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ウエーブリベリオン フラッシュ:プロじゃないほう【評価・レビュー】

ともらん

マラソンブロガーの「tomo」です。

2023年1月に発売されたミズノのランニングシューズ「ウエーブリベリオン フラッシュ」を紹介します。

サブ3.0ランナーをターゲットにしており、主な特徴は以下のとおりです。

同時期に発売された「プロ」と「フラッシュ」のどちらを買うか迷いましたが、最終的に「フラッシュ」を選びました。

その辺りも含めて、詳しく紹介していきたいと思います。

ミズノ ウエーブリベリオン フラッシュ

目次と内容

ウエーブリベリオンとは?

ウエーブリベリオン(WAVE REBELLION)は、マラソンランナー向けのミズノのランニングシューズです。

2023年1月に以下のサブ2.5〜3.5向けのモデルが発売されました。

いずれも長距離陸上界で主流の高反発ソールを採用しています。

発売前から注目を集めたのが、最上位モデルの「プロ」。カーボン入りナイロンプレートを内蔵し、カカトのない独特なフォルムに仕上がっています。

フルマラソン2時間半切りを目指すエリートランナーに標準を合わせたミズノの最速マラソンシューズです。

「フラッシュ」はフルマラソン3時間切り、「ソニック」はフルマラソン3時間切りを目指すランナーを対象とし、幅広のワイドタイプも選べます。

プロとフラッシュの違い

今回は「プロ」か「フラッシュ」かで迷いましたが、「プロ」は走る人を選びそう(特にランニングフォーム)だったのと、自分はワイドタイプがフィットするため、最終的に「フラッシュ」を購入しました。

それぞれの特徴を表にまとめました。

ウエーブリベリオン プロウエーブリベリオン フラッシュウエーブリベリオン ソニック
対象ランナー(目安)サブ2.5サブ3.0サブ3.5
ミッドソール素材MIZUNO ENERGY LITEとMIZUNO ENERGY LITE+の二層構造、MIZUNO ENERGYとMIZUNO ENERGY LITEの二層構造MIZUNO ENERGY
ミズノウエーブの仕様カーボン入りナイロンプレートグラスファイバー強化ナイロンプレートウエーブプレート
ソールの厚み(最大値)39.0mm37.5mm32.0mm
アウターソールG3ソールG3ソールX10ラバー
価格24,200円17,600円13,750円
重さ(メンズ27cm)215g230g260g
ワイドタイプ(3E)なしありあり

タイムだけで見ると、自分のフルマラソン自己ベストは「新潟シティマラソン2022」の2時間52分台なので、「フラッシュ」が相応のモデルとなります。

とはいえ、タイムに関係なく最上位モデルに惹かれますよね。しかも「プロ」はミズノ初のカーボンプレートを搭載したモデル。欲しくないと言ったら嘘になります。

とはいえ、カカトのない独特なフォルムを持つ「プロ」は、フォアフット走法に適しているため、走り方を選ぶシューズだなとも思いました。

さらに「プロ」にはワイドタイプがないため、幅広の自分の足には窮屈に感じる可能性があります。

一方で「フラッシュ」は自分が長年愛用している「ウエーブライダー」とフォルムが似ていますし、ワイドタイプも選べます。

「フラッシュ」はカーボンプレートではありませんが、グラスファイバー強化ナイロンプレートを内蔵しており、スピード走行にも対応しています。

価格の方も「プロ」に比べて6,600円安いのでお財布にも優しい。というわけで、今回は「フラッシュ」を選びました。

デザインとスペック

それでは「ウエーブリベリオン フラッシュ」を詳しく見ていきましょう。

まずは1分間動画をどうぞ。

ミッドソールは二層構造。トップミッドソールにはクッション性、反発性、軽量性に優れた「ENERGYとMIZUNO ENERGY LITE」を搭載し、ボトムミッドソールには「ENERGYとMIZUNO ENERGY」を使用しています。

2つのソールの間にはグラスファイバー強化ナイロンプレートが挟み込まれています。ミズノのランニングシューズの特徴であるのウエーブプレート状(波状)にすることで、走行時の安定性を高めます。

アッパーにはメッシュ素材を採用。他社で言うところのエンジニアードメッシュ仕様。通気性に優れているだけでなく、耐久性も見るからに高そう。

シュータンは薄型。足の形にピタリとフィットするタイプです。

シューレース(紐)システムは、アッパーと一体化することでフィット感を高めています。

足首周りを包み込むアンクルパッドは、高さと厚さが控えめです。

アウターソールは靴底全面に、耐久性とグリップ力に優れた「G3」ソールを採用。カカトの真ん中の部分だけ、空洞になっており、ナイロンプレートが見えます。

25.5cmのワイドタイプの重さは、実測値で215gでした。

サイズ感

「ウエーブリベリオン フラッシュ」のサイズ展開は以下のとおりです。

自分の足は幅広なので、今回は迷わずワイドタイプを選びました。「プロ」ではなく「フラッシュ」を選んだ理由のひとつでもあります。

ランニングシューズのサイズ選びでは25.5cmか26.0cmでいつも悩みます。

今回はワイドタイプなので25.5cmを選びましたが、つま先周りが余裕ある作りになっており、窮屈さをまったく感じずに履きこなすことができます。

履いてみた感想

実際に「ウエーブリベリオン フラッシュ」を履いてみて感じたことを忖度なしにまとめていきます。

履き心地は硬い

ミッドソールに内蔵されているナイロンプレートはかなり強度が高く、シューズ自体がほとんど曲がりません。履き心地も「ちょっと硬すぎないかな…」という印象でした。

ゆったりとしたペースのジョギングだと、ぎこちないというか、シューズの特性を活かし切れない感じがします。

スピード走行におすすめ

ところが4:00/km前後までペースアップすると、ナイロンプレートの反発力を実感します。ミズノのウエーブプレート特有の走行安定性も健在です。

ペースによって、こんなにも履き心地が変わるものかと驚きました。そういう意味では融通の効かないシューズと言えますが、最適ペースにハマると、スイスイ走れます。

抜群の安定感

高速ペースでもグラつきません単にナイロンプレートを内蔵するだけでなく、ミズノウエーブ仕様に仕上げることで、クッション性と反発性だけでなく、安定性を高めています。

体幹が弱いとハイペースでランニングフォームが崩れがちですが、そのような方でも「ウエーブリベリオン フラッシュ」を履けばある程度安定すると思います。

真価はアッパーにあり

公式サイトではまったくフォーカスされていませんが「ウエーブリベリオン フラッシュ」は、アッパーが良く出来ています。

エンジニアードメッシュ仕様の素材は軽くて通気性に優れています。シューレースシステムがアッパーと一体化したことで、フィット感も抜群。

特に素晴らしいのが、着脱しやすいこと。履き口が大きく開閉できるため、足がスッと走ります。地味に嬉しいポイントです。

主にスピード練習

主な用途としては、ペース走やロングインターバル走で活躍しそうです。

もう少し履いてみて問題なさそうなら、フルマラソンのレースにも投入してみます。

耐久性

以下は100km走った後の様子です。

自分の走り方のクセもあると思いますが、ミッドソールの側面がえぐれ、アウターソールの一部が欠けてしまいました。

おまけ

今回は、発売日直後にミズノの公式サイトで注文しました。

ミズノは、株主優待の特典を使うと、定価の2割引の株主優待価格で購入することができます。「ウエーブリベリオン フラッシュ」の定価は17,600円でしたので、2割引で3,520円安くなり、14,080円となりました。

「ウエーブリベリオン フラッシュ」は高速ペースに向いているものの、ジョギングだと履き心地がぎこちない印象です。

ジョギングで使用するなら、同じミズノの「ウエーブライダー」シリーズがおすすめです。毎年新作が発売される度に買っているほど惚れ込んでいます。

購入ガイド

この記事で紹介した「ミズノ ウエーブリベリオン フラッシュ」は以下の通販サイトから購入できます。

ミズノ ウエーブリベリオン フラッシュ

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