本来はコンディションにも波があることを分っているのに、ペースに縛られてしまう自分がいます。

ペースの縛りが走りを縛る

マラソンレース中にランニングウォッチのペースを確認するランナー、ペース変更が積み重なって後半に影響する

これがレースだと、記録更新に向けて目標ペースを設定するランナーは多いと思います。そして目標ペースとかけ離れていると、ついついペースを調整したくなるのがランナーの性。しかしこれは2つの意味でエネルギーの無駄遣いしています。

ひとつは、ペースが速すぎるかな…、遅すぎるかな…、と悩むこと自体が脳のエネルギーの無駄遣いです。本来ならそのエネルギーを走りに使いたいですよね。もうひとつは、ペースを上げ下げすることによるエネルギーの無駄遣い。ちょっとしたペース変更でも、それが積み重なるとレース後半でボディーブローのように効いてきます。

人間は機械ではない

富士山マラソンのコース、沿道の声援を楽しみながら走るランナー

そもそもレースでは、コンディションに波があります。絶好調のレースでも最後にバテることもあれば、その逆も然り。フィニッシュラインを超えるまで結末がどうなるか分かりません。

その波に乗れるかどうかは、体の声に耳を傾けることが大切です。ランニングウォッチをこまめにチェックしていると、数字に意識が向いてしまい、体が発するシグナルを見逃しがち。調子が良い時は思い切ってアクセルを踏み、調子が悪い時は無理せずブレーキを踏む。本来はそうあるべきですよね。

ペースに縛られると、そういった柔軟な対応ができません。これはランニングウォッチの弊害だと私は思います。

レース後半はあえてペースを見ない

とはいえ、今からスマホを使わずに生活しろと言われるのが無理なように、ランニングウォッチなしで走るのは無理があります。私も今更ランニングウォッチを手放すのは無理です。

そこで折衷案としてお勧めしているのは、レースの前半はペースを確認しながら走り、後半から一切見ないこと。前半でペースを把握しておけば、後半は体の感覚を信じて走れます。慣れるまではペースを確認したい誘惑に何度も駆られます。でもそこは我慢して、自分が持っている力を出し切る。

フィニッシュした後はタイムを確認して「え?こんなに速いペースで走っていたの?」と驚いたり、「思ったより疲れて失速していたんだな」と自分を労ったり、答え合わせを楽しみます。

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