【レビュー】Almond Oak トラベルバックパック25L+5L:最大容量30Lなのに重さ885g
出張や旅行、マラソン遠征で荷物をリュック1つにまとめたい…。そんな想いでこれまで24L容量のリュックサックを使ってきましたが、ランニングシューズを入れると収納ギリギリですし、お土産を買うと入らない…。そんな中、イギリス生まれのAlmond Oakのバックパックに出会いました。果たしてこれは救世主となり得るのか?

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トラベルバックパック25L+5Lの評価
Almond Oakの「トラベルバックパック25L+5L」はクラムシェル仕様のリュックサック。英語の正式名称は「The Expandable Travel Backpack 25L+5L」。メイン収納にはかさばる荷物がすっぽり入り、容量を25Lから最大30Lに拡張して使うことができます。なのに重量が885gと非常に軽いのは驚きです。
良い点
- シンプルで洗練されたデザイン
- 拡張性のある収納スペース
- 最大30Lの容量なのに1kgを切る軽さ
悪い点
- ガジェット収納の使い勝手がよくない
Almond Oakとは?
Almond Oak(アーモンドオーク)はイギリス発のトラベルギアのブランド。創業者のDylanが究極の「one bag travel(バックパック1つで旅をする)を実現するために作ったのが「トラベルバックパック25L+5L」です。クラウドファンディングのKickstarterで資金を募り、2025年に製品化されました。

私自身「one bag travel」を実践しており、1週間の出張や旅行でも基本的に荷物はリュックサック1つのみ。その方が身軽に動けますし、飛行機に乗る時はロストバゲージのリスクも無し。荷物がコンパクトだと、マラソン大会で荷物を預ける時にも手間取りません。

日本では無名のAlmond Oakですが、欧米の「one bag travel」界隈で話題になっていたので、試しに購入してみることにしました。公式サイトで本体価格19,500円、送料1,700円でした。価格は為替の変動で変わる様子。注文から配送まで全てShopify内で完結し、注文して1週間で埼玉の自宅に届きました。
主な特徴と仕様
それでは「トラベルバックパック25L+5L」を詳しく見ていきましょう。

まずは外観から。寸法は、高さ43cm、幅33cm、奥行17cm。サイズ的に国内線の100席未満の機内持ち込みも可能です。メイン収納を拡張すると奥行きが20cmとなり、100席未満の条件はややオーバーしますが、100席以上の機内持ち込みは可能。重量は公式値で855g。このサイズのリュックだと1.0〜1.5kgが一般的なので、かなり軽い部類に入ります。

ショルダーハーネスはサイズ調整が可能。手持ち用のハンドルが上部と左右に3箇所付いており、リュックとしてだけでなくバッグとしても使えます。

背中とショルダーハーネスの内側には、通気性に優れた薄手のパッドを配置しています。もう少し厚手だと嬉しかったのですが、ここは軽量性を重視しているのだと思います。

チェストストラップはサイズ調整が可能。磁石でピタッと接合でき、ボタンを押して解除。慣れるまでに時間がかかりますが、慣れてしまえば片手でも操作できます。

キャリーケースのハンドルに通せるパススルー機能もあります。リュックを横ではなく、縦に置けるのは個人的に嬉しいポイント。

それから荷物を入れた状態でリュックが自立するのも嬉しいポイント。公共交通で移動する際には荷物を地面に置くことが多いですからね。
主な収納スペース
ここからは「トラベルバックパック25L+5L」の収納力を詳しく見ていきます。
メイン収納

クラムシェル仕様なので大きくガバッと開閉でき、荷物の出し入れが簡単。メイン収納は容量を最大限生かせるようにポケットや間仕切りなどはありません。

こんな感じで、かさばる荷物も余裕で収納できます。

メイン収納の内側には大きなメッシュポケット。シャツやジャケットなどを畳んで保管するのに良さそう。
サブ収納

外側にジッパー式のサブ収納を配置。内側にはジッパー式のポケットを2つしており、ここに小物類やサッと取り出したいものを集約しておくと便利です。
ガジェット収納

背中側にはノートパソコン(16インチまでOK)とタブレットを収納できるガジェット用収納スペースを配置。写真は14インチのノートパソコンと「iPad Pro M4 13インチ」を入れた状態。上部にはジッパー式ポケットもあります。
ボトル収納

側面にはドリンクボトルが収納できるメッシュポケットを配置。使わない時はかさばらず邪魔になりません。
隠しポケット

ボトル収納の反対側には、ジッパー式の隠しポケットを配置。パスポートが入るサイズ感です。
5L分の拡張機能
さて「トラベルバックパック25L+5L」は名前にもあるように、ベースの容量は25L。さらに5L分を拡張して最大30Lになります。普段は25Lで十分だけど、急に荷物が増えた時に追加のスペースが欲しい…という時に重宝します。

リュックの四方に張り巡らされたこちらのジッパーを全開すると拡張して30Lになり、閉じると25Lに戻ります。上の写真は25Lモード。パッと見では普通のリュックにしか見えないですよね。

そしてこちらの写真は5L分を拡張した30Lモード。拡張された部分がバコッと突き出しているので見た目の美しさはちょっと微妙。
改善して欲しいこと
「トラベルバックパック25L+5L」は、さすが「one bag travel」を極めただけあってリュックサックとしての完成度は非常に高いと思います。

唯一、不満に感じたのはガジェット収納の内側にあるジッパー式ポケット。こちらのポケットがもっと上に配置されていれば、アクションカメラや充電器など多少かさばるガジェット類が保管できて良かった…。実際にはメッシュポケットがやや下にあり、ノートパソコンと干渉するので薄いものしか入れられません。ノートパソコンの上のスペースがもったいないですね。
マラソン遠征で使ってみた
先日「オホーツク網走マラソン2025」のマラソン遠征で「トラベルバックパック25L+5L」を使う機会がありました。2泊3日分の荷物をリュックサック1つにまとめて、羽田空港から北海道の網走空港へひとっ飛び。

以前は機内持ち込み可能な小型キャリーケースを使っていましたが、移動中に階段を上り下りしたり、小走りしたりすることがあると、リュックサックの方が動きやすいんですよね。

ちなみにリュックサックの中身はこんな感じ。これが拡張無しの25Lモードで収納できます。持ち物リストについては、また別の記事で詳しく解説したいと思います。

マラソン大会の当日はスタート会場で荷物を預けるのですが、預け入れ用の専用バッグにも余裕で入りました。これがキャリーケースだと入らないことがあるんですよね。

さて、ここからが「トラベルバックパック25L+5L」の本領発揮なんですが、帰り道に女満別空港でお土産を購入。今までならお土産袋を別に持ち運ぶ必要がありましたが、拡張した5L分のスペースに収納できてしまいます。おかげでハンズフリーで帰宅することができました!

ついでに空港でサイズを測ってみると、30Lの拡張モードだと100席以下の機内持ち込み(緑の枠)は厳しそうでした。でも100席以上の機内持ち込み(黄色い枠)は余裕でOK。まあ余程の地方に飛ばない限り、100席以上の飛行機に乗ることになるので問題ないと思います。
評価まとめ
以上、Almond Oakの「トラベルバックパック25L+5L」をレビューしました。メイン収納にはかさばる荷物がすっぽり入り、容量を25Lから最大30Lに拡張して使えるので荷物が増えても安心。なのに重量が885gと非常に軽いのは驚きです。
良い点
- シンプルで洗練されたデザイン
- 拡張性のある収納スペース
- 最大30Lの容量なのに1kgを切る軽さ
悪い点
- ガジェット収納の使い勝手がよくない
私自身、旅する時に荷物は少ない方なので、1週間の出張や旅行でも25L容量のリュックサック1つ。ただしランニングシューズを持っていくとギリギリですし、お土産を買うと入り切りません。「トラベルバックパック25L+5L」のプラス5Lの拡張機能は、お土産を入れるにちょうど良いサイズ感です。

25L容量でも十分すぎる時は、これまで愛用してきたAerの「City Pack Pro X-Pac」を使っています。容量は24L。こちらもメイン収納が無駄なく使える上に、小物入れのポケットが非常に充実しており使い勝手が良いんですよね。そして何よりもデザインがカッコいい。
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