【MILESTO フロントポケットキャリー31Lレビュー】横にせず出し入れ可能
今回紹介するのは「MILESTO フロントポケットキャリー」という31L容量の小型スーツケースです。機内持ち込み可能でフロントポケットから荷物にアクセスでき、キャスターストッパー付き。主にマラソン遠征で使っています。
当ブログでは広告を利用していますが、紹介するランニングアイテムはすべて自費で購入し、忖度なしでレビューしています。
目次と内容
- MILESTOとは?
- 主な特徴
- 機内持ち込み可能
- フロントポケットが超絶便利
- ダイアル式のTSロック
- キャスターは静かでスムーズ
- 取手はバランスが崩れがち
- キャスターストッパーは微妙
- 主な用途は2〜3泊のマラソン遠征
- 総合評価:非常に満足
MILESTOとは?
MILESTO(ミレスト)は、毎日を旅するように暮らす大人へ向けたトラベルブランド。東京に本社を置くBRUNO株式会社が運営しており、バッグやポーチなど旅行に特化したトラベルグッズを展開しています。
中でも人気なのがUTILITY(ユーティリティ)と呼ばれるパッキングシリーズ。0.5Lのウォレットから45Lのバッグまでバリエーションが豊富で、用途に応じて使い分けが可能です。自分の場合、1Lポーチには小物類を、5Lシューズバッグにはランニングシューズを、8Lバッグインバッグにはランニングウェアを入れて収納しています。
主な特徴
MILESTOの「フロントポケットキャリー」は、UTILITYシリーズのスーツケース版です。主な特徴は次のとおり。
- フロントオープン構造のハードキャリー
- ノートパソコン用スリーブ付き
- キャスターストッパー付き
- ダイヤル式ロック(TSロック)搭載
- 日本製のキャスターを採用
容量は31Lと50Lから選べます。基本的な構造は同じですが、31Lは2~3泊の旅行に適した機内持ち込み可能なキャビンサイズ。50Lは3~5泊程度の旅行や新幹線移動に最適です。
UTILITY 31L | UTILITY 50L | |
---|---|---|
寸法 | 高さ525mm・幅380mm・奥行230mm | 高さ620mm・幅460mm・奥行275mm |
重さ | 3.2kg | 4.3kg |
定価 | 33,000円 | 36,300円 |
今回は小さい方の31Lを購入しました。自分は旅行や出張、マラソン遠征で年に20回ほど旅に出かけますが、その多くが2〜3泊の日程。また飛行機に乗る時はなるべく荷物を預けず、機内に持ち込みたい派です。
前面から見た様子。メイン収納とフロントポケットの2箇所から荷物の出し入れが可能。取手は上部のみに配置し、側面には付いていません。また横置きにも対応していないので注意が必要です。
メイン収納はジッパーを全開すると横開きします。両サイドにベルトを配置し、荷物を固定することができます。
フロントポケットとメイン収納の間仕切りはジッパーで開閉可能。こちらを開けておけば、フロントジッパーから直接メイン収納にアクセスすることもできます。
ハンドルは高さの調整が可能です。
機内持ち込み可能
ここで機内持ち込みサイズをおさらいしましょう。日本を代表する航空会社のJALとANAの場合、以下のサイズであれば機内への持ち込みが可能。飛行機の座席数が100席以上か、100席未満かでサイズが異なる点に注意が必要です。
JAL(日本航空) | ANA(全日空) | |
---|---|---|
100席未満 | 高さ45cm・幅35cm・奥行20cm以内(合計が100cm以内) | |
100席以上 | 高さ55cm・幅40cm・奥行25cm以内(合計が115cm以内) |
自分はProteca(プロテカ)のスーツケースを愛用しており、100席未満の時は、Protecaの「マックスパスソフト3」の21L型を使っています。コインロッカーにも入るコンパクトサイズで、1〜2泊ならこれで十分です。
100席以上の時は、Protecaの「マックスパス3」の42L型を使用。通常、機内持ち込み可能なスーツケースの容量は30〜35Lが一般的ですが、こちらは許容サイズのギリギリまで使うことで42Lの大容量を実現しています。
国内外の旅は基本的に「マックスパス3」で問題ないのですが、一部の欧州系の航空会社(ルフトハンザ・フィンエアーなど)では機内持ち込みサイズを「高さ55cm・幅40cm・奥行23cm以内」となり、奥行が25cmある「マックスパス3」はサイズオーバー。一方で「MILESTO フロントポケットキャリー」なら、奥行が23cmなのでギリギリ許容範囲となります。
フロントポケットが超絶便利
今回のスーツケース選びのポイントはサイズだけではありません。マラソンブロガーという仕事柄、旅の移動中はノートパソコンを取り出して執筆作業に充てています。そんな時に重宝するのがメイン収納とは別のフロントポケット。スーツケースを立てた状態でノートパソコンがサッと出し入れできます。
フロントポケットの内側にはノートパソコン用スリーブを内蔵し、13インチサイズのノートパソコンをマジックテープで固定できます。他にもA4サイズの書類を保管するポケットもあります。
さらにフロントポケットからメイン収納にもアクセスできます。アウターシェルやペットボトルのドリンクを出し入れも簡単です。最近はこのようなタイプのスーツケースが増えてきましたね。
ダイアル式のTSロック
メイン収納とフロントポケットのジッパーはTSロックで施錠できます。ダイアル式なので鍵を持ち運ぶ手間が省けますし、簡易的な防犯対策としては十分でしょう。ちなみに購入時は「000」にセットされており、側面にあるリセットボタンを押すと自分の好きな番号に設定できます。
キャスターは静かでスムーズ
キャスターは4個。静音性の高い日本製の「HINOMOTO」ブランドを採用しています。Protecaは高性能な静音キャスターが強みですが、「MILESTO フロントポケットキャリー」のキャスターもなかなか秀逸。アスファルトの上でも静かでスムーズに移動できます。ここまで高性能なキャスターを期待していなかったので嬉しい誤算でした。
キャスターストッパーは微妙
Protecaのスーツケースで重宝しているのがキャスターストッパー。電車での移動時や坂道でキャスターストッパーをONにするとキャスターを固定でき、勝手に転がる心配がありません。ただし「MILESTO フロントポケットキャリー」でロックできるのはキャスター2個のみ。Protecaのように完璧な静止状態とまではいきません。これはちょっと不満です。
取手はバランスが崩れがち
取手の部分はフラットな形状なため、使わない時は邪魔にならず、上に荷物を置いても安定します。ただしメイン収納の片方に取手が付いているため、重心のバランスが取りづらいのが難点。フロントポケットに重たいノートパソコンを入れていると尚更です。
主な用途は2〜3泊のマラソン遠征
自分にとって「MILESTO フロントポケットキャリー」は2〜3泊のマラソン遠征にちょうど良いサイズです。レース用のシューズとランニングウェア、その他必需品を入れてもまだ余裕があります。同じUTILITYシリーズのポーチやバッグを活用するとパッキングが簡単です。
総合評価:非常に満足
「MILESTO フロントポケットキャリー」を購入して非常に満足しています。機内持ち込み可能サイズ、フロントポケットから荷物にアクセス可能、キャスターストッパー付き。自分がスーツケース選びで重視する3つの条件を満たしてくれました。
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