【中朝国境】北朝鮮が見える丘を走ってきた
中国吉林省図們市でランニングしたい方のために、図們駅から日光山華厳寺・彫刻公園・豆満江の中朝国境をめぐる約10kmコースを解説。私が2024年5月に走ってきた時の様子も紹介します。北朝鮮の領土を望む山寺・魯迅やベートーベンの彫刻・中朝国境の有刺鉄線と、日本ではまず体験できない旅ランコースです。
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この記事の目次
図們とは?
図們(ともん)は中国吉林省にある北朝鮮との国境に面した人口約13万人の町です。延辺朝鮮族自治州の一部で街中の看板は簡体字とハングル文字の二カ国語表記が一般的です。戦前は満州国の一部であり、旧満州鉄道の要衝でもありました。
中国の国境地帯にあるロシア・中国・北朝鮮のお土産ショップ。旅ランのついでに覗いてみましたが、何故か三カ国以外の商品が多めでした
— ともらん! (@tomorunblog) May 7, 2024
右上 ジョージア製のワイン
左下 日本製の歯磨き粉
右下 国籍不明のグミ pic.twitter.com/DTcw6jCvny
アクセス
日本から図們に行くには延吉空港を利用します。2024年5月時点では北京・上海・大連などの大都市、または韓国のソウルを経由する必要があります。延吉空港から図們まではタクシーで約1時間です。
ランニングコース
今回走ったコースは次のとおり。
- 市街地からスタート
- 日光山を上り日光山華厳寺へ
- 彫刻公園を経由して豆満江の中朝国境へ
- スタート地点に戻りフィニッシュ
参考までにSTRAVAのコース情報を載せておきます。走行距離は10kmでした。
日光山華厳寺
市街地を抜けて日光山を目指します。近年大規模な再開発が進んでおり、昔ながらの長屋がマンションに建て替えられています。
旧満州時代に日本人が住んでいた家屋もまだ一部残っているそうです。
緩やかな上り坂を進んでいくと風車と「LOVE」の文字を発見。突然タイムスリップしたかのような感覚です。
舗装された一般道に出ると山寺を目指して坂を上り続けます。
お寺の門が見えてきました。正式名称は「日光山華厳寺」。観光リゾート化を目的として最近建てられたもので歴史の重みは感じません。
山寺から見た景色。奥に見える禿山は北朝鮮の領土です。その手前を豆満江(とまんこう)が流れ、中国と北朝鮮の国境となっています。
彫刻公園
山寺を後にして一般道を下ります。途中、図們の街並みが見えました。
日光山の山麓にある彫刻公園に寄り道します。
古代中国っぽい彫刻もあれば現代アート風の彫刻もあり、コンセプトが良くわかりません。
こちらは『阿Q正伝』や『狂人日記』などで知られる文豪の魯迅(1881-1936)です。
なぜかアインシュタイン(1879-1955)もいました。中国語表記だと「爱因斯坦」なんですね。
なんとベートーベン(1770-1827)まで!中国語表記は「贝多芬」です。
中朝国境地帯
彫刻公園の展望台からは中国と北朝鮮の国境を流れる豆満江が一望できます。「北朝鮮ウォッチング」がこの地の観光資源のひとつで、アメリカ人や韓国人が多く訪れるそうです。
彫刻公園を後にして坂を下り切ると豆満江に差し掛かります。
ここが中国と北朝鮮の国境です。中国側には有刺鉄線が張り巡らされています。
撮影スポットもありました。韓国人らしき団体客が記念撮影するために列を成していました。
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