【杭州西湖】中国の世界遺産、1周10kmのランニングコース

「杭州西湖」は中国浙江省杭州市にある湖。古来より中国で最も美しい景色として知られ、世界遺産にも登録されている。湖畔には散策路が整備されており、様々なルートで湖を1週することができる。今回は中国旅行のついでに周回10kmコースを走ってきたので紹介する。

この記事の目次

アクセス

杭州西湖のある浙江省杭州市は、人口1000万人を超える大都市。上海駅〜杭州駅は新幹線だと1時間半で移動でき、上海から日帰り旅行も不可能ではない。杭州西湖は杭州市西湖区にあり、杭州駅から西へ2kmほど歩くと湖畔が見えてくる。

今回は杭州西湖の東側にある「ハイアット リージェンシー 杭州」に宿泊した。大人二人、子供二人の朝食付きで一泊三万円ほど。西湖まで徒歩1分、杭州市中心部のショッピング街まで徒歩5分、部屋の窓からは杭州西湖が一望でき、朝食バイキングのクオリティが高いことを考えると、リーズナブルな価格だと思う。

コース

今回はホテルのある湖濱景区から時計まわりに走り始め、以下のルートで杭州西湖を1周してきた。距離にすると約10km。

湖濱景区(西湖北東)

前日の下見では湖畔は観光客で埋め尽くされていた。人混みを避けるために、朝5時に起きて走りに出かけた。

前日の大雨で地面が滑りやすくなっている。滑らないように注意しながら湖畔の遊歩道を進んでいく。

途中、「湖畔居」と呼ばれるエリアを通過。レストランや茶屋、お土産ショップが軒を連ねている。

湖畔では、おばあさんがストレッチ体操をしていた。まだ6時前だというのに、体操する人、散歩する人をよく見かけるが、ランナーはいなかった。

湖畔の一等地にスターバックスを発見。

今度は銅像を発見。「惜別白公」と題された作品だ。「白公」とは唐の時代の詩人、白居易(722-846)のこと。29歳で科挙の進士科に合格し、唐の官僚でもあった白居易は、杭州の長官(知事のような役職)を務め、杭州の発展を支えた。こちらの銅像は、824年に杭州を去ることになった白居易との別れを惜しむ様子を描いている。

白堤(西湖北)

ここからは杭州西湖の北側へ。しばらく走ると、杭州西湖の人気スポットのひとつ「断橋」が見えてきた。

断橋から先は「白堤」と呼ばれる人工の橋(正確には堤)を走って湖の真ん中を突っ切る。

真ん中の道路よりも、湖畔の歩道を走る方がなんだか落ち着く。

白堤の先は島になっていて、風情ある建物が建ち並んでいる。


こちらは浙江省博物館。もちろん、まだ開館していない。

「光華復旦」と書かれた門の横を通り過ぎると、門の隣にストレッチ運動に勤しむ、おじいさんを発見。

こちらは『水滸伝』に出てくる武松(ぶしょう)の墓。

苏堤(西湖西)

そろそろ杭州西湖の西側にある「苏堤」に入る。「白堤」と同じく人工の橋だが、こちらは木が生い茂っていて、緑のトンネルの中を走っているような感じだ。

所どころに、小さな橋がかかっている。

こちらは「花港観魚」と呼ばれるエリア。

中に入ることもできるが、苏堤から見る姿も美しい。

雷峰塔(西湖南)

苏堤を渡り切ると、杭州西湖の南側に到達。

杭州西湖の遊覧船がぎっしり停泊している。

しばらく走り続けると「雷峰塔」の案内板を目にした。雷峰塔とは杭州西湖の南岸に建つ仏塔。杭州西湖の「十景」のひとつに数えられている。

まだ開館時間前なので、あとで家族を連れて来ることにした。

トイレ休憩でピンチ!

雷峰塔を通り過ぎると、杭州西湖南東の南銭景区に入る。しかしここで異常事態が発生。急にお腹がギュルギュルっと痛くなり、トイレに直行しないとまずい状態になった。ホテルにたどり着くまでには絶対に間に合わない。というわけで、近くの公衆トイレに駆け込んだ。

ちなみに個室の中にはトイレットペーパーがない。探してみると、トイレの壁の郵便受けのような入れ物に入っていた。トイレットペーパーというより、かなりごわごわしたペーパータオルのような紙だった。

南銭景区(西湖南東)

公衆トイレを後にしてランニングを再開。南銭景区はコースが入り組んでおり、まるで秘密の花園に紛れ込んだような。

「湖見」なのか「見湖」なのか、どっちなんだろうか。

この辺りは橋が多い。

湖のほうを見ると、先ほど通ってきた「雷峰塔」がポツンと建っている。

こちらは、お茶屋さん。

太極拳に励むご老人たちを発見。見ているだけでもエネルギーをもらえる気がする。

「ん?水の中に何か浮かんでいる!」と思って良く見ると、なぜか金色の牛だった。

ここから石造りの橋を渡り、「西湖天地」と呼ばれるエリア(正確には島)に入る。

西湖天地の可愛らしい地図を発見。

「湧金楼」と呼ばれる建物。なんだか金持ちになれそうな名前だ。

円をくぐってひたすら走り続ける。

湖に反射して、綺麗な円を描く橋を発見。

ここの石橋は橋幅が狭く、走って渡る際には注意が必要。

太極拳の集団を発見。中国らしい風景だ。

朝焼けに照らされた西湖は、とても神秘的な光景だ。

ラスト 300m。ちょうど遊覧船が岸に近づいて来た。近くで見ると結構大きいな。

ホテルのある南銭景区に戻ってきた。走り始めたときに比べると、かなり人が増えた。こちらは1932年の上海事変の際に日本軍と戦った第88師団の記念碑。

最後に、中国ではお馴染みの地面に書く習字。タイルのマス目を上手く使っており、クリエイティブだなと感心した。あとで家族を連れてきたら、もうすでに乾いてしまっていた。

お役立ち情報

杭州西湖はとにかく混雑するので、ランニングをするなら早朝がおすすめだ。

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