【ブルックス ゴースト18 レビュー】前作が優秀すぎるが故の苦悩 【ブルックス ゴースト18 レビュー】前作が優秀すぎるが故の苦悩 【ブルックス ゴースト18 レビュー】前作が優秀すぎるが故の苦悩 【ブルックス ゴースト18 レビュー】前作が優秀すぎるが故の苦悩
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【ブルックス ゴースト18 レビュー】前作が優秀すぎるが故の苦悩(動画あり)

2026年6月にブルックスの定番ランニングシューズ「ゴースト18(Ghost 18)」が発売されたので購入しました。価格は19,800円。クッション性と反発力の絶妙なバランスやシュータンのフィット感が素晴らしい一方で、前作「ゴースト17」からマイナーアップデートに留まるので、その辺りも含めて詳しくレビューしていきます。

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【ブルックス ゴースト18 レビュー】前作が優秀すぎるが故の苦悩

ブルックス ゴースト 18

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マラソンがライフワークの40代ランナー。YouTubeX.comでも発信中。フルマラソン自己ベスト2時間47分13秒(2025)、Six Star Finisher(2026)。詳しいプロフィール

TOMO

この記事の目次

【結論】前作が優秀すぎた

「ゴースト18」は、日々のジョギングから週末のロングランまで、幅広いシーンで活用できるデイリートレーナーです。ランニングシューズとしての完成度が非常に高く、初心者から上級者まであらゆる層のランナーにおすすめできる1足です。ただし前作から大きく進化していないので、価格が安くなった「ゴースト17」で良いのでは?というのが正直な感想です。

作っているのはブルックス(Brooks)。1914年にアメリカで誕生したランニングシューズのブランドで、日本での知名度はナイキやアディダスに譲るものの、100年を超える歴史を持ち、アメリカではパフォーマンスランニングシューズでトップシェアを誇ります。ゴーストは同社の人気シリーズで、私自身「ゴースト13」から「ゴースト17」まで毎年新作を履き続けてきました。

DNA LOFT v3ミッドソール

「ゴースト18」のスペックは次のとおり。

  • ミッドソールはDNA LOFT v3を前作から継承
  • アッパーはエアメッシュに刷新
  • インソールはOrtholite X-60を初搭載
  • ドロップは10mm(ヒール36mm・フォアフット26mm)
  • 重量は290g(メンズ27cmカタログ値)
  • 価格は19,800円
DNA LOFT v3ミッドソールの屈曲

ミッドソールには、軽量性と柔軟性を両立した臨界発泡素材「DNA LOFT v3」を採用。手で押すと柔らかい一方で反発力も強く、指がぐっと押し戻されます。曲げるとかなり屈曲するのも特徴です。スタックハイトはヒール36mm、フォアフット26mm、ドロップは10mmです。

エアメッシュアッパーとシュータン

アッパーは通気性に優れたエアメッシュを採用。シュータンは厚みとクッション性の高い素材を使い、前作「ゴースト17」からがらりと変わっています。アンクルパッドは足首周りに最小限のクッションを配置し、アキレス腱をサポートするヒールタブがキツネの耳のようにピンと伸びています。

凹凸のあるアウトソールの溝パターン

アウトソールは凹凸のあるラバー素材で、フォアフット全面、ミッドフット内側、ヒール外側を重点的にカバー。溝の配置パターンに特徴があり、スムーズな体重移動と蹴り出しをサポートします。

メンズ26.0cmの実測重量275g

重量はメンズ27cmのカタログ値が290g、私が購入した26.0cmの実測値は275gでした。

サイズ感と履き心地

私は身長170cm・体重60kg。ランニングシューズはスタンダードタイプで26cm、ワイドタイプで25.5cmがいつものジャストサイズで、今回はスタンダードの26.0cmを選びました。

ゴースト18を上から見たフォアフットの様子

ワイドタイプも選べましたが、スタンダードタイプでも私の幅広のフォアフットが問題なく収まります。全体に空間のゆとりがある設計なのか、他のシューズよりも0.5cm大きい印象。

足の甲を包むシュータンのフィット感

フィット感はさすがゴーストで、足の形に隙間なくぴたりと寄り添い、アップデートされたシュータンが甲を上から押さえてくれる感覚が心地よいです。

ゴースト18を履いて走る様子

履き心地に関しては、ミッドソールは手で触ったときの柔らかさとは違って、走るとやや硬めの印象を受けます。接地の際にぐっと踏み込んでも沈み込みすぎず、程よい反発力と弾力を返してくれます。キロ6〜5分のジョギングは快適に走れ、少しペースを上げたいときも素直に反応してくれます。

安定の安定感

不整地でも安定するゴースト18

「ゴースト18」の最大の魅力は、抜群の安定走行性能です。柔らかすぎないクッションと、緻密に計算されたアウトソールの溝が、着地のたびに足のブレをうまく吸収してくれます。この安定感こそゴーストシリーズの良さであり、私がゴーストシリーズを履き続ける理由でもあります。

アスファルトの上はもちろん、砂利道や不整地でも走りが安定します。私は日々のトレーニングにクロスカントリー走を取り入れているので、ここは特に評価の高いポイントです。

シュータンのフィット感も秀逸

柔らかくニット縁のシュータン

また「ゴースト18」はシュータン作りが素晴らしいです。正直、最初に手に取った時は「ゴースト17から大きく変わってないじゃん…」と失望に近い感情を覚えましたが、シュータンだけは明らかに進化しています。本体の生地が非常に柔らかく、まるでスポンジのように足の甲を包み込み、縁の部分はニット素材になっていてフィット感をさらに高めています。ディテールへのこだわりに感激。

でも前作からほぼ進化なし

ゴースト18のアンクルパッド

一方で「ゴースト18」は、前作「ゴースト17」からマイナーアップデートに留まります。いや、マイナーアップデートという表現が適切なのかと疑いたくなるほど進化していません。シュータンの改良を除けば、個人的にアンクルパッドは「ゴースト18」の方がサポート力が弱くなり、逆に残念に感じました。

それから細かい点ですが、オールブラックを選んだのに「ゴースト18」は真っ黒じゃないのが不満です。「ゴースト17」は黒で統一されていたのに。私は通勤ランで使うために職場にもランニングシューズを履いていくので、なるべくランニングシューズっぽさが出ないカラーリングが好みなんですよね。

インソールも違いが分からず

ゴースト18のOrtholite X-60インソール

公式サイトによると「ゴースト18」のハイライトのひとつが「インソールにOrtholite X-60を初搭載」していることですが、実際に「ゴースト17」のインソールと比べてみると、私には厚みや形状の違いが分かりませんでした。重量は31g(新作)と26g(旧作)で明らかな違いがあったので密度が違うのかもしれませんが、履き心地の違いを実感するまでには至らず。

ゴースト17との違い

参考までに、過去のゴーストシリーズのスペックを載せておきます。

Ghost 18Ghost 17Ghost 16Ghost 15
発売日2026年6月2025年7月2024年7月2022年11月
ソールDNA LOFT v3DNA LOFT v3DNA LOFT v3DNA LOFT v2
アッパーエアメッシュエンジニアードダブルジャガードメッシュエンジニアードダブルジャガードメッシュエンジニアードメッシュ
ドロップ10mm10mm12mm12mm
重さ(27cm)290g285g270g280g
定価19,800円18,700円17,600円16,500円

これを見ると「ゴースト16」でミッドソールが「DNA LOFT v2 → v3」へ刷新、「ゴースト17」でドロップが「12mm → 10mm」に変更とアップデートされていますが、「ゴースト18」はアッパーの変更のみに留まります。それから価格が毎年1,100円ずつ値上がりしているのは物価高騰対策でしょうか。

ゴースト18(左)とゴースト17(右)の比較

上の写真は左が「ゴースト18」、右が「ゴースト17」です。同じオールブラックですが、ゴースト17の方が黒で統一されていて個人的には好みでした。ミッドソールはパッと見だと同じシューズと見間違うほど似ています。ドロップも両者ともに10mmです。

ゴースト18とゴースト17のアウトソール比較

アウトソールも凹凸や溝のパターンを含めてほとんど同じ。

唯一、違いが分かるのがシュータン。「ゴースト17」は厚みがあってカッチリした感触ですが、「ゴースト18」はスポンジのように柔らかく、縁の部分がニット加工でフィット感が抜群です。アンクルパッドは前述のとおり「ゴースト17」の方が厚みがあって個人的には好みでした。アッパー素材に関しては「エアメッシュ」と「エンジニアードダブルジャカードメッシュ」の違いは、私にはよく分かりませんでした。

安くなったゴースト17が狙い目

オールブラックのゴースト18

「ゴースト18」は単体で見れば、フィット感・安定感・クッションと反発のバランスが素晴らしく、ランニングシューズとしての完成度はとても高いと思います。しかしシリーズの中での位置づけとしては「ゴースト17」の完成度が高すぎるが故に「ゴースト18」の進化は微妙に映ります。

だったら実勢価格が15,000円台に下がっている「ゴースト17」を買った方が「Run Happy」になれる、というのが私の結論です。良いシューズは発売から日が経っても価値は変わらず、でも価格は下がるので、時間を置いてから購入するのが賢い買い方。

余談ですが、最近ランニングを始めた妻に「ゴースト16」をプレゼントしました。定価17,600円のところ、Amazonで送料込み8,600円を見つけて速攻で購入。半額以下なら「ゴースト16」もアリだと思います。

動画レビュー

こちらの動画では「ゴースト18」の特徴や良い点・悪い点の解説、実際にランニングしている様子を収録しています。

他にもYouTubeチャンネル「ともらん!」ではランニングアイテムのレビューや旅ラン、マラソン大会の動画をほぼ週1のペースで更新しています。もっと見る

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