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人生初の海外マラソンツアーに参加!総額100万円の価値ある?

人生初の海外マラソンツアーに参加!総額100万円の価値ある?

15年落選し続けたロンドンマラソン。10年越しの夢である世界六大マラソン制覇のため、総額100万円の「出走権付きツアー」参加を決めました。マラソンツアーの内容やメリット・デメリットを解説し、最後に費用の内訳も紹介します。

当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、ランニングアイテムは全て自費で購入しています。

個人的な体験

私は2012年の富士山マラソンで人生初のフルマラソンを走って以来、月イチのペースでマラソン大会に参加し続けています。2016年からは海外レースにも積極的に参加しており、いつしか世界六大マラソンを制覇したいと思うようになりました。

昔から旅行の計画を立てるのが好きなので、マラソン遠征に関しても海外レースを含め、エントリーから宿の手配まで全て自分で行っています。ボストンマラソンやニューヨークシティマラソンのような参加ハードルの高いレースも自力で出走権を獲得しました。

しかしロンドンマラソンだけは、自力では無理でした。そこで今回、人生で初めてマラソンツアーに参加して、ロンドンマラソンを走ってきました。

出走権を買うという発想

世界的に見てもマラソン大会は二極化が進んでいます。人気のある大会は応募者が殺到し、抽選枠の倍率が上昇し続けている一方で、人気のない大会は経営難で休止を余儀なくされています。

中でも世界中からランナーが集まる世界六大マラソンは年々、参加のハードルが高くなっています。シカゴマラソンやベルリンマラソンは私が参加した2016〜2017年頃は抽選枠の倍率が低く、割と簡単に参加できましたが、今はそうはいきません。

世界で最も人気の高いロンドンマラソンに関しては、コロナ禍前の倍率が20倍ぐらいでしたが、今では60倍と言われています。私は15年以上エントリーし続けていますが、毎年「Not This Time」と書かれた落選メールを受け取り続けていました。

しかし唯一、誰でも確実に参加できる方法があります。旅行代理店が募集するマラソンツアーに参加すれば、出走権が確約されるのです。ストレートに表現すれば、出走権をお金で買うということですね。ちなみにロンドンマラソンの出走権は19万円でした。もちろんツアーと切り離して単独で購入することはできません。

マラソンツアーに参加した理由

もちろん私もロンドンマラソンのツアーに参加することを過去に何度も考えました。しかし最大のネックはその費用。2026年大会に参加する場合、最低でも100万円近くかかります。

出走権さえ獲得できれば、航空マイルや格安ホテルを駆使して、弾丸日程を手配し30万円ぐらいに抑えられる…。つまり100万円あれば、海外マラソンを3回走れるし、家族を連れて海外旅行にもいける…。それをロンドンマラソン1回のために使い果たしてしまうのはもったいない…。でも出走権を獲得しないと走れない…。

そんな無限ループに陥り数年間ウジウジと悩み続けましたが、42歳の厄年を超えたあたりから「人生でやりたいと思ったことは、今すぐにやった方が良い」と考えるようになり、思い切ってマラソンツアーに申し込みました。これで10年越しの夢である世界六大マラソン制覇が達成できる、と考えると少しは心が軽くなりました。

イラン危機で白紙になりかける

クラブツーリズムが募集するロンドンマラソンのツアーに申し込んだのが2025年11月。日本航空の直行便を利用するプランと、カタール航空の経由便を利用するプランがあり、私は総額が20万円ほど安い後者を選びました。

しかしその後、2026年3月にアメリカ・イスラエルとイランの軍事衝突がエスカレートすると、日本政府がカタールへの渡航中止を勧告。一時はマラソンツアーがキャンセルされることも覚悟しました。

その後、フィンランド航空の経由便への代替えが決まり、無事に参加できることになりました。ただし費用は燃油サーチャージの上乗せで当初よりも8万円ほど高くなりました。

ロンドンマラソンの旅程

ロンドンマラソンのツアーの日程は次のとおり。

  • 0日目:深夜便で日本発
  • 1日目:早朝にロンドン到着、午後は自由行動
  • 2日目:EXPO会場で前日受付、午後は市内観光
  • 3日目:レース当日、夜は打ち上げパーティー
  • 4日目:早朝にロンドン出発
  • 5日目:午後に帰国

0日目:深夜便で日本発

18時に仕事を終えてから成田空港へ向かいました。20時過ぎに第二ターミナルのカウンターでツアーの添乗員と合流し、23時にフィンランドのヘルシンキに向けて出発。夜遅くの出発だと仕事を終えてから向かえるのが良いですね。日本航空の直行便プランだと朝出発なので、もう1日休みを取らないといけません。

1日目:早朝にロンドン到着、午後は自由行動

ヘルシンキの現地時間の朝5時に到着。それから飛行機を乗り換えてロンドンのヒースロー空港に朝9時ごろ到着しました。空港からホテルまではツアーのバスで移動。普段は公共交通を利用するので、バスで直行できるのは楽だなと思いました。

午後は自由行動。オプショナルツアーもありましたが、私はSt Pancras駅から電車に乗り、昔住んでいたベッドフォードという街を20年ぶりに訪れました。この日は夕食が付いていないので、ひとりで適当に食べました。

ホテルはRussell Square駅から徒歩数分の「Royal National Hotel」。グレードで言うと中ぐらいでしょうか。部屋はそこそこ綺麗でバスタブも付いていました。

2日目:EXPO会場で前日受付、午後は市内観光

翌朝はホテルのバイキングで朝食(費用に含まれる)をいただきました。ザ・イングリッシュブレファストですね。

7時半にツアーのバスでロンドンマラソンのエキスポ会場へ移動。9時から11時までの約2時間を現地で過ごしました。添乗員がビブスの受け取りなどもサポートしてくれるので、初めて海外レースに参加する方でも安心ですね。

その後、タワーブリッジ近くのパブで昼食(費用に含まれる)。ツアーの参加者と交流しながらビーフパイなどをいただきました。

午後は二階建てバスに乗って定番スポットを観光するプランが付いていましたが、私は過去に何度も訪れたことがあるので、自由行動にしました。

前から興味があったロンドン交通博物館を訪れた後、コベントガーデンで家族へのお土産を買ってから早めにホテルに戻りました。そして夕方は近くの教会でJ・S・バッハの『ロ短調ミサ』を鑑賞。演奏の方は素人っぽさが抜けてなくてイマイチでしたが。夕食(費用に含まれない)はホテルのレストランでピザをテイクアウトして部屋でさっと食べました。

3日目:レース当日、夜は打ち上げパーティー

レース当日は4時半に起きて、昨晩配られたお弁当(費用に含まれる)をいただきました。まさかロンドンでおにぎり弁当が食べられるとは。ツアーならではの特典です。

6時にフロントで集合し、ツアーのバスに乗ってスタート地点のグリニッジ公園を目指します。そして7時半ごろ現地に到着して、それぞれスタートブロックへ向かいます。

私は一番早い9時35分スタートだったので、待ち時間は2時間程度で済みましたが、11時スタートの方は3時間半も暇を持て余すことになります。バスで向かって長時間待つか、スタート時間に合わせて地下鉄で向かうか、悩ましいところですね。

完走した後は、フィニッシュラインから地下鉄Piccadilly Circus駅まで歩き、Russel Square駅まで移動します。ロンドンマラソンのアスリートビブスを提示すれば運賃はかかりません。

ホテルで少し休んでから、大英博物館をふらっと散策してきました。ホテルから徒歩10分。

夜は20時からツアー参加者の打ち上げパーティーに参加。前菜とメインとデザートのディナー(費用に含まれる)を食べながら、お互いの走りを讃え合いました。

4日目:早朝にロンドン出発

レースの翌日は朝6時にホテルを出発し、バスの中で弁当(クロワッサン、ヨーグルトなど簡単なもの)を食べながらヒースロー空港へ向かいます。そしてヘルシンキで乗り換えて、成田空港を目指します。

5日目:午後に帰国

13時過ぎに成田空港に到着し、15時頃には埼玉の自宅に戻りました。

マラソンツアーの良い点

実際にマラソンツアーに参加してみて良いと思ったことは次のとおり。

憧れのロンドンマラソンを走れた

私にとってはこれが一番大きいですね。10年越しの夢だった世界六大マラソン制覇を達成し、ワールドマラソンメジャーズのSix Star Finisherになれました。

同じ志を持ったランナーと知り合えた

私は集団行動が苦手なので、ツアーの参加者と仲良くなれるか不安でしたが、皆さん良い方ばかりで交流を楽しみつつ、マラソンに関する有益な情報交換もできました。ちなみに年代は50〜60代が多く、私のような40代は少数派の印象でした。

ガイドが非常に丁寧だった

今回のツアーでは出国から帰国まで添乗員による付き添いがあり、ロンドン滞在中は親切丁寧にサポートいただきました。添乗員の方はマラソン経験も豊富で、スタート地点での過ごし方やコースの注意点など実戦に役立つアドバイスをいただけました。初めて海外レースに参加する方や英語に不安を感じる方でも安心して参加できると思います。

バスでの移動が快適だった

私はこれまで旅行ツアーにも参加したことがありませんが、ツアー専用のバスで移動できるのは非常に快適でしたね。特にレース当日はバスの中で体を休めることができ、公共交通を利用していたら現地に着くまでに体力を消耗していたと思います。

マラソンツアーの悪い点

一方で不満に感じたことは次のとおり。

観光プランが組み込まれていた

2日目の午後は定番スポットを観光するプランがついています。初めてロンドンを訪れる人には素晴らしい内容だと思いますが、そうでない人には時間とお金の無駄になってしまいます。これが有料オプションなら良かったんですけどね。

食事が少なかった

100万円近くするツアーの割には費用に含まれる食事が少ないなという印象。1日目と2日目の夕食が付いてなかったのはちょっと意外でした。特に2日目はカーボローディングパーティーをやるイメージだったので。

100万円の費用の内訳

今回参加したマラソンツアーの費用ですが、まず旅行会社にお支払いした金額は931,500円でした。カタール便利用の見積もりでは85万円だったので、フィンランド航空に変更されたことで8万円値上がりした計算になります。

  • 基本旅費 568,000円
  • 一人部屋追加料金 65,000円
  • 大会登録料 190,000円
  • 空港税等 31,190円
  • 燃油サーチャージ 69,180円
  • 空港使用料 2,460円
  • 保安サービス料 100円
  • 国際観光税 1,000円
  • システム料 4,600円
  • 合計 931,530円

これ以外に、日本国内の交通費、現地での食費などを含めると96万円ぐらい。四捨五入して総額100万円の出費となりました。

100万円の価値はあるのか?

ここまで読んでいただき有難うございます。果たしてロンドンマラソンを走る6日間の旅に100万円の価値はあるのか?と疑問に思っている方も多いはず。

30代の自分だったら、こんなことに100万円を使うなんてあり得ないですね。いくらマラソンがライフワークだと言っても、究極の無駄遣いにしか見えない。というか1回のレースに100万円を使うなんて頭おかしいと思うはず。

しかし厄年を迎え、約半年間ほどミッドエイジクライシスに陥ってから、人生観や価値観が大きく変わりました。人生はいつまでも続かないし、自分が明日、何らかの事情で走れなくなる可能性もゼロではない。本当にやりたいことがあるなら、先延ばしせずに今すぐやるべきだ。そう考えるようになりました。

幸い、私には10年以上続けてきたブログと最近始めたYouTubeがあり、それぞれが収益を生み出してくれます(広告料とアフィリエイト収入のみ、案件等は一切なし)。今回のロンドンマラソンツアーはその収益で費用の全額を賄うことができました。

自分のライフワークであるマラソンを通して稼いだお金で、ロンドンマラソンを完走し、世界六大マラソンを制覇できたという意味では、今回ツアーに参加した価値は大いにあったと思います。

そして、これは日頃から「ともらん!」を読んで下さる(あるいは観て下さる)ファンの皆さまのおかげです。いつも有難うございます。これからも読めば(あるいは観れば)走りたくなるコンテンツ作りに励んでいきます!

マラソンツアーの荷物

今回は3泊6日の日程でロンドンに滞在しましたが、荷物は全てこちらのリュックにまとめました。Almond Oakの「Travel Backpack 25L+5L」というモデル。行きは容量25Lで十分でしたが、帰りはお土産があるので、30Lに拡張して空きスペースに詰め込みました。

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この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール