SENSE PRO 5レビュー:サロモンの羽織る5Lバックパック

2021年2月に発売されたSENSE PRO 5(センスプロ5)は、サロモンの高機能バックパックの最新モデル。容量は5Lと10Lの2種類、サイズは男女それぞれ5段階から選べる。実際にSENSE PRO 5を2泊3日の旅ランで使ってみたので、収納の使い勝手や気づいた点などを紹介する。

サロモン センスプロ 5

容量5Lの「SENSE PRO 5」と容量10Lの「SENSE PRO 10」がある。主な違いは容量のほか「SENSE PRO 10」にはジッパー式開口部を備えたメイン収納がある。

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この記事の目次

サロモンの羽織る5Lバックパック

今回紹介するサロモンの「SENSE PRO 5」の特徴は以下のとおり。

  • 安定性と動きやすさを重視した「SenseFit」構造
  • 伸縮性と通気性に優れた収納(背面2個、前面4個)
  • ジッパー式ポケット(2個)
  • ソフトフラスク500ml(2本)付き
  • 価格は税込17,600円

最大の特徴は、SensiFit(センスフィット)と呼ばれるサロモン独自のバックパック構造を採用し、安定性と動きやすさ両立していること。

生地は薄くて丈夫で伸縮性のある素材を使用。身体にぴたりと張り付くため、バックパックを背負うというより、羽織るという感覚のほうが近い。

また、収納スペースに入れた荷物もしっかりと固定され、ランニング中でもほとんど揺れずにストレスフリー。それでいて締め付けられる感じはまったくない。

デザインとスペック

それでは「SENSE PRO 5」を詳しく見ていこう。

10Lモデルとの違い

まず、SENSE PRO(センスプロ)には容量5Lの「SENSE PRO 5」と容量10Lの「SENSE PRO 10」がある。主な違いは容量のほか「SENSE PRO 10」にはジッパー式開口部を備えたメイン収納がある。

名称SENSE PRO 5SENSE PRO 10
品番LC15123LC15130
容量5L10L
重量 144g165g
活動時間の目安1日数日
価格17,600円19,800円

ここからは、今回僕が選んだ「SENSE PRO 5」をディテールを紹介する。

同梱物

SENSE PRO 5」はバックパック本体、500mlソフトフラスクが2本、着脱式の背面ストラップのセットで販売している。

2020年にリニューアルされた「ソフトフラスク スピード」が2本付いてくるのは嬉しい。フラスクの底に突起があるためポケットに収納しやすい。2本合わせて1L分のハイドレーションを持ち運ぶことができる。

前面

こちらが前面の様子。収納はソフトフラスク用フロントポケットが2個、フロントポケットが2個、ジッパー式ポケットが2個。

内側は通気性優れたメッシュとパッドを兼ねている。

フロントストラップ

バックパックを固定するためのフロントストラップ。つまみを押してサイズ調整が可能。

ソフトフラスク用フロントポケット(2個)

左右に500mlのソフトフラスクがすっぽり収まる専用ポケットを左右に配置。

ソフトフラスクを固定しておけるストラップも付いているので、容量が少なくなってもポケットの中に沈まない設計だ。

フロントポケット(2個)

ソフトフラスク用フロントポケットに覆い被さるように、フロントポケットを左右に配置。上からも横からもアクセスできて使い勝手が良い。

ジッパー式ポケット(2個)

左側にはさらにジッパー式ポケットを配置。スマートフォンがぎりぎり入るくらいのスペースはある。

右側の肩の部分にもジッパー式ポケット。ただしこちらは鍵など小物専用。

背面ポケット(2個)

背面には2つのレイヤーに分かれた収納スペースが2つ。

メイン収納はバックパックの上からアクセスできる。

メイン収納に覆い被さるようにサブ収納がもうひとつ。こちらは左右からアクセスでき、ステッキなど棒状のものでも収納可能。

なお、メイン収納とサブ収納はレイヤーが異なり、内側で仕切られているので荷物が交わることはない。

サイズ感

SENSE PRO 5」のサイズ展開は以下のとおり。

  • メンズ:XS、S、M、L、XL
  • レディース:XXS、XS、S、M、L

今回僕はメンズのXSサイズかSサイズにするか悩んだが、タイトな着心地の方が好きなので、XSサイズを選んだ。試着の時点ではちょっと小さかったかなと感じたが、背面は伸縮性があるので背負っている内にちょうど良いフィット感に落ち着いた。

とはいえ、僕は身長170cm、体重60kg、肩幅が狭い体型なのでXSサイズでも腕の動きがスムーズだったが、肩幅の広い人や胸板の厚い人は大きめのサイズを選んだ方が良いかもしれない。

いずれにしろフロントストラップでも胸囲は調整できるので、大は小を兼ねる。

SENSE PRO 5の評価

実際に「SENSE PRO 5」を使ってみて気づいた点をまとめていく。

2泊3日の旅ランで使用

今回は「奥州街道」の宇都宮〜白河区間(約80km)を2泊3日かけて走って旅してきた。以下の荷物をすべて「SENSE PRO 5」に収納している。

収納スペースは防水・耐水ではなく、汗をかくと濡れてしまうため、何らかのプロテクションが必要だ。というわけで「ジップロック Mサイズ」3個に分けてコンパクトにまとめ、3個とも背面のメイン収納に収めた。伸縮性に優れているので、荷物の形状に沿って伸びる。

背面のサブ収納には細長く畳んだレインウェアを横串で収納した。

荷物が安定する

1日約5時間を3日連続で走ったが、ランニング中は荷物がほとんど揺れなかった。特に背面の収納スペースは伸縮性に優れているものの、びよんびよん伸びたりせず、荷物を身体にぴたりと密着し、固定してくれる。

フロントストラップは着脱・調整しやすい

これがよく出来ていて、着脱が簡単なのに緩んだり外れたりしない。しかもつまみを押すだけでサイズ調整ができる。今まで使ったバックパックの中で最高の使い勝手だ。

ソフトフラスクも扱いやすい

今回はソフトフラスクを1本だけ携帯した。付属の「ソフトフラスク スピード」は底の部分に突起があるため、ポケットの中にスッと入れられる。

さらに飲み口を固定するストラップも付いているので、残量が減ってもソフトフラスクがポケットの中に沈まない。

背面のサブ収納へのアクセスは微妙

背面のサブ収納は左右からアクセスでき、装着時でも手を後ろにやって荷物が出し入れができる設計だ。とはいえ、実際にやってみると出し入れはしづらい。少なくとも出す方は大丈夫だが、入れる方は至難の業だ。

サロモン史上最高のフィット感

サロモンのバックパックはこれまで10Lモデルの「SKIN PRO 10」、2Lモデルの「AGILE 2」を愛用してきた。

容量が異なるので単純な比較はできないものの「SENSE PRO 5」のSenseFit構造は最高レベルのフィット感を実現している。特に進化を感じる部分は、絶妙な伸縮性を持たせた素材と工夫されたフロントストラップ。5L分の荷物を持っていても「背負う」というより、まだ「羽織る」という感覚の方が正しい。それぐらい快適で動きやすい。

関連情報

サロモン センスプロ 5

容量5Lの「SENSE PRO 5」と容量10Lの「SENSE PRO 10」がある。主な違いは容量のほか「SENSE PRO 10」にはジッパー式開口部を備えたメイン収納がある。