【ミズノ ウエーブライダー30 レビュー】ライド感は健在。新時代の幕開け 【ミズノ ウエーブライダー30 レビュー】ライド感は健在。新時代の幕開け 【ミズノ ウエーブライダー30 レビュー】ライド感は健在。新時代の幕開け 【ミズノ ウエーブライダー30 レビュー】ライド感は健在。新時代の幕開け
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【ミズノ ウエーブライダー30 レビュー】ライド感は健在。新時代の幕開け(動画あり)

2026年6月にミズノのランニングシューズ「ウエーブライダー30(Wave Rider 30)」が発売されたので購入しました。価格は19,800円。シリーズ初のフルレングスMIZUNO WAVEと二層のミッドソールが生む躍動感あふれるライド感が魅力ですが、シュータンのサポートが物足りない惜しい点もあり、その辺りも含めて詳しくレビューしていきます。

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【ミズノ ウエーブライダー30 レビュー】ライド感は健在。新時代の幕開け

ミズノ ウエーブライダー30

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この記事の目次

【結論】ライド感は健在

「ウエーブライダー30」は、ジョギングから長距離走まで走れるランニングシューズをお探しのランナーにおすすめの1足です。厚底でもブレない安定感と独特のライド感で、長く楽しく走れます。今回は従来のウエーブライダーが別のシューズに見えるほどの超弩級のメジャーアップデートとなり、新しい時代の幕開けを感じさせます。

「ウエーブライダー」はミズノのランニングシューズのフラグシップ。1997年に初代が登場して以来、世界中のランナーに支持されており、ウエーブ状のプレート「MIZUNO WAVE」が生み出す安定感と独特なライド感に定評があります。私は23代目から29代目まで7代連続で履き続けてきた熱烈なファンですが、唯一、前作「ウエーブライダー29」だけは「これまでと何か違う」と感じて自分には合わず、結局「ウエーブライダー28」を履き続けていました。

二層構造とフルレングスのMIZUNO WAVE

「ウエーブライダー30」のスペックは次のとおり。

  • ミッドソールはMIZUNO ENERZY NXTの二層構造(上層は超臨界発泡技術による特殊素材)
  • シリーズ初のフルレングスのMIZUNO WAVEを内蔵
  • アウトソールはX10ラバー
  • アッパーは二層構造のメッシュ+ガセットタン
  • ドロップは8mm(ヒール42.5mm・フォアフット34.5mm)
  • 重量は265g(メンズ27cmカタログ値)
  • 定価は19,800円

ちなみにカラーに関しては、発売直後に購入できるのは公式オンラインストア限定のグラフィックパターンモデルのみ。黒×白だとテストカーのカモフラージュ柄にしか見えないので、私は青×白を選びました。正直微妙なデザインだと思いますし、いち早く履きたいファンのためにも普通のカラーも同時に発売して欲しかった。まあ、シューズの性能に影響はないので今回は目をつむります。

二層構造のミッドソール

ミッドソールは二層構造。下層には前作から厚さと素材が変わったMIZUNO ENERZY NXT、上層には超臨界発泡技術で生成された特殊なMIZUNO ENERZY NXTを採用しています。グラフィックパターンで分かりづらいですが、ラインを境に上下で分かれています。指で触るとプニュプニュしており、上下の違いはよく分かりませんが、ミッドソール自体の剛性はそこそこ高い印象です。

フルレングスで内蔵されたMIZUNO WAVE

さらに「ウエーブライダー30」は、シリーズ初となるフルレングスのMIZUNO WAVEを内蔵。これまでのモデルはミッドソールの側面からプレートが見えていましたが、今回は完全に埋め込まれています。。

左右対称に近いX10ラバーのアウトソール

アウトソールは縦のラインを意識して、左右対称に近いパターンで「X10」ラバーを配置。真ん中は空洞になっていて、内蔵されたMIZUNO WAVEが少しだけ見えます。

二層メッシュアッパーと2か所のプルタブ

アッパーは二層構造のメッシュ素材。シュータンは厚みがありますが中身はスカスカで、内側はシューズと一体化したガセットタン仕様です。アンクルパッドは柔らかく分厚いクッションで覆われていますが、高さは抑えてあるので、ホールド感が高い割に足入れしやすい設計。さらにシュータンとヒールの2か所にプルタブを配置し、両手で引っ張りながら足を入れられるようになりました。

メンズ26cmの実測重量256g

重量は、メンズ27cmのカタログ値が265g、私が購入した26cmは実測値で256gでした。インソールは結構厚みがあり、ヒールを包み込むような形状になっています。

サイズ感と履き心地

私は身長170cm・体重60kg。ランニングシューズはスタンダードタイプで26.0cm、ワイドタイプで25.5cmがいつものジャストサイズです。これまでウエーブライダーはワイドタイプの25.5cmを履いてきましたが、今回は初めてスタンダードタイプの26.0cmを選びました。

スタンダード26.0cmを履いた様子

私はフォアフットの幅が広いのですが、最近はどのメーカーでも窮屈に感じることが減り、スタンダードタイプでも履きこなせるようになりました。「ウエーブライダー30」もいい感じで、土踏まずの周りもちょうど良いサイズ感。フィット感はさすがウエーブライダーといった感じで、分厚いアンクルパッドが足首を隙間なく包み、抜群のフィット感を生み出します。

下駄のように分厚いソール

立ち上がった瞬間、まず実感するのがソールの分厚さ。まるで下駄を履いているかのような錯覚に陥ります。でも下駄のように不安定ではなく、むしろ大地に根を下ろす大木のようにどっしりとした安定感があります。

躍動感あふれるライド感

ロッカー構造で前に進むライド感

「ウエーブライダー30」の最大の魅力は、躍動感あふれるライド感です。ウエーブライダーの名に恥じない走り心地で、ロッキングチェアを転がすようにして走ると、グイグイと前に進むモメンタムが得られます。フルレングスのMIZUNO WAVEと、縦ラインにフォーカスしたアウトソールパターンが、ロッカー構造を高めているのでしょう。個人的には、ヒールストライクで走るのが最も疲れにくく、最もライド感を楽しめると感じました。

厚底でも安定感は抜群

厚底でも安定感が高いウエーブライダー30

また「ウエーブライダー30」は、安定感が非常に高いのも魅力です。今回スタックハイトが最高42.5mmとかなり厚底になったので安定感が損なわれないか不安でしたが、立っていても走っていても、どっしりとした安定感と安心感があります。もともとMIZUNO WAVEは左右のブレに強く、ミッドソール上層部も脚のぐらつきを吸収してくれるので、靴底がよりフラットに近い状態で着地できます。

縁を囲むラバーによる安定感

極め付けは靴底のアウトソールパターン。接地面積は実はそんなに広くありませんが、シューズの縁を囲むように配置されたラバーのおかげで、まるでキャタピラーに乗っているかのような重厚感と安定感があります。

でもシュータンとプルタブが惜しい

中身がスカスカのシュータン

一方で「ウエーブライダー30」の欠点は、シュータンのつくりです。厚みはそこそこありますが、中がスカスカで、サポート力とホールド感が物足りない。アンクルパッドがこれだけ分厚いのだから、それを受け止めるだけの力がシュータンにもあるとよかった。一応ガセットタン仕様ではあるのですが、足の甲を押さえつける力も弱い気がします。

横向きに配置されたヒールのプルタブ

それから、シュータンとヒールにプルタブが配置されているのは良いのですが、ヒールの方はもう少し上の位置に、縦につけて欲しかった。実際に履いてみないと分かりづらいのですが、ヒールのプルタブが横向きだと腕の向きが不自然になるんですよね。下の方にあるので、なおさら指を入れにくい。アシックスの「ゲルカヤノ33」や「ゲルニンバス28」は、このあたりがしっかり作り込まれています。プルタブを付けてくれた気遣いは嬉しいのですが、惜しいですね。

ウエーブライダー29との違い

新時代に進化したウエーブライダー30

「ウエーブライダー30」は、メジャーアップデートの範疇を超えて、次の時代のウエーブライダーに生まれ変わりました。人間で言うと、20代から30代に移る大きな転換点を迎えたようなもの。その意味で前作と比較してもあまり意味はないかもしれませんが、一応並べてみましょう。

ウエーブライダー30ウエーブライダー29ウエーブライダー28
ミッドソールMIZUNO ENERZY NXT(二層構造)MIZUNO ENERZY NXT(全面)MIZUNO ENERZY+MIZUNO ENERZY NXT(二層)
MIZUNO WAVEフルレングス内蔵後ろ半分(縁が見える)後ろ半分(縁が見える)
アウトソールX10(縦ライン・左右対称)X10(斜めライン)X10(斜めライン)
スタックハイトヒール42.5mm・フォア34.5mmヒール38.5mm・フォア28.5mmヒール38.0mm・フォア26.0mm
ドロップ8mm10mm12mm
重さ(27.0cm)265g265g280g
価格(税込)19,800円17,600円16,500円
ウエーブライダー30(左)とウエーブライダー29(右)

左が「ウエーブライダー30」、右が「ウエーブライダー29」です。ミッドソールは、29が「MIZUNO ENERZY NXT」を全面に使用しているのに対し、30は上層のみに使用した二層構造。MIZUNO WAVEは、29が後ろ半分のみで外から縁が見えますが、30はフルレングスで内蔵されています。アッパーは大きな違いはありませんが、29はアキレス腱のパッドがピンと伸びているのに対し、30は高さを抑え、さらにプルタブを配置しています。

ウエーブライダー30と29のアウトソール比較

アウトソールのパターンも異なり、29は接地面積が広く斜めに抜けるラインでラバーを配置しているのに対し、30はまっすぐのラインでほぼ左右対称に配置。スタックハイトは30の方がヒールで4mm、フォアフットで6mmも分厚くなり、依然としてニーズの高い厚底トレンドの波に、ついにウエーブライダーも乗ってきた感じです。

ウエーブライダー30と29のソール比較

実際に履くと全然違い、30を履いてから29を履くとしょぼく感じるほど。なのに重量はいずれも27cmのカタログ値が265gで変わらないというのが不思議でなりません。価格は29から2,200円の値上げですが、ここまでガラッと変わっているなら妥当ですし、28・29から買い替える価値も十分にあると思いました。

安定三兄弟の最新作が出揃った

ウエーブライダー30(左)・ゲルカヤノ33(中央)・ゴースト18(右)の安定三兄弟

余談ですが、この1週間で、私が長年愛用しているブルックスの「ゴースト」、アシックスの「ゲルカヤノ」、ミズノの「ウエーブライダー」の最新作が出揃いました。どれも走行安定性能が抜群で、私は密かに「安定三兄弟」と呼んでいます。価格は「ゴースト18」(写真右)が19,800円、「ゲルカヤノ33」(写真中央)が22,000円、「ウエーブライダー30」(写真左)が19,800円。

今回は「ゲルカヤノ33」も大幅にアップデートされ、ミッドソールを二層構造に刷新、初めて「FLUIDSUPPORT」を導入し、スタックハイト最高40mmの厚底・ドロップ8mmに仕上げています。「ウエーブライダー30」がシリーズを新たに定義し直したように、「ゲルカヤノ33」もゲルカヤノを再定義した1足。「ウエーブライダー30」と「ゲルカヤノ33」のどちらがおすすめかと聞かれたら、正直、真剣に悩みますね。

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動画レビュー

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