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珠洲市:見附島〜恋路海岸
石川県珠洲市(すずし)の見附島〜恋路海岸の海岸線を走ってきたので紹介します。
能登半島の北東に位置する海岸は波が穏やかで海を見ながらのんびり過ごしたい人におすすめです。
もくじ
アクセス
石川県珠洲(すず)市は能登半島の最先端に位置します。
観光客に人気の輪島市や七尾市に比べると知名度は低いですが、穏やかな海をのんびり眺めて過ごしたい人にはおすすめのエリアです。
能登半島の北側にアクセスしやすいため、観光の拠点としても便利です。2021年に能登半島を車で旅した時には、珠洲市の旅館で2泊して、輪島や白米千枚田、九十九湾を観光してきました。
また、滞在中に珠洲市の海岸沿いを走ってきました。見附島から砂浜を南下して恋路海岸へ向かい、復路は内浦街道を北上し、鵜飼漁港を経由して見附島に戻るルートです。
見附島
珠洲市の東側に「見附島」という名の離島があります。軍艦のように見えることから「軍艦島」とも呼ばれています。住所は石川県珠洲市宝立町鵜飼。近くに鵜飼漁港があり、周辺には住宅地や宿泊施設もある。
見附島は標高29m、長経160m、短経50mの小さな島で、長崎県の本家本元の軍艦島が超大型の空母だとしたら、こちらの軍艦島は小型の哨戒艦です。近くで見ても威圧感はなく、ボテっとした風貌が可愛らしいですね。
名称の由来は、弘法大師空海が海を渡ってこの地を訪れた際に、この島を見つけて上陸したため「見附島」と呼ぶようになったとのこと。つまり空海が「見つけた」から見附島というわけか。
まずは見附島を起点に、4kmほど南にある「恋路海岸」まで走ります。天気はあいにくの曇り時々小雨。
見附島の周辺は公園になっており、松林の中を進んでいきます。
こちらは「朝日の広場」。能登半島の東側に位置するため、この辺りは朝日が美しいことで有名です。
ひたすら砂浜を進んでいく。途中、陸側が水が流れ込む川に行く手を阻まれるが、ジャンプでなんとか飛び越えられました。
今回はOnの防水仕様のトレイルランニングシューズ「Cloudventure Waterproof」を履いていたので、気にせず水の中をバシャバシャと突き進みます。
突然、大きな建物が姿を現しました。よく見ると「デカ曳山(ヤマ)」と書いてあります。祭りの時に使う山車のことで、それを保管するための倉庫らしいでしめ。
見附島と恋路海岸の真ん中あたりは砂浜が広々として走りやすかったです。早朝なので誰もいません。
しばらくすると打ち上げられた海藻や漂流物が目立つようになります。この辺りは掃除が行き届いていないのでしょうか。
中にはこんな物まで。一瞬「これってアート作品?」と思いましたが、どう見てもゴミでしかないですよね……。障害物を避けながら進んでいきます。
このまま砂浜伝いで恋路海岸までは行けないので、一旦内浦街道へ出ました。こちらは日本酒の蔵元「宗玄酒造」。日本酒は詳しくありませんが、後で調べてみたら地元では有名な蔵元らしいですね。
恋路海岸
あっという間に折り返し地点の「恋路海岸」に到着。ちょっとした海水浴場になっていますが、早朝なので誰もいません。
こちらは彫刻家の坂担道(1920-1998)による「恋路物語」像。
聞いたことのない名前ですが、現地案内板によると、坂担道は北海道にある「丘の上のクラーク」像の作者です。「BOYS BE AMBITIOUS」で有名なあのクラーク博士の銅像と聞けばピンと来る人は多いはず。
復路は内浦街道を北上して見附島に戻りました。
おまけ
夜の見附島
見附島は月の名所でもあり「見月島」とも呼ばれています。実際に日没に訪れてみると幻想的な光景に心を奪われました。
九十九湾
見附島から12kmほど南へ行くと九十九湾(つくもわん)という観光スポットがあります。遊覧船に乗ると美しい湾内の景色が楽しめます。
イカの駅つくモール
九十九湾の一角に最近できた観光スポットが「イカの駅つくモール」。いわゆる道の駅で、地元の名産品のスルメイカをテーマにしています。
こちらの巨大なイカのオブジェはニュースで見たことがあるかもしれない。新型コロナウイルス感染症対策の地方創生臨時交付金2500万円で造られたもので、日本のみならず海外でもちょっとした話題になりました。
イカの駅つくモールのレストランでは新鮮な船凍イカが食べられます。ランニングの途中で小腹を満たしてはイカがでしょう。
この記事はマラソンブロガーの「tomo.」が書きました。気に入ったらしてもらえると嬉しいです。X/TwitterやStravaでも発信しています。