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【大久野島でランニング】ウサギと毒ガスの島を1周3km
広島県竹原市にある大久野島の島内を走って1周したので紹介します。「ウサギの島」「毒ガスの島」としても知られており、島内の至るところに数百羽のウサギが生息し、また太平洋戦争時代の毒ガス工場の跡地があります。
目次と内容
大久野島とは?
大久野島(おおくのしま)は、広島県竹原市に属する瀬戸内海に浮かぶ島。竹原市の忠海(ただのうみ)と愛媛県今治市の大三島の中間に位置します。
日露戦争の頃には瀬戸内海を守る要塞として砲台が築かれ、太平洋戦争中は毒ガス工場が置かれたことから、大久野島は「毒ガスの島」とも呼ばれ、島の至るところに戦争遺跡が残っています。
大久野島は「ウサギの島」としても知られており、島内には野生化したウサギが数百羽以上います。ウサギに餌やりはできますが、触ることは禁止されています。
アクセス
大久野島への交通手段は基本的にフェリーのみ。竹原市の忠海港と大三島の盛港を結ぶ定期航路のほか、土日祝日・大型連休のみ運行するルートがあります。
今回は家族旅行で愛媛県今治市の大三島を訪れた際に、盛港からフェリーで大久野島へ向かいました。
こちらが盛港の待合室。盛港→大久野島→忠海港を結び便は1日10便あり、そのうち大久野に停まらない便もあります。最新情報は大三島フェリーの公式サイトで確認しましょう。
ちなみに待合室では1袋100円でウサギの餌を販売していました。大久野島では餌は販売していないそうです。
予定より5分遅れてフェリーが到着しました。自動車を最大30台ほど積載できるフェリーでした。客室は階段を上って2階にあります。
15分ほどで大久野島に到着しました。
ランニングコース
今回は大久野島のフェリー乗り場から反時計回りで島を1周しました。走行距離は約3km。途中で寄り道をしているので少し長めになっています. 以下は2024年8月のランニングの記録です。
ちなみに大久野島での滞在時間は30分弱しかありません。往路は15:50に大三島を出発し、16:06に大久野島に到着する便を利用。その後、大三島に戻ってくる便は16:39に大久野島を出発する便のみ。30分もあれば余裕でしょと思いきや、寄り道していたら結構ギリギリでした…。
発電所跡
そんなわけでフェリーを降りるとすぐに走り始めました。しかし、割とすぐにGarminを一時停止して、島内周回コースから外れて「発電所跡」を見学してきました。こんなトンネルを見かけたら気になってスルーできないですよね。
こちらが発電所跡の建物。いわゆるスケルトン状態で「廃墟」としての魅力を感じます。
時間に余裕があれば、もっとゆっくり見学したいのですが、フェリーの時間もあるので周回コースに戻ります。大久野島の北側は高台になっていて、標高差30mほどの緩やかな坂を上っていきます。
一定間隔で目にするのが、このようなウサギの水飲み場。でも近くにウサギはいませんでした。
北部砲台跡に近づくと、ウサギをチラホラと見かけるようになりました。
北部砲台跡
大久野島の北側には日露戦争が始まる1902年に砲台が置かれました。島内には北部・中部・南部の3箇所に砲台が設置され、全部で22門の大砲が置かれていたそうです。以下の動画は、北部砲台跡の様子です。
瀬戸内海に浮かぶ大久野島でランニングしてきました。島内の至る所で目にするの、がウサギと戦争遺跡。大久野島はウサギの島・毒ガスの島としても知られています pic.twitter.com/uqMiRWUzfx
— tomo. (@tomorunblog) August 13, 2024
この辺りでもウサギをよく見かけました。
上の写真には何羽のウサギがいるでしょうか?
途中、展望台へ続く階段があったので上ってみました。中腹からは瀬戸内海が少しだけ見渡せました。本当は頂上まで行きたかったのですが、時計を見るとフェリーの出発時間まで残り15分しかありません。乗り遅れた大三島に戻れなくなるので、急いで引き返しました。
毒ガス貯蔵庫跡
大久野島の西側は視界を遮るものがなく、瀬戸内海を望みながら全力疾走できます。この辺りはリゾート施設「休暇村大久野島」が所有するテニスコートがあり、いきなり太平洋戦争の時代から現代に戻された感があります。
しかし、よく見ると『天空の城 ラピュタ』に出てくるような廃墟が木の影に隠れています。こちらは毒ガスの貯蔵庫として使われていた建物です。
休暇村大久野島
大久野島の南側には「休暇村大久野島」の建物がありました。都会の喧騒から離れ、離島で過ごすバカンスは楽しそうですね。
と思ったら、すぐ近くに「大久野島 毒ガス資料館」の建物があります。ちなみにこちらの資料館は休暇村が管理しているそうです。
それにしても「ウサギ」と「毒ガス」と「リゾート」を頭の中で結びつけるのは結構難しいですね…。まあでもそれが大久野島の魅力なんだと思います。
ちなみにフェリーの方は出発時間に間に合い、無事に大三島に戻ることができました。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。