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【厳島・宮島でランニング】神社だけじゃない!トレランも楽しめる

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【厳島・宮島でランニング】神社だけじゃない!トレランも楽しめる

広島県廿日市市にある厳島(通称:宮島)をランニングしてきたので紹介します。厳島といえば国宝・世界遺産の「厳島神社」が有名ですが、厳島最高峰の「弥山」も見応えがあります。今回は宮島の観光地と弥山周辺の登山道を走ってきました。

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目次と内容

厳島(宮島)とは?

厳島(いつくしま)は広島県廿日市市にある周囲約30kmの島です。広島湾の北西部に位置し、本州に最も近い場所だと数百メートルしか離れていません。

厳島には国宝・世界遺産の「厳島神社」があり、古くから日本有数の観光地として栄えてきました。お宮=厳島神社がある島ということで「宮島」の通称でも親しまれています。

厳島神社の他にも観光客に人気なのが、厳島の最高峰「弥山(みせん)」です。標高約535mあり、弘法大師空海が100日間の修法を行ったと言い伝えられています。山頂までは、厳島神社の近くからロープウェイで登り、30分ほど山道を歩くとたどり着けます。

アクセス

厳島と本土を結ぶ橋はなく、島へのアクセスはフェリーに限られます。最もメジャーなのが、宮島口と呼ばれるフェリー乗り場から厳島の宮島のフェリー乗り場まで移動する方法。所要時間は約10分です。

他にも、広島港や広島の平和記念公園と宮島を結ぶ航路や、ホテル・旅館がチャーターする航路もあります。

今回は夏休みに家族と旅行で宮島口近くのホテル「グランヴィリオホテル宮島 」に宿泊しました。宿泊者限定で10:00にホテル→宮島、15:30に宮島→ホテルの海上タクシーを無料で運行しており、そちらを利用しました。

ちなみに2023年10月より、宮島を訪れる際に1人100円の「宮島訪問税」が徴収されます。

ランニングコース

今回は宮島のフェリー乗り場を発着点とし、包ヶ浦海岸→包ヶ浦自然歩道→弥山・紅葉谷コース→弥山展望台→弥山・大聖院コース→厳島神社をめぐるコースを走りました。以下は2024年8月のランニング記録です。

フェリー乗り場

走りに出かける前に、家族と一緒に厳島神社と表参道周辺をのんびり観光してきました。妻と娘たちは先に宮島口に戻るというので、宮島フェリー乗り場で見送りました。

というわけでフェリー乗り場から走り始めます。時計が13時を回り、気温は34℃。地元の埼玉に負けない暑さの中、まずは包ヶ浦海岸を目指します。

厳島といえば海に浮かぶ厳島神社の真っ赤な大鳥居が有名ですが、このようなミニチュア版もありました。こちらは厳島の北側にある長浜神社の鳥居です。

しばらく海岸線を走り続けると、歩道に鹿を発見。こんな可愛らしい子鹿もいました。リアル・バンビです。

その先に何だか視線を感じるな…と思ったら、木陰になっている場所に鹿の群れを発見。奈良鹿のように人間慣れしているのか、近づいても逃げる気配はありません。

峠をひとつ越えると真っ白な砂浜が広がる海岸線に出ます。こちらは包ヶ浦海岸。宮島で知る人ぞ知る海水浴場でもあります。数十人くらいですが海水浴を楽しんでいました。

包ヶ浦自然歩道

さて、ここから包ヶ浦自然歩道に入り、厳島神社方面へ戻ります。

包ヶ浦自然歩道は、包ヶ浦海岸と紅葉谷公園を結ぶ全長約3kmの登山道。標高差は200mほどあり、足場は不安定なため、登山靴やトレランシューズの装備があると安心です。

最初から急な傾斜を上っていきます。5分も走らないうちにバテてしまい、ほぼ徒歩のペースになってしまいました。

あまり手入れされていないのか、けもの道に近く、一歩踏み外せば谷底に落ちてしまいそう…。緊張感を持って進んでいきます。

以下は包ヶ浦自然歩道の最高地点の付近を走っている様子です。茂みの隙間から時折、瀬戸内海の絶景がチラリと見えます。

走り始めて1時間半ほどで紅葉谷公園に到着しました。

こちらは包ヶ浦自然歩道と弥山登山道・紅葉谷コースがクロスする場所。このまま坂を下って厳島神社に戻ることもできますが、せっかくなので坂を上り、弥山の山頂を目指します。

その前に、いい感じの沢を見つけたので、ここでひと休みします。

ランニングシューズとソックスを脱いで、ひんやり冷たい川で足を冷やしました。山の中の木陰とはいえ、気温34℃の中を走っているわけですが、熱中症のリスクがないとはいえません。そのため、水分・ミネラル補給とこまめな休憩が欠かせません。

弥山登山道・紅葉谷コース

さて、これから上る弥山登山道の「紅葉谷コース」は、山頂に向かうロープウェイとほぼ並行して整備された登山道です。山頂までの距離は約2.5km。

他にも大聖院から山頂に向かう「大聖院コース」と、大元川を経由する「大元コース」があります。今回は紅葉谷コースを上り、山頂を見学してから、大聖院コースを下って厳島神社へ戻ります。

こんな感じで紅葉谷コースを上り始めます。最初は緩やかな坂で「楽勝じゃん!」と思いましたが、3分も走らないうちに傾斜がキツくなってきました。

中間地点はこんな感じ。道中では軽装備の外国人観光客と何度もすれ違いました。おそらくロープウェイで上り、歩いて下って来ているのでしょう。

頂上に近づくと罰ゲームみたいな階段が延々と続きます。流石にこれには心が折れました。

弥山展望台

こちらは山頂付近の登山道。ロープウェイから山頂を目指す時もここを通ります。

山頂では鹿が出迎えてくれました。やったー!と心の中でガッツポーズを決めた直後に「山頂はこちら」と書かれた看板を目にしました。

実はまだ先があります。山頂付近は巨石がゴロゴロしており、こんな岩のトンネルの下を進んでいきます。地震でも来たら押しつぶされてしまいそう…。

標高約535mの弥山の山頂に到達した瞬間を動画に収めました。

水分補給用のドリンクが少なくなってきたので、山頂の売店で補充しようとしたら、食べ物や飲み物は置いていないとのこと。

こちらが山頂からの絶景です。ここまで上ってきた甲斐がありました。

弥山登山道・大聖院コース

時計を見ると15時の少し前。帰りの海上タクシーの出発時間が15時半なので、残り30分で下山しないと間に合いません。まあ、その場合は宮島口行きのフェリーに乗れば良いのですが。

山頂から大聖院コースを下って厳島神社を目指します。最初は階段ばかりでしたが、麓に近づくにつれて傾斜が緩やかになります。

どうしても海上タクシーの時間が気になってしまい、安全に下りることばかりに気を取られてしまって写真を撮る余裕がありませんでした。でも途中、滝宮神社というところで鹿と遭遇したので、そこではシャッターを切りました。

ようやく大聖院に到着。海上タクシーの出発時間まで残り15分。時間に余裕があれば見学していましたが、急いで桟橋を目指します。

厳島神社

厳島神社の周辺は観光客で大混雑。午前中に観光した時よりも人が多く、まったく走れません。

厳島神社は何度見ても美しいですね。こんな海の上に神社を造ろうと考えた人は天才です。

神社の先の会場には赤い大鳥居が威風堂々と立っています。

何とか出発の3分前に桟橋に到着。滑り込みセーフかと思いきや、お迎えの船が遅れているらしく、予定よりも5分遅れて出発。まあ、そんなもんですよね。

最後に、こちらは海上タクシーから見た厳島神社の様子。隣の船は宮島口と宮島を結ぶフェリーです。

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