【MBT-1000 II レビュー】マサイ族になれる?ランニングシューズ(動画あり)
2026年8月にMBTのランニングシューズ「MBT-1000 II Lace Up(Gel-Kayano 33)」が発売されたので購入しました。価格は18,700円。アフリカのマサイ族の裸足を再現し「不安定さ」をウリにしたユニークなコンセプトですが、ランニングよりもウォーキングに向いてそうなので、その辺りも含めて詳しくレビューしていきます。
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MBT-1000 II Lace Up
この記事の目次
- 【結論】マサイ族になれる?ランニングシューズ
- 不安定さを追求したソール構造
- サイズ感と履き心地
- アッパーのフィット感が魅力
- ロッカー構造も秀逸
- でも雨の日はスリップしやすい
- 不安定感は物足りない
- 「ゲルニンバス」と「ゲルカヤノ」
- 自宅で鍛えるなら「カモレグ」
【結論】マサイ族になれる?ランニングシューズ
「MBT-1000 II」は、ランニングやウォーキングでインナーマッスルを鍛えたり、姿勢を矯正したりしたい方におすすめのシューズです。履き心地をあえて不安定にすることで、普段のランニングや日常生活では使わない筋肉が自ずと鍛えられます。
MBTは、1996年にスイスのジュネーブで誕生したシューズブランド。アフリカのMasai(マサイ)族、裸足を意味するBarefoot、技術を意味するTechnologyの頭文字が名前の由来で、マサイ族の裸足を再現する技術をブランドコンセプトに掲げています。コンセプトとしてはベアフットシューズに近いですね。
不安定さを追求したソール構造
「MBT-1000 II」のスペックは次のとおり。
- ミッドソールはつま先とヒールが反り上がったラウンドソール形状
- ヒールに高反発フォーム「MBTセンサー」を搭載
- ソール内側にプレート状の「シャンク」を内蔵し、ミッドフットの強度とサポート力を強化
- アッパーはリサイクルポリエステルのエンジニアードメッシュ
- アウトソールはグリップ性能の高いラバー素材をほぼ全面に配置
- 足裏への負荷を均一に分散する「MIDS(Masai Impact Distribution System)」を採用
- 重量は実測でメンズ26cmが330g
- 発売:2026年8月
- 価格:18,700円
MBT最大の特徴は、あえて「不安定さ」を売りにしたソール構造です。横から見るとラウンドソール形状に近く、ロッキングチェアのようにコロコロ転がるようなライド感が楽しめます。ヒール周りには高反発の「MBTセンサー」を配置し、蹴り上げの際にロッカー構造にブーストをかけます。
ソールの内側には「シャンク」と呼ばれる薄いプレート状の構造体が埋め込まれており、ミッドフットの強度とサポート力を高めています。靴底中央の空洞から覗くと、まるでカーボンプレートのように硬いことが分かります。
「MBT-1000 II」を手に持つと非常に軽く感じますが、ミッドソールは指で押してもビクともしないほど頑丈で、剛性の高さがうかがえます。
アッパーはリサイクルポリエステルを使ったエンジニアードメッシュ。生地は薄いながらも耐久性は高そうです。シュータンはペラペラで芯がなく一見頼りない印象ですが、シューズと一体化したガセットタン仕様になっています。着脱をサポートするプルタブも備わっています。
アウトソールは、グリップ性能に優れたラバー素材をほぼ全面に配置し、ヒール外側だけにアクセントカラーをあしらっています。「MIDS」は「Masai Impact Distribution System」の略称で、マサイ族の足のように、足裏にかかる負荷を均一に分散するよう工夫が施された機構です。
重量のカタログ値は非公表ですが、実測ではメンズ26cmで330gと、一般的な厚底ジョグシューズ並みでした。
サイズ感と履き心地
私は身長170cm・体重60kg。ランニングシューズはスタンダードタイプで26cm、ワイドタイプで25.5cmがいつものジャストサイズです。今回はスタンダードタイプの26cmをネットで購入しました。
足を入れると、思ったより横幅にゆとりがあり、私の幅広の足でも窮屈さは感じません。一方でつま先周りはやや長めに感じたので、ハーフサイズ下の25.5cmでもよかったかもしれません。取扱説明書には、不安定な靴底の上で体を安定させるために足指が自由に動かせるサイズを選ぶよう記載があり、気持ち大きめを選ぶのが正解のようです。
ゆとりを感じるサイズ選びであっても、アッパーのフィット感は素晴らしく、シューズと足のズレをほとんど感じません。まるでシューズが足の一部になったかのような感覚です。
アッパーのフィット感が魅力
「MBT-1000 II」の最大の魅力は、アッパーのフィット感。特に分厚くて柔らかいアンクルパッドが秀逸で、足首周りをホットケーキで包み込まれているかのような感触なのに、ホールド感はしっかりしています。シュータンはペラペラで頼りなく見えますが、実際に履くと足の甲をガッチリロックしてくれますし、ヒールカップも強度が高く安心感があります。
ロッカー構造も秀逸
ミッドソールはそれほど沈み込まず、全体的にかっちりした印象で、シューズ中央の窪み部分が押し潰されるような感覚があります。「MIDS」が効いているのか、点ではなく面で支えられている感覚があるのも面白いポイントです。
ロッカー構造を生かしてロッキングチェアを転がすように走ると、スムーズなライド感が楽しめます。とはいえそこそこ重量があるので、快適なペースレンジはキロ6分からキロ5分でした。
でも雨の日はスリップしやすい
一方で「MBT-1000 II」の欠点として、雨天時のグリップ力に不安が残ります。たまたま雨上がりの濡れたアスファルトで走ったところ、結構滑りました。公式サイトでは「優れたトラクションとグリップ力を発揮するトレッドデザイン」と謳っていますが、実際の感触はそれとは異なります。晴れた日なら問題ありませんが、雨の日には履きたくありません。
不安定感は物足りない
MBTが売りにしている「不安定感」自体は、正直それほど実感できませんでした。恐らくですが、私は普段から不整地でのクロカン走を取り入れているので、ランニングの多少のグラつきは足の方で吸収できてしまいます。
一方で、ウォーキング中は適度なグラつきが感じられて、歩く度にインナーマッスルが鍛えられている気がします。今回購入したシューズはカラーがオールブラックですし、靴底のアクセントカラーもカッコいいので、片道1時間の通勤で履けばインナーマッスルも鍛えられて一石二鳥。
「ゲルニンバス」と「ゲルカヤノ」
ウォーキングにも使えるランニングシューズといえば、私の中ではアシックスの「ゲルニンバス28」と「ゲルカヤノ33」が定番。安定感が高く、プルタブが持ちやすくて着脱しやすいのが気に入っています。「MBT-1000 II」のアンクルパッドは、この2足のアンクルパッドにそっくり。この分厚くて柔らかい感触が似ています。
自宅で鍛えるなら「カモレグ」
余談ですが、自宅でインナーマッスルを鍛えたいなら&MEDICAL(アンドメディカル)というブランドの「カモレグ」がおすすめです。ラウンドソール型のルームスリッパなんですが、歩くたびに足がグラついてバランスを取るために結構いい運動になります。デザインもオシャレなのでインテリアに馴染みます。
動画レビュー
他にもYouTubeチャンネル「ともらん!」ではランニングアイテムのレビューや旅ラン、マラソン大会の動画をほぼ週1のペースで更新しています。もっと見る
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購入ガイド
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アシックス ゲルカヤノ33
ASICS ゲルニンバス 28
カモレグ
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