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【尾道でランニング】千光寺山に向かう途中、猫の細道でネコちゃんと遭遇
広島県尾道市の尾道駅と千光寺山の周辺を走って来たので紹介します。坂の多い尾道には、隠れ家的な小道がたくさんあります。今回は「猫の細道」と「猫の小道」を走ってみましたが、いずれもネコちゃんと遭遇できました。
目次と内容
尾道とは?
尾道市は広島県南東部に位置する人口約13万人の市です。瀬戸内海に浮かぶ向島、因島、生口島も尾道市の一部であり、四国と本州を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」の本州側の起点として知られています。
尾道市は他にも「坂の街」や「文学の街」「映画の街」として知られており、日本のみならず世界各地から観光客を惹き寄せています。
自分は2018年12月に一度訪れており、その時は3日間かけて愛媛県今治市から尾道市まで全長約70kmの「瀬戸内しまなみ海道」を完走。今回は夏休みの家族旅行で尾道市内に一泊しました。
アクセス
尾道市の中心地である尾道駅までは、在来線で岡山駅から約1時間20分、広島駅から約1時間30分でアクセスできます。また山陽新幹線の「こだま」停車駅の新尾道駅からはバスで15分ほど。
車だと山陽自動車道の尾道ICを降りて20分ほど。四国方面からは西瀬戸自動車道の西瀬戸尾道ICを降りて10分ほど。
今回は広島市から尾道市まで自家用車で向かいましたが、渋滞なしで1時間半でたどり着くことができました。ちなみに東京から向かってきた両親と合流したのですが、福山駅(山陽新幹線の一部のぞみが停車)から在来線に乗り換えて30分ほどだったそうです。
ランニングコース
ホテルにチェックインしてから夕食まで2時間ほど持ち余していたので、サクッと走りに出かけました。尾道駅→猫の細道→千光寺山ロープウェイ山頂駅→猫の小道をめぐる6kmコースをのんびり走りました。以下は2024年8月のランニング記録です。
尾道駅周辺
というわけで、宿泊先の「ONOMICHI U2」から走り始めます。こちらの施設は1943年に建てられた県営の倉庫をリノベーションして、2014年にホテル・レストラン・ショップを併設した施設としてオープンしました。
外から見ると、昭和レトロ感が残る倉庫そのもの。でも中はとってもお洒落な空間なんです。2018年に「瀬戸内しまなみ海道」を走って旅した時、尾道で走り終えてから「ONOMICHI U2」でひと休みしました。敷地内にコインシャワーもあって、サイクリストやランナーにフレンドリーです。
きれいに整備されたウッドデッキを直進して尾道駅を目指します。右手の尾道水道の対岸に見えるのは「瀬戸内しまなみ海道」のひとつ目の島である「向島」です。
ちなみに向島へは駅前の渡船乗り場からフェリーで行き来できます。所要時間は5分程度。運賃は大人100円でした。
こちらは尾道駅前。「しまなみ海道 終点」と書かれた看板を目にしました。2018年に訪れた時は駅舎が工事中でしたが、2019年にリニューアルしたそうですね。
尾道駅を通り過ぎて、尾道水道沿いの「海の見える公園」をひたすら直進します。途中で小津安二郎監督の『東京物語』のメモリアルプレートを目にしました。尾道があの名作のロケ地だったとは知りませんでした。
他にも、Googleマップを見ていると細田守監督の『時をかける少女』にまつわるスポットがあったり、さすが「映画の街」なんだなと思いました。
猫の細道
実は映画はそんなに興味がないので、興味のある「坂」の方に向かいます。尾道は「坂の街」と呼ばれるくらい坂が多く、尾道駅に近いところだと標高137mある「千光寺山」が観光客に人気です。
千光寺山はロープウェイで登頂することもできますが、坂好きランナーの自分としては走って上る以外の選択肢はありません。
肝心の登頂ルートですが、Googleマップで見つけた「猫の細道」が気になり、そちらを走ってみることにしました。まずは石見銀山街道から長い階段を上っていきます。
道に迷ったのかな…と不安になりかけると、良くわらかない猫のオブジェを発見。その先に観光客の姿が見えたので、たぶん大丈夫でしょう。
そしてネコちゃんにも会えました。首輪付きで人間慣れしている感じでしたので近所に住む看板猫なんでしょうか。
それにしても、なんだか異世界に迷い込んだような感覚。
山寺にありがちな石段に猫のファンタジーワールドのフュージョンさせたような世界。
突然、視界が開けると眼下に尾道の街並みと向島が見渡せました。
千光寺頂上展望台
いつの間にか「猫の細道」が終わったかと思うと、今度は「文学の道」に迷い込みました。尾道は「文学の街」としても知られているそうですね。所々に著名な文学者による作品の断片が石に刻まれていました。個人的に好きな志賀直哉の作品もありました。
文学の道を上った先には千光寺の頂上展望台があります。こちらはロープウェイの山頂駅を降りてすぐの場所。
展望台からは尾道水道や尾道大橋が一望できます。
猫の小道
下山ルートは、Googleマップで見つけた「猫の小道」を下っていきます。尾道市立美術館の近くに入り口があるのですが、本当にここでいいの?と入るのをためらうぐらい細い道でした。
しばらく走り続けると小道っぽくなり、こちらでも途中でネコちゃんに遭遇しました。が、どうやら野生の猫だったようで、すぐに逃げてしまいました。
足元を見るとコンクリートの階段に何やら可愛らしい模様を発見。よく見ると猫の足あとでした。
「猫の小道」の方は観光客や住民の方がいなかったので、走っている様子を動画で撮ってみました。
尾道の「猫の小道」の様子。観光客で賑わう「猫の細道」に比べると走りやすい。ネコちゃんにも会えました pic.twitter.com/7VwPd0lAfe
— tomo. (@tomorunblog) August 12, 2024
最後に千光寺新道に合流し、再び尾道駅に戻りました。
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