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LI-NING Red Hare 9 Pro レビュー【コスパ以外の魅力あり】 LI-NING Red Hare 9 Pro レビュー【コスパ以外の魅力あり】 LI-NING Red Hare 9 Pro レビュー【コスパ以外の魅力あり】 LI-NING Red Hare 9 Pro レビュー【コスパ以外の魅力あり】
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LI-NING Red Hare 9 Pro レビュー【コスパ以外の魅力あり】

2026年2月にLI-NING(リーニン)のランニングシューズ「Red Hare 9 Pro」が発売されました。たまたま中国を訪れる機会があったので現地で試着して購入。サイズやフィット感、実際の履き心地など、実際に履いてみないと分からない点も含めて忖度なしでレビューします。

当ブログは広告・アフィリエイトから収入を得ていますが、PR案件・商品提供はお断りしており、ランニングアイテムは全て自費で購入しています。

個人的な評価

先日、妻の実家に帰省しました。中国吉林省出身の妻の実家には年に一度訪れており、毎年、自分へのお土産に中国で人気のランニングシューズを1足買って帰ります。2024年はANTA(アンタ)の「マッハ4」、2025年はLI-NINGのカーボン入りシューズ「feidian 5 challenger」を購入しました。

2026年の今年は何を買おうか迷いましたが、LI-NINGのデイリートレーナー「Red Hare 9 Pro」を選びました。価格は599元、日本円だと13,000円ぐらい。発売されて間もないので、ほぼ定価です。

日本に帰国して、早速「Red Hare 9 Pro」を履いてみて気づいた良い点、悪い点は次のとおり。

良い点

  • 抜群の安定感
  • 心地よいクッション
  • 幅広いペースレンジ

悪い点

  • 着脱するのが面倒

これまで中国のランニングシューズは「所詮安物」、買う理由があるとしても「コスパが高いから」という先入観と偏見を持っていましたが、今回購入した「Red Hare 9 Pro」は長く履き続けたいと思える1足でした。

LI-NING(リーニン)とは?

LI-NING(リーニン)は、中国の北京市に本社を置く「李寧有限公司」のスポーツブランド。2025年の売り上げは296億元(日本円で約6,200億円)でした。以下は中国国内市場のスポーツメーカーの売上ランキングですが、LI-NINGは首位のANTAの半分以下、ADIDASより少し上のポジションとなります。

  • ANTA(安踏体育):802.2億元(約1兆6,800億円)
  • NIKE(中国部門):約470億元(推定・約9,800億円)
  • LI-NING(李寧):296.0億元(約6,200億円)
  • ADIDAS(中国部門):約285億元(推定・約6,000億円)
  • XTEP(特歩):141.5億元(約2,900億円)
  • 361°(361度):111.5億元(約2,300億円)

これまで日本では無名のブランドでしたが、2025年に大迫傑選手がNIKEからLI-NINGに所属を転向、年末のバレンシアマラソンでマラソン男子の日本記録を更新したことで、ランニング界隈では一躍有名になりましたね。

主な特徴と仕様

それでは早速「Red Hare 9 Pro」を詳しく見ていきましょう。LI-NINGのランニングシューズの中での位置付けとして「Red Hare 9 Pro」はランニング初級者から上級者まで履きこなせるデイリートレーナー的なモデルです。

ミッドソールはBOOMクッション

ミッドソールには、反発性の高いBOOMクッションを搭載。パッと見だと1つの塊に見えますが、実は上下で密度の異なる二層構造になっているそうです。店員の方の話では、ここが一番のこだわりポイントとのことでした。

上下クッションの間にはTPU素材のプレートを配置。カーボンプレートとは異なり、スタビライザー的な役割を担うパーツになります。ミズノでいうと、ミズノウェーブみたいなものですかね。

アウトソールはGCR

アウトソールはGCR(Ground Control Rubber)と呼ばれるラバー素材を全面に配置。水に入れるとプカプカと浮く、軽量性を重視したラバーを使っているそうです。

インソールは足がすっぽり収まる立体構造。裏側もしっかり作り込まれており、デイリートレーナーにしてはクオリティが高いなと思いました。

アッパーはBOOMファイバー

アッパーは、BOOM ファイバーと呼ばれるオリジナル素材を採用。生地がしっかりしていて、通気性も悪くなさそう。シュータンは多少の厚みはありますが、布みたいにフニャフニャしています。ヒールカップとアンクルパッドは必要最低限のパーツのみを使用し、軽量化に貢献しています。

重量は208g(250mm)

気になる重量は260mmのカタログ値が248g。私が購入した250mmの実測値は208gでした。デイリートレーナーにしてはめちゃくちゃ軽いですよね。でも、昨年購入したFeidian 5 challengerは181gでしたので、LI-NINGの軽量化へのこだわりは半端ないなと改めて思いました。

オフセットは8mm

スタックハイトは、ヒールが36mm、フォアフットが28mm、オフセットが8mmとなります。

サイズとフィット感

私は身長170cm、体重60kg、ランニングシューズサイズは通常タイプなら26.0cm、ワイドタイプなら25.5cmがジャストフィットになります。中国のランニングシューズのサイズはmmで表記されるのですが、体験的に日本よりも10mmか15mm小さいサイズを選ぶとちょうど良い感じです。

今回はお店で試着して、250mm、つまり25cmを購入しました。USサイズの7.5相当。足を入れると、全体的に細長く感じます。土踏まずの周りはキツキツですね。ただしフォアフットは横に広がりがあるので、スペースに余裕を感じます。ヒールカップは収まりがいいですね。アンクルパッドは見た目ペラい割にホールド感は悪くありません。

【良い】抜群の安定感

ここからは実際に「Red Hare 9 Pro」をランニングで履いてみて、気づいた点をまとめていきます。まず、安定感が非常に高い。靴底がフラットで接地面積が大きい上に、走行中はプレートが左右のブレをいい感じに抑えて、安定性能を高めています。ロードはもちろん、不整地でも地面をしっかり捉えて走ることができます。

【良い】心地よいクッション

次に、クッションが心地よい。密度の異なるソールを2枚貼り合わせているということで、指で触ってみた感じでは、上の方が若干柔らかく、下の方が若干硬めの印象。なんとも形容し難いクッショニングですが、非常に心地よく、疲れにくい走り心地ですね。私が所有するシューズだと、ミズノのネオビスタ2も柔らかさの異なる2層のクッションを使用していますが、感触が似ていると思いました。

【良い】幅広いペースレンジ

ペースはキロ6分からキロ4分ぐらいまで、幅広いレンジで安定性を損なわずに走れました。個人的にはキロ5分前後が最も気持ちよく走れます。公式サイトによると、5-15kmのスピード練習から、LSDまで、さまざまなシーンに使えるオールラウンダーとのこと。確かにこれならアップテンポで5km、10km、楽に走れそうですし、疲れにくいので長距離でも履きこなせそう。

【悪い】着脱するのが面倒

個人的に残念だなと感じたのがシュータンの作り。ペラいというレベルを通り越して、フニャフニャ。芯がないので、足を入れた時にシワになりやすく、毎回、シワを伸ばす手間がかかります。しかもシューレースが若干ですが足に食い込むのが気になりました。

それから、これは「Feidian 5 Challenger」の時も感じたのですが、シューレースシステムがカッチリしていて、着脱がしづらく感じます。紐を解いた時に、シューレース全体が緩くなるのが理想ですが、Red Hare 9 Proは1つずつ緩めないといけない。締める時も同じ。これが毎回だと結構面倒に感じます。

多分、リーニンもそれを分かっているのか、シュータンとヒールに2箇所、プルタブを配置しており、これを持って履くと足がスッと入ります。まあ、履きづらさを感じる一方で、一度履いて仕舞えば、ホールド感は抜群で、足の甲をギュッと抑え込む形でシューズと足が一体化します。

【寿命】耐久性チェック

「Red Hare 9 Pro」は軽量化を重視しているため、耐久性を犠牲にしていないかは気になるところ。こちらは後日、アップデートします。

【結論】コスパ以外の魅力あり

以上、2026年2月に発売された、LI-NINGの新作ランニングシューズ「Red Hare 9 Pro」をレビューしました。安定性能が高く、幅広いペースレンジに対応できるオールラウンダー。中国のランニングシューズを買う理由は「コスパの高さ」だけ、という自分の考えを改めてくれた1足でした。

「コスパが高い」はもう古い?

ランニング文化が成熟した日本や欧米のマーケットにおいて、新規参入者となる中国のランニングシューズは「コスパの高さ」を売りにしてきました。消費者側も、ランニングシューズの価格が高騰していく昨今、新たな選択肢として検討する人も増えてきているのではないかと思います。

しかし日本や欧米のスポーツブランドのシューズでも、発売してから時間が経つと、価格が3-4割、時には5割以上も安くなり、結果的にコスパの高いシューズで溢れています。Adidasのboston 13やNikeのペガサス41など人気モデルは1万円前後で買えるので、わざわざ入手しにくくサイズ選びが難しい中国のランニングシューズを買う意味ってあるんでしょうか。

コスパ以外の魅力

「Red Hare 9 Pro」は、安定感の高さと心地よいクッションというシューズ自体に魅力があり、私が履いた中国のランニングシューズの中で初めて、これからも履き続けたいなと思えるシューズでした。そういう意味では中国のランニングシューズ業界は転換点に差し掛かっているのかもしれません。またそのようなタイミングでリーニンと契約した大迫傑選手は先見の明があるな、と感心しました。

Amazonでも買える

日本だと最近ではAmazonでもリーニンのLining JPという出品者から購入でき、Red Hare 9 Proの最安値は13,082円。送料込なので、まあまあ良心的な価格。参考までに概要欄にリンクを貼っておきます。中国の通販サイトに慣れている方なら、TaobaoやTmall、Pinduoduoから直接購入すると、もっと安い価格で買える可能性がありますが、最近はリーニンの偽物も結構出回っているので、そこは自己責任での判断ということになります。

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この記事を書いた人

TOMO

マラソンをライフワークにする市民ランナー。ブログ&YouTube 「ともらん!」で発信中。詳しいプロフィール