【水原華城】韓国の世界遺産の城壁をめぐる、周回5.7kmのランニングコース

水原華城(すいげんかじょう)は、韓国京畿道水原市にある城塞遺跡。首都ソウルから約1時間ほどでアクセスでき、水原(スウォン)の街に溶け込んだ1周5.7kmの城壁は世界遺産に登録されている。ソウル旅行のついでに日帰りで水原華城の城壁周りを走ってきてきたので紹介する。

アクセス

水原華城は、韓国の首都ソウル近郊の都市、水原(スウォン)市内にある。ソウル駅から水原駅までは、特急列車で約30分、地下鉄で約1時間でアクセスでき、ソウルからの日帰り旅行も可能だ。水原駅から水原華城までは2kmほど距離がある。

水原華城は1周5.7kmの城壁なので、どこからでも走り始められるが、スタート地点におすすめなのは「八達門(Paldalmun fort)」だ。水原駅から近く、交通案内でも「八達門」の名前をよく見かけるのでアクセスしやすい。

Googleマップでも「ハ達門」を検索すれば一発で表示される。

コース

水原華城は、18世紀末に李氏朝鮮第22代王の正祖大王がソウル近郊の水原に築いた城郭で、1周5.7kmの城壁は水原の街中に溶け込む形で現存している。

以下は現地で見つけた水原華城の鳥瞰図。城内の中心を「水原川」が南北に流れ、西側には標高200メートルの高台がある。城壁には数百メートル毎に石造りの門楼や水門、砲台などが設置されている。今回は城壁づたいに、1周5.7kmのコースを走ってきた。ちなみに赤線はウォーキングコースなので、今回僕が走ったコースとは異なる。

鳥瞰図の左下にある城門が「八達門」で、今回紹介するコースの起終点だ。ここから反時計回りにゆく。長丁場になるので、以下の3つのエリアに分けて紹介する。

  1. 1. 八達門〜錬武台
  2. 2. 錬武台〜華西門
  3. 3. 華西門〜八達門

1. 八達門〜錬武台

まず最初に、水原華城の南部の「八達門」から東部の「錬武台」まで走る。鳥瞰図を拡大してみると、円形の石造建築が「八達門」だ。ここから一旦街中を通り抜け、水原川を渡った先で城壁に上る。

城壁を一直線に進むと「蒼龍門」がある。

その先にある芝生のエリアが「錬武台」を目指す。

それでは走り始めよう。こちらの立派な石造りの建物が「八達門」だ。ここだけ水原華城の城壁から分断されているため、街中を少し歩く必要がある。

水原川を越え、商店街の手前を左折する。

すぐに城壁が見える。裏の階段から城壁に上れる。

城壁の上は幅1〜2mほどの歩道が整備されている。

城壁越しに見えるディズニーランド風の建築は「水原第一教堂」と呼ばれる教会だ。

赤旗を目印に、城壁沿いの歩道をひたすら走り続けます。前方に見える白い球体は、観光客向けの熱気球。上空から水原華城を一望するのも楽しそうだ。

行く手を遮るのは、水原華城の四大門のひとつ「蒼龍門」。

門の近くは観光客が多い。

さらに進んでいくと、城壁の最東端に到着。片側二車線の道路が自分の足元の下を通り、城郭の外へ抜けてゆく。

この辺りは芝生が多い。芝生のど真ん中には「世界遺産 華城」と書かれた巨石がある。水原華城は、英語で「Suwon Hwaseong Fortress」だ。

こちらが「錬武台」と呼ばれる建物。東にある将台(総司令所)なので「東将台」とも呼ばれていたそうだ。

2. 錬武台〜華西門

さて、次は水原華城の東部の「錬武台」から北西部の「華西門」までを走る。鳥瞰図に戻利、錬武台から反時計回りに進むと、水原川が城内に流れ込む場所に水門「華虹門」がある。

そこから「長安門」を経て、「華西門を目指す。

それでは錬武台から城壁に沿って走り始める。

城壁越しに水原の街並みが一望できる。、歩道の脇に定間隔で「旗」が立っており、「巡視」や「令」などの文字が書かれている。

途中、変わった動物の壁画を発見。

緩やかな坂道を下って行くと、水原川が見えてきた。

ここが水原華城の見所のひとつである「華虹門」。現地案内板によると、華城を南北に流れる水原川の上には、北水門と南水門の2つの水門がある。北水門は1795年に完成し、華城にあって虹のようなアーチ型の門を持つことから「華虹門」と名付けられた。

水門を渡ると、再び城壁に上り、水原華城の北側を走り続ける。

こちらは四大門のひとつである「長安門」。長安という名前は首都を象徴し、民の安寧を意味する。ここは脇にある小さな穴を抜けるか、一旦地上に降りるかしないと先に進めない。

こちらは外側から見た長安門の様子。

再び城壁に戻り走り続ける。今度は旗の色が黒くなった。

と思ったら、今度は白旗。長安門を過ぎてからまもなく四大城門ひとつ「華西門」にたどりついた。当時は、華城の西側にある南陽湾や西海岸方面を結ぶ通路としての役割を果たしていた。

こちらは外側から見た「華西門」の様子。防御のために石壁が門の前方に迫り出すユニークな構造をしている。その横には、バスや自動車が通行できる道路もある。

3. 華西門〜八達門

さて、最後は水原華城の北西部の「華西門」から南部の「八達門」に戻る。というのは簡単だが、実際には「八達山」と呼ばれる標高200mの高台を駆け上るため、水原華城最大の難所と言うべきエリアだ。

八達山の頂上にある「西将門」は水原の街全体が一望できる絶景ポイント。そこから階段を一気に駆け下りると「八達門」に戻る。

それでは「華西門」から八達山を駆け上がる。

途中、水原華城の建築現場の様子を再現したミニチュアを見かけた。手前で臼のようなものを囲んでいる人たちは、縄で縛られた「石杵」を皆で上下させて地面を固めているとのこと。

高台の中腹に近くにつれ、段々と傾斜がキツくなってきた。歩道があるのかないのか、よく分からないが「巡視」と書かれた白旗を目印に進んでゆく。

走る気を失わせるような階段。。先が見えない。でも日頃の練習で坂を走っているためか、立ち止まらずに走り切れた。

八達山の頂上に到着!こんな絶景が見れるとは夢にも思わなかった。水原華城の場内はもとより水原市の街並みが一望できる絶景スポットだ。

こちらの建物は「西将台」と呼ばれるかつての総司令所です。水原華城には二箇所の将台があり、もうひとつは東部にあった「東将台」だ。

西将台の横にある「西弩台」にも登ってみた。

ここから下り坂になるので楽に走れる。しばらく走り続けると、巨大な鐘を発見。こちらは「孝園の鐘」と呼ばれ、観光客向けに近年設置されたものだ。「親の恩恵を思い孝について考え、家族の健康と和合を願い、自己の発展と念願成就を祈願」しながら鐘を3回鳴らすといいらしい。

「世界遺産」と書かれたの石碑も見つけた。

こんな感じで、どんどん坂を下っていきます。

坂の途中で「西南暗門」を通過した。木に覆われて静寂な雰囲気が印象に残っている。元々は敵の目につかないように作られた秘密の出入口だったらしい。

最後は長い階段を下っていく。

階段を下った先は、スタート地点の「八達門」に戻る。

お役立ち情報

西側が最大の難所

城壁を1周する上で注意したいのが、水原華城の西側にある高台だ。標高200mを一気に上り、一気に下りる、最大の難所だ。足腰に自信のない方は、この区間を避けて街中を通ることをおすすめする。

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