もうひとつの西湖、世界遺産「杭州西湖」を走って1周してきた

もうひとつの西湖、世界遺産「杭州西湖」を走って1周してきた|ともらん


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GW休暇は中国の上海〜杭州を旅しています

四日目からは浙江省杭州市の「西湖」に滞在中。富士山マラソンでもお馴染みの富士五湖「西湖」と間違いやすいので、ここでは「杭州西湖」と呼ぶことにします。

中国の故事に「上有天堂、下有蘇杭」があります。「上に天国、下に蘇州・杭州あり」を意味し、蘇州と杭州の美しさを讃えています。その杭州でも最も有名な景勝地が「杭州西湖」。2011年にはユネスコ世界文化遺産に登録されました。

湖を見れば走ってみたくなるのがランナーの性。しかも世界最高峰の湖ですよ。この日がくるのをずっと待ちわびていました。

それでは、世界遺産「杭州西湖」1周のランニングコースを紹介します!

1周10kmの最短周回コース

杭州西湖の地図を見ると、非常に複雑な地形であることがわかります。

今回は、杭州市中心部に隣接する湖濱景区(北東)からスタートし、反時計回りに白堤(北)、苏堤(西)、雷峰塔(南)、南銭景区(南東)を回る最短ルートを走りました。

Garmin GPSウォッチの実測値では 1周がちょうど 10kmでした。

Stravaのアクティビティはこちら

湖濱景区(西湖北東)

今回、杭州西湖で宿泊したのは「ハイアット リージェンシー 杭州」。大人二人、子供二人の朝食付きで一泊三万円ほど。西湖まで徒歩1分、杭州市中心部のショッピング街まで徒歩5分、部屋の窓からは杭州西湖が一望でき、朝食バイキングのクオリティが高いことを考えると、リーズナブルな価格だと思います。

午前5時に起床し、ホテルのある湖濱景区から走り始めました。前日に下見に来た時は観光客で埋め尽くされており、歩くのもままならない状態でした。やはり観光地での旅ランは早朝に限ります。

昨晩の大雨で地面が滑りやすくなっています。日本から持って来た Nike Epic React Flyknitは「ふわ・かる・びよーん」なので、グリップ力がないのが弱点。滑らないように注意しながら、レイクサイドの歩道を走ります。

途中、「湖畔居」と呼ばれるエリアを通過します。レストランや茶屋、お土産ショップが軒を連ねています。

貸しボートもやっているみたいです。

湖畔では、おばあさんがストレッチ体操をしていました。まだ 6時前だというのに、体操する人、散歩する人をよく見かけます。しかしランナーは、ぼくだけ。

おっと、こんなところにスターバックスを発見。しっかり一等地を抑えていますね。

今度は銅像を発見。「惜別白公」と題された作品です。

「白公」とは唐の時代の詩人、白居易(722-846)のこと。29歳で科挙の進士科に合格し、唐の官僚でもあった白居易は、杭州の長官(知事のような役職)を務め、杭州の発展を支えたと言われています。こちらの銅像は、824年に杭州を去ることになった白居易との別れを惜しむ様子を描いています。

白堤(西湖北)

さて、ここからは杭州西湖の北側を走ります。

しばらく走ると、杭州西湖の人気スポットのひとつ「断橋」が見えてきました。

断橋から先は「白堤」と呼ばれる人工の橋(正確には堤)を走って湖の真ん中を突っ切ります。白堤は結構、道幅があります。

真ん中の道路よりも、湖畔の歩道を走る方が落ち着きます。

白堤の先は島になっていて、風情ある建物が建ち並んでいます。

なんかすごくいい雰囲気でした。

よく見ると、外国資本のカフェが入っていたりします。

こちらは浙江省博物館。もちろん、まだ開館していません。

「光華復旦」と書かれた門の横を通り過ぎました。門の隣には、ストレッチ運動に勤しむ、おじいさんがいました。

こちらは『水滸伝』に出てくる武松(ぶしょう)の墓。

苏堤(西湖西)

さて、そろそろ杭州西湖の西側にある「苏堤」に入ります。「白堤」同様に人工の橋ですが、こちらは木が生い茂っていて、緑のトンネルの中を走っているような感覚。

一直線のフラットコースなので、スピード走もできちゃいます。

所どころに、橋があって走るリズムを作りやすいです。

こちらは「花港観魚」と呼ばれるエリア。

中に入れますが、苏堤から見る姿も美しい。

雷峰塔(西湖南)

苏堤を渡り切ると、杭州西湖の南側にやってきました。

ここには杭州西湖の遊覧船が停泊しています。まだ営業時間前なので遊覧船がぎっしり。

しばらく走り続けると「雷峰塔」の案内板を目にしました。雷峰塔とは杭州西湖の南岸に建つ仏塔。杭州西湖の「十景」のひとつに数えられています。

残念ながら、今の時間はまだ開館していません。

トイレ休憩でピンチ!

雷峰塔を通り過ぎると、杭州西湖南東の南銭景区に入ります。

しかしその前に、お腹が痛くなってきました。昨晩、激辛の(でも激ウマの)「火鍋」を食べたせいか、お腹がゴロゴロしてかなりマズい状態。ホテルまで我慢できません!

というわけで、杭州西湖の公衆トイレに駆け込みました。幸い、公衆トイレには掃除担当の方たちがいて、中はとても綺麗に掃除されています。

しかし残念なことに様式ではありませんでした。日本にいても、和式は苦手なんですよね…。でも、そんなこと言ってられないので「個室」に入りました。

あ、あれっ?トイレットペーパーがない!

これはピンチだと思い、個室から出るとトイレの壁に郵便受けのような入れ物を発見。中を開けて見ると、トイレットペーパーが入っていました。

日本のトイレットペーパーとは違い、かなりごわごわしたペーパータオルのような紙でした。

無事に用を足してホッとするのもつかの間、あれ、そういえばトイレットペーパーって流して良かったのかな…?と不安になりました。

個室にあったゴミ箱。もしかして、使用済みの紙はあそこに入れるのでは?

まあ、もう遅いですね。

ちなみに、あとで別の公衆トイレにも行きましたが、そこには洋式のトイレもありました。

南銭景区(西湖南東)

さて、ランニングを再開します。

南銭景区は景色が素晴らしく、所どころに色んなアトラクションが仕組んでありました。

「湖見」なのか「見湖」なのか、どっちなんでしょう。

こんな感じで橋を渡るのも楽しいですね。

ふと、湖のほうを見ると「雷峰塔」がポツンと建っているのに気がつきました。

こちらは、お茶屋さん。家族を連れて来てみたいですが、ホテルからのアクセスが良くないのが難点。

太極拳に励むご老人たちを発見。見ているだけでもエネルギーをもらえる気がします。

「ん?水の中に何か浮かんでいる!」と思って良く見ると、金色の牛でした。

ここから石造りの橋を渡り、「西湖天地」と呼ばれるエリア(正確には島)に入ります。

こちらが西湖天地の地図。可愛らしいですね。

「湧金楼」と呼ばれる建物。なんだかリッチそうな名前ですね。

円をくぐってひたすら走り続けます。

こんな可愛らしい橋を発見!湖に反射して、綺麗な円を描いています。

傾斜のほうは、かなりキツい!

ここの石橋は橋幅が狭くて走って渡るのに苦労しました。

おっと、またまた太極拳の集団を発見。

なんだか神秘的な光景ですね。

ラスト 300m。ちょうど遊覧船が岸に近づいて来ました。

結構大きいですね!

ホテルのある南銭景区に戻って来ました。スタート時に比べて、かなり人が増えています。

こちらは、1932年の上海事変の際に日本軍と戦った第88師団の記念碑。杭州西湖にも戦争の爪痕が残っているのですね。

そしてこちらは中国ではお馴染みの地面に書く習字。タイルのマス目を上手く使って、クリエイティブだなと感心しました。

あとで娘たちに見せようと戻ったら、もうすでに乾いてしまっていました。

ワンポイントアドバイス

以上、世界遺産「杭州西湖」を1周するランニングコースを紹介しました。

杭州西湖の地形は非常に複雑です。1周するにも色んなコースがあるので、事前に地図をよく研究しておくのが無難です。今回ぼくが走ったコースは、湖濱景区、白堤、苏堤、雷峰塔、南銭景区をめぐる最短コース。1周10kmと朝のランニングにちょうど良い距離でした。

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