ミズノ「ハイパーワープエリート2」レビュー!サイズ感・前作と比較【動画あり】
2026年11月にミズノのランニングシューズ「ハイパーワープエリート2」が発売されたので購入しました。価格は29,700円。エネルギーリターンの高さが魅力ですが、ヒール周りの安定感が微妙。個人的に高評価だった初代「ハイパーワープエリート」との比較も含めて詳しくレビューしていきます。
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ミズノ ハイパーワープエリート 2
この記事の目次
- ハイパーワープ第二弾は4種展開
- エリート2は2026年11月6日発売
- エリート2のスペック
- エリート2のサイズ感
- 【良い】エネルギーリターンの高さは健在
- 【微妙】安定感はバラツキがある
- 【比較】初代ハイパーワープエリートとの違い
- 【比較】ハイパーワープペーサーが気になる
- 【追記】フルマラソンでの使用感
ハイパーワープ第二弾は4種展開
「ハイパーワープ」シリーズは、ミズノが展開する次世代の高速レース用ランニングシューズ。初代は2025年12月に「ピュア」「エリート」「プロ」の3モデルが発売され、第二弾は2026年11月〜12月に「ピュア2」「エリート2」「レーサー」「ペーサー」の4モデルが発売されます。以下はミズノの公式サイトより。
| シューズラインナップ | ハイパーワープピュア2 | ハイパーワープエリート2 | ハイパーワープレーサー | ハイパーワープペーサー |
|---|---|---|---|---|
| フルマラソン目標タイムの目安 | RACE (2.5〜3.0付近) | RACE (2.5〜3.0付近) | RACE (3.0〜4.0付近) | TRAINING (2.5〜4.0付近) |
| 特徴 | 軽量型モデル | バランス型モデル | スピードエントリーモデル | トレーニングモデル |
| ランナータイプ | ピッチを回して走るランナーへ | ストライドで押して走るランナーへ | カーボンプレートに挑戦したいランナーへ | ノンプレートで負荷を減らし足を鍛えたいランナーへ |
| 推奨シーン | フルマラソン、ハーフマラソン 短い距離のレースなど |
フルマラソン、ハーフマラソン | フルマラソン、ハーフマラソン | スピードトレーニング |
| 重量 (27.0cm片方) |
約135g | 約160g | 約200g | 約205g |
| カーボンプレート |
SMOOTH SPEED PLATE (3D形状フルレングスカーボンプレート) 前足部つま先方向に8mm延長された 3D形状のカーボンファイバープレートが、 最後の蹴り出しをサポート |
SMOOTH SPEED PLATE (3D形状フルレングスカーボンプレート) 硬すぎない扱いやすい カーボンプレートを採用 |
プレートなし | |
| ミッドソール |
TOP MIZUNO ENERZY XP+ BOTTOM MIZUNO ENERZY XP+ / BOTTOM MIZUNO ENERZY XP |
MIZUNO ENERZY NXT+ (外側) MIZUNO ENERZY XP+ (内側) |
MIZUNO ENERZY NXT | |
| ソール厚み | 35.0-38.0mm | 36.0-39.0mm | 34.0-37.0mm | 32.5-35.5mm |
スペック比較を見ると初代よりも各シューズの役割が明確で選びやすくなった印象。フルマラソンで3時間以内を目指し、ピッチ型かつ軽量性を重視するなら「ピュア2」、ストライド型で軽量性・反発性・安定性のバランスを重視するなら「エリート2」。初めてカーボンプレート搭載シューズを履くなら「レーサー」、カーボンプレート非搭載が良いなら「ペーサー」が選択肢に入ります。
エリート2は2026年11月6日発売
私は初代の「ハイパーワープエリート」を所有しており、購入直後に着用した「みえ松阪マラソン2025」では2時間53分台でフルマラソンを完走。エネルギーリターンと走行安定性能の高さに満足して、その後のレースでも何度か使用しました。
というわけで今回は、ハイパーワープ第二弾が発表されてまもなく「ハイパーワープエリート2」をミズノの公式オンラインストアで予約注文しました。11月6日の発売日の翌日に自宅に届き、実際に手に取ってみると初代「ハイパーワープエリート」とは全く別物。初代の良い点が損なわれていないか、逆に不安になりました。
予約注文していた MIZUNO Hyperwarp Elite 2。パッと見では前作とはまったく別物。でも履くと面影を感じる不思議な二代目 https://t.co/8MHHyXQKve
— ともらん!マラソングッズレビュー (@tomorunblog) November 7, 2026
エリート2のスペック
「ハイパーワープエリート2」の主なスペックは次のとおり。
- ミッドソールは上層部に「MIZUNO ENERZY XP+」、下層部に「MIZUNO ENERZY XP」を採用
- 3D形状のフルレングスカーボンプレート「SMOOTH SPEED PLATE」を搭載
- アッパーはエンジニアードメッシュを採用
- アウトソールはフォアフットを中心にラバー素材を配置
- ドロップは3mm(ヒール39mm・フォアフット36mm)
- 重量は160g(27cm)
- 定価は29,700円
公式サイトによると「ハイパーワープエリート2」は、フルマラソンで3時間以内を目指すランナーにおすすめのレーシングシューズ。二層構造のミッドソールにフルレングスのカーボンプレートを搭載し、軽量性・反発性・安定性をバランスさせたモデルとなります。
ミッドソールは二層構造、カーボンプレート内蔵
ミッドソールは、上層部に軽量性に優れた「MIZUNO ENERZY XP+」、下層部に「MIZUNO ENERZY XP」を重ねた二層構造。指で触った感触では、下層部はかなり柔らかく、それでいて押し返す反発力も強そうな印象。ミッドソールの剛性は非常に高く、曲げようとしてもびくともしません。
ミッドソールの上層部と下層部の間には、3D形状のフルレングスカーボンプレート「SMOOTH SPEED PLATE」を内蔵。ミッドソールの内側からちらっと見えるほか、靴底中央の空洞からも確認できます。
アッパーはエンジニアードメッシュ
アッパーはエンジニアードメッシュを採用。軽量化を重視している割には、意外と生地が厚手でしっかりしています。シュータンはペラペラしていて、足の形に寄り添います。アンクルパッドは必要最低限のボリュームですが、アキレス腱周りはしっかり保護されているので安心です。シューレースは釣り餌のアオイソメのようなギザギザしたパターンで、解けにくくなっています。
アウトソールは細かい凹凸ラバー
アウトソールはフォアフットを中心に、細かい凹凸のあるラバー素材を配置。ヒールの左右もラバー素材で補強しており、さりげなくミズノのロゴが入っています。
重量は160g(27cmカタログ値)
重量は27cmのカタログ値が160g、私が購入した26cmの実測値は150gでした。スタックハイトは、ヒールが39mm、フォアフットが36mm、ドロップが3mmとなります。
エリート2のサイズ感
私は身長170cm・体重60kg。ホカの直営店で足のサイズを3D測定したところ、足長は左244mm・右246mm、足幅は左108mm・右103mmでした。ランニングシューズのサイズは、これまでの経験からスタンダードタイプで26cm、ワイドタイプで25.5cmがジャストサイズです。
全体的に細身でタイトな印象
今回はミズノの公式オンラインストアで発売前に予約注文し、発売日(11月6日)の翌日に自宅に届きました。サイズは26cmを選びましたが、全体的にタイトな印象です。つま先は必要最低限のスペースが確保されているものの、フォアフットからミッドフットにかけての幅は結構ギリギリ。
くるぶし周りもタイトな印象
くるぶし周りも高さが抑えられていて、ゆとりは感じられません。ただしホールド感は悪くなく、アッパーの上部から足をガッチリと押さえつけて固定してくれる感覚です。
【良い】エネルギーリターンの高さは健在
「ハイパーワープエリート2」の最大の魅力は、エネルギーリターンの高さです。実際に14kmほど走ってみると、ミッドソール下層部の柔らかさが際立ちます。体重をかけるとグーと沈み込んで着地の衝撃をしっかり吸収し、その後の押し戻す力が非常に強い。この押し戻す力をうまく前進する力に転換できれば、少ない力で大きな推進力が得られます。前作の「ハイパーワープエリート」と同様に、エネルギーリターンの高さは健在だと感じました。
試しに5:30/kmから3:30/kmまでペースを変えて走ってみました。やはりサブスリー向けのシューズだけあり、4:30/km〜3:30/kmは気持ちよく加速できますね。ペースが速くなるほどエネルギーリターンの高さが実感できます。5:30/km〜4:30/kmだと持ち前の推進力が生かしきれませんが、それでもシューズの軽さとエネルギーリターンの高さはレースでアドバンテージとなるはず。
【微妙】安定感はバラツキがある
「ハイパーワープエリート2」は靴底がフラットな形状で接地面積が大きく、個人的にはミッドフットでの着地が最も安定します。フォアフットも接地部分に広がりがありますが、ミッドソールの下層部が沈み込むため体幹がしっかりしていないとブレをコントロールするのが難しく感じます。
一方でヒール周りは先端に向けて接地面積が狭くなる設計のため、安定感は微妙です。ここに関しては前作「ハイパーワープエリート」に劣る部分かなと思います。
【比較】初代ハイパーワープエリートとの違い
参考までに前作の初代「ハイパーワープエリート」(写真右)と比較してみましょう。基本スペックの違いは次のとおり。
| ハイパーワープエリート | ハイパーワープエリート2 | |
|---|---|---|
| 発売 | 2025年12月 | 2026年11月 |
| 定価 | 29,700円 | 29,700円 |
| ミッドソール(上部) | MIZUNO ENERZY XP(lightweight) | MIZUNO ENERZY XP+ |
| ミッドソール(下部) | MIZUNO ENERZY XP | MIZUNO ENERZY XP |
| アッパー | ウーブン | エンジニアードメッシュ |
| ドロップ | 3.5mm(34.5mm/38.0mm) | 3mm(36mm/39mm) |
| 重量(27cm) | 170g | 160g |
| 実測値(26cm) | 157g | 150g |
新作はミッドソールが沈みやすい
スペック的には、ミッドソール上層部が「MIZUNO ENERZY XP(lightweight)」から「MIZUNO ENERZY XP+」に変わり、スタックハイトはフォアフットが1.5mm、ヒールが1mm高くなりました。重量は約10g軽くなっています。ソールが厚くなったとはいえ、わずか1mm〜1.5mmなので誤差の範囲かと思いきや、実際に走るとミッドソール下層部の沈み込みは新作の方が大きく感じます。前作はもっと弾力性があり、ポンと押し返す感じでした。私はどちらかというと前作の方が好みです。
新作は靴底中央に空洞がある
靴底を見ると、前作はなだらかな窪みになっているのに対し、新作は中央に空洞が設けられてカーボンプレートが丸見えです。真ん中が空洞だとミッドフットにかかる負担が大きくなるので、耐久性が心配なところ。また、新作の丸みを帯びたヒールは曲線を描くフォルムが美しい反面、接地面積が小さくなり安定感が損なわれました。
新作は垢抜けたデザイン
唯一「ハイパーワープエリート2」の方が優れている点は、デザインですかね。前作はまるで体育シューズのようなダサいデザインでしたが、新作はずいぶん垢抜けて、競合モデルと比べても遜色ありません。
【比較】ハイパーワープペーサーが気になる
現在は膝の怪我で走るペースを抑えており、私のフルマラソンのペースは速くても5:00/kmが精一杯(サブ3.5前後)。そう考えると「ハイパーワープエリート2」は今の私にはオーバースペックですし、第一印象では前作「ハイパーワープエリート」の方が良く感じるので、何のために買ったんだ…という後悔する気持ちが強くなってきました。
逆に気になり始めたのが「ハイパーワープペーサー」。ハイパーワープ第二弾の中で唯一、カーボンプレート非搭載のモデルで、推奨ペースのレンジも2.5〜4.0時間と幅広い。何となく今の流れでは12月に発売されたら買ってしまいそうです。
【追記】フルマラソンでの使用感
今回購入した「ハイパーワープエリート2」を着用して「神戸マラソン2026」を走る予定です。後日、感想をアップデートします。
【動画】さらに詳しく解説
購入ガイド
ミズノ ハイパーワープエリート 2
MIZUNO Hyperwarp Elite ハイパーワープエリート
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